こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
先日、新人研修の中で
「家族」「仕事」「友人」「趣味」「お金」「健康」「夢」
どれが一番大事?という意地悪な質問をしてみました。
皆さん、価値観は人それぞれですから、
一番にあげるものは異なります。
育ってきた環境も違いますし、
今置かれている環境も違いますからね。
特に正解はありません。
彼・彼女らの議論を見ながら
「大事に思う」と「大事にしている」は
イコールではないということに気づかされました。
ある人は
「やっぱり健康が大事ですよ!」と言います。
でもその人に
「健康は大事だよね。
では健康を維持するために何をしている?」
と聞くと、答えに詰まりました。
ある人は
「家族(=親)のおかげで今の自分がいます。
家族(=親)が一番大事です」と言います。
同じようにその人に
「家族は大事だよね。
では最近、家族(親)を大事したことを教えて!」
と聞くと、同じように回答に窮する。
ひょっとすると彼・彼女だけでなく、
私達のほとんどの人は同じではないでしょうか。
「大事に思う」と「大事にしている」に
一貫性がない。
企業経営でいえば、
「経営理念」「人材育成」「コミュニケーション」
これらも同じかもしれません。
100人に聞くと100人が「大事だ」と思っている。
でも100人のうち何人が大事にしているでしょうか。
大事だと思えるものを、本当に大事にしている。
一貫性ある人間になりたいですね。
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
前回は
「餅は餅屋がついたものが一番うまい」
だから社内・社外の専門家に任せることが
スピード経営において大事だという話でした。
◯素人にも任せた方がいい
一方で素人にも任せたほうがいい時もあります。
1つ目は人材育成のため。
初めてやること、やりなれていないことは
当人にとってはストレスがかかります。
上手くいかない中でどうしたら上手くいくのか。
試行錯誤しながら業務や役割を進める過程は、
人を育てる期間です。
アウトプットの質でいえば、
専門家レベルのものは期待できない。
その過程で
「チームビルディング」
「レジリエンス」
「未知なる知識・技術の習得」
「柔軟性ある考え方」
などが身につくでしょう。
素人にも任せることで時間を要しますが
知識・能力・姿勢・メンタルを
向上させることができます。
2つ目は既存の常識に囚われないため。
素人には「常識」「先入観」「既定路線」に
いい意味で縛られていません。
発想そのものが新鮮なんです。
以前、赤城乳業のガリガリ君(コーンポタージュ味)の
誕生秘話が記事に出ていました。
社長直轄のチームを作り、若手中心のチームを作る。
長年製品開発に関わった人からは、
「コーンポタージュのアイス?」と
理解できなかったのではないでしょうか。
失敗を恐れずチャレンジを歓迎する風土も土台にあって、
コーンポタージュ味の成功がありました。
今までの枠を超えたことをやりたい!
そういう時には、素人に任せてみるとよいでしょう。
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
◯素人でも自分でやりたい人
「何事も自分でやってみないと分からない」
そのとおりです。その姿勢は大事です。
でも所詮、
素人が努力しても素人レベルからは出られません。
しかも素人なので玄人の2倍も3倍も時間がかかる。
他の業務との兼ね合いを見て、
あなたの時間をそこに投資する価値があるならば
習得していくべきでしょう。
「餅は餅屋がついたものが一番うまい」
何事も専門家がいるので専門家に任せる方が一番よい。
自分の不得意なことは専門家に任せて、
自分の得意なことに時間を使うことが最適です。
一人ひとりの時間もエネルギーも有限です。
限られた時間を何に使うか。
限られたエネルギーを何に使うか。
要所要所に使えなければ、
成果は半減するでしょう。
「餅は餅屋に任せる」という発想でいけば、
社内の専門家に任せることは任せてしまう。
社外の専門家に任せることは任せてしまう。
経営はスピードが命です。
任せるとは、
「仕事と人のマッチング」とも言えるでしょう。
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
本日は残念なお話です。
日本理化学工業の大山泰弘会長が亡くなられました。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42558840W9A310C1CC0000/
粉の出ない「ダストレスチョーク」で
チョークのトップシェアを誇り、
障がい者雇用率も70%として注目されていました。
大山会長には講演ゲストとして過去ご登壇いただきました。
約10年前に川崎の工場に見学もさせていただきました。
工場の運用を工夫しさえすれば、
障害者雇用率が高くても、
これだけ良品質のものが作れるのかと驚きました。
そして
「人に愛されること、
人に誉められること、
人の役にたつこと、
人から必要とされること、
人間の究極の幸せはこの4つです。
働くことによって愛以外の三つの幸せは得られるのです。
その愛も一生懸命働くことによって得られるものだと思う」
という大山会長の言葉に感銘を受けました。
社員がイキイキと働いている会社とは、
言い換えればこの4つの幸せが満たされている状態では
ないかと思います。
クライアント先でもそのような会社を作りたいし、
自社でもそのような会社に近づきたいと思っています。
この意志を持ち続けることを
亡き大山会長と約束したいと思います。
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
上司は部下に仕事を任せたい。
でもなぜ任せられないのか。
◯部下に負担がかかるから
部下を大切にしたいと思う上司ほど、
部下の物量や特性を把握しています。
「これ以上仕事を任せると彼・彼女はパンクする」
「この仕事を任せると他の仕事が止まる」
「この仕事を任せると
彼・彼女のモチベーションが下がる」
「この仕事は彼・彼女が苦手な仕事。
きっと嫌な顔するだろうな」
こういったことを考えます。
上司の「配慮」なのか「遠慮」なのか。
もし「遠慮」ならば、
自分が全て背負えばいいということになる。
結果、自分の仕事は何一つ減らない。
より弱い立場の人間を救うという
世の中の風潮があります。
乱暴な任せ方をすると「パワハラ」と
いう部下もいるくらいです。
ですから部下の顔色を伺う上司は
増えざるを得ません。
「嫌な顔をされるくらいなら自分でやっておこう」
となってしまうのです。
上司が仕事に追われている姿を見れば、
さらに「役職者になりたくない」人が増えるでしょう。
部下への配慮した任せ方とは?
それは部下の仕事の「交通整理」をすることです。
今やっている仕事で、
「止めるもの」「簡素化するもの」
「他者へ移行するもの」に分類していく。
その上で上司の仕事を任せていく。
それをしないと部下視点では、
ただ仕事が増えていく未来しかありません。
今でもギリギリでやっているとすれば、
「この状態でさらに仕事が増えて、
残業までするなって言われても
はたしてどうしたらいいか…」
と思うでしょう。
任せることと交通整理はセット。
それが配慮した任せ方です。