~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~ -81ページ目

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


上司は部下に仕事を任せたい。
でもなぜ任せられないか?


◯「自分でやったほうが早い」から

何年も何ヶ月もその業務をやっているあなたからすれば、
1時間で終わってしまうかもしれない。

ただそれはあくまでも
何年もやっている人だからできる速さ。

全くの初心者がその業務を完了させるのに
4時間近くかかってしまう可能性がある。

しかも教える時間をとったり、
教えた後にフォローすることも考えると
さらに数時間を見積もることが必要です。


つまり「たくさんの時間を取られる」ことが
任せる前の段階から想像できる

だから一歩を踏み出せないようです。


この状態を放置しても何も進展がありません。

「いつか任せられたら…」
「いずれ任せられたら…」

「いつか」も「いずれ」も来ない。



「いつから、誰に、どうやって、なぜ任せるか」を決める。
そして部下に伝える。


それをやらないと抜け出せません。
 

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


業務や役割を後輩や部下へ任せたいけど任せられない。
そんな人がリーダーがいますね。

その現象は任せる側と任される側、
両者に原因があります。

ですがパワーバランスを考えると
任せる側がより工夫することが求められます。


なぜ任せられないか?


1.完璧主義思考と失敗への許容力

「完璧主義思考」が任せることを遠ざけます。

こだわりを持って自身の業務をやられている方は、
細かい所まで創意工夫されています。

しかし教える時、任せる時に
この「細かい所」まで教えきることは難しい。

センスに近い領域のこともあるでしょう。

細かい所に気づけない彼・彼女の行為は、
ヌケ漏れに映ります。

もしくは「細かい所」まで真似ができないことを
「意識が低い」と判断し、
姿勢や能力を疑問視して信頼をおきません。


最初なんてみんな60点でOKかと思います。
それ以上できたら優秀と思えばいい。


もちろんずっと60点だと成長がないし、
クオリティが低いですから、
次回は65点、その次は70点と
段階的に求めていけばいいですよね?


「最初は完璧ではなく60点で良しとする」

そのパラダイムが必要です。

残りの40点分を失敗と捉えるかもしれません。

望んで失敗する人はまずいません。
失敗を一度もしない人もいません。


完璧主義思考の人は、

「失敗を想定して温かく見守る」

そんな我慢強さ、気長な気持ちが必要ですね。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


社員はなぜ辞めるのか?

離職に繋がる要因として、

「人間関係が悪い」「拘束時間が長い」
「給与・賞与が低い」「評価に不満がある」
「上司とウマが合わない」

などが一般的に挙げられています。

たしかにそのとおりだなと思います。


ただしモチベーションが高くない状態で
働き続けている原因であり、慢性化すると退職に繋がるのは、

「必要とされていないと感じる」

からではないかと思います。


自宅に帰れば家族に、
外部団体に所属していればその組織内で、

「必要されている」

と感じているから身を置き続けるのではないでしょうか。


ここで問題があります。

「属人化」という状態は会社にとってはリスクです。
ですから人についた仕事がないように
マネジメントするのが通常です。

一方で個人の観点でいくと
上記の「必要とされている」という感覚は、
「属人化」によって満たされたりします。


属人化すれば、

「あなたがいないと困る」
「あなたがいないと仕事が回らない」
「あなたの能力は特殊である」

と思われ、知らず知らずのうちに
自分のポジションを確固たるものにしてしまいます。

下手をすると彼・彼女に強く言えない状態を作り出す。


会社のリスク対策と個人の満足感が
相矛盾することになります


これに答えはないのですが、個人的な意見では、

「ハイレベルな属人化」と「ローレベルの属人化」

があると思います。


本人は自分にしか出来ない!と思っていますが、
実際に他の人に任せてみると1ヶ月程度で
引き継ぎ完了できることがあります。

これは社内価値は高いのですが、
市場価値では低いという現実です。

これは本人がハイレベルと思っていますが、
客観的にはローレベルです。


一方でハイレベルの属人化は、
個人の適正とセンスが投影されて、
スペシャリストであること。

この方は自ら日々進化していくので、
通常の努力ではどうにも追いつくことはできない。

市場価値が高く、引き抜かれる方です。


会社としては、
ローレベルな属人化は、標準化・平準化でリスクを減らす。
ハイレベルな属人化は、器を用意して活かす。


会社も個人も両者が
「必要とされている」という関係は、
上記の状態に作り出せるのではないかと思います。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


どこの職場でも実力主義の側面はあります。
能力やスキルが高い人が昇格していく傾向がありますね。


人を動かす立場、権限を持つ立場になると
「人間性」や「人格」を磨くことが必要になってきます。


以前こんなことがありました。

私自身が他人から管理されることが嫌いです。
ですから自分の会社の部下には「管理」されている感覚を
持たせたくない、

部下にはイキイキ仕事をしてほしいと願っていました。

ですからそれなりの自由と権限を与えて
Aさんに組織運営を任せていました。

しかしたまにAさんの部署のメンバーと話すと
イキイキしていない。

Aさんは伸び伸びシているように見えるですが、
部下は窮屈にしているように見えました。

そこで彼らと面談をしていくと、
Aさんへの不満が爆発しました。


「Aさんのパワハラがすごい。
 俺の言うことが聞けないなら
 辞めてもらってOKと言われた」

「あなたの評価は私が決める。
 何も考えず私が望む動きをしてください」

「私の許可なしに勝手に動いてはいけない。
 すべて私に許可をもらってから動くこと」

「Aさんはスタッフがいない所で
 彼らの愚痴をいう。それを聞かされても…」

「感情にムラがある。気分で言うことが変わるし、
 機嫌が悪いときには罵声が飛ぶことがある」

「好き嫌いの態度が露骨すぎ。
 嫌われている人は見ていて可愛そう」


あげればキリがありません。

Aさんのもとでは働けないので、
転職活動を始めているメンバーもいました。


Aさんは伸び伸びしていますが
Aさんのメンバーは監禁されてるような状態。


この現象を作り出した原因は
私が与えた「権限」ではないかと思うのです。


下の人が上の人へ逆らえない。
それは「権限」が理由の一つ。


「権限」はメンバーを屈服させる力があります。

でも使い方を間違えると、上記のように
メンバーが離れていくでしょう。

「権限」は「武器」です。

人を活かすことや守ることができます。
一方で潰すこともできてしまう。

大きな権限=強力な武器を与えるからこそ
持ち主の人間性・人格が問われてきます。



人間性や人格が備わっていないリーダーが
権限を持つことほど怖いことはありません。


力を持つリーダーになるほど
人格教育が必要なのではないかと
改めて気付かされました。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


嘘つきは泥棒の始まりではなく、
嘘つきは社長の始まりです。


ひふみ投信の藤野氏は、
書籍内でこのように言っています。

黒い嘘と白い嘘がある。
 
 そもそも可能性がないのにできます!と
 答えるのは黒い嘘。

 すでに起きた事実の虚飾も黒い嘘。

 一方白い嘘とは、確実でなくても断言できるできること。
 
 “この事業が世界を変える”“社員を絶対に幸せにする”など。
 
 覚悟を決めて断言できること。

 プロポーズを思い出してください。

 3人に1組が離婚する今日。その現実的な数字から正直に

 “あなたを幸せにできる可能性は高いです”

  と言ったら女性側はどう思うか?

  “幸せにする”と言ってほしいはず」


元カルビーの松本社長は
「経営者はホラを吹け!」と言っていますね。

上記の「白い嘘」も「ホラを吹く」ことも、
共通していることは、目指すレベルが高いこと。

だから今の段階では実現可能性は低い。

でもそうしたい!と強く思っていること、
長い年月をかけても、そこまでたどり着くという気持ちに
嘘はないわけです。


社長がホラを吹く。

その時に2つのタイプの社員がいます。

1.この社長は頭がおかしくなった。
  この人にはついていけない。

2.おかしなことを言う社長だな。
  いや!面白いことを言う社長だ。
  騙されたと思って一緒にやりたい。


2のように思っている人が数年後、
意外と経営幹部になっていたりするんですよね。