~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~ -50ページ目

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


テレビでは、ワイドショーや報道番組を見ると
コメンテーターが呼ばれています。


コメントは、元経営者、芸人、元政治家、等。
バックグラウンドは様々です。

それなりに顔が売れていればよい?
という人選でもあったりします。


テレビでの発言なので、
それなりに影響力を考えた発言が求められます。


コメンテーターは司会者から
何かしらコメントを求められるわけですが、
なぜ専門家でもないこの人にコメントを求めるのか…、
と思うことはないですか?


それ自体問題なのですが、
知識があまりに不足している中で、
ご本人は論理的にコメントをしているつもりに
なっている方も見かけます。


その分野の知識人からすれば、
笑われてしまうレベル。

あまりに自信満々にお話しされているので
突っ込みもできないのでしょう。


この現象を見ると、
影響力がある立場になったならば、
「知識がないことは罪」と思います



「知識がなくても
 自分の意見を発信してほしい」

新入社員のときはそのように教わりました。


知識があるなしよりも、
自分の意見を発信することに価値があるからです。


しかし立場が変わっても相変わらず
「知識がなくても自分の意見を発信する」
ということは、ブレーキにもなるし罪にもなります。


必要な知識がベースになければ、
ディスカッションも成り立たないですね。


知識は武器であり、
知識が知恵を生む。

知識がないから他人を傷つけ、
知らないから的外れの意見を発信する。


改めての知識の重要性を考えさせられます。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

SDGsという言葉を頻繁に聞くようになりました。


学校でも履修する内容なので、
社会人より学生の方が「サステナブル」への意識が
高いかもしれません。


会社選びにおいても「サステナブル」な取り組みをしているか。
そこにも目を向けるようになってきています。


ここにきて関心を持ち始めたのは、
気候変動を肌感覚で捉えられるように
なってきたからではないでしょうか。


日本においても「50年に一度の~」「観測史上最も~」と
形容される災害が頻発し、状況の悪化を感じられる。
不名誉な記録更新をしています。


SDGsの書籍を読んだり、セミナーに複数参加しているのですが、
違和感を持つことが多いです。

本当にこの問題を解決しようとしたら、
現在の資本主義というシステムを破壊しなければならない。

しかし世界は資本主義で回っているので、
これを壊すことはできず、資本主義を維持しながら
SDGsに取り組みましょう!ということになる。


マイボトルやマイバックを持ち歩ければ、
「ちょっと意識が高い」と思われる。

大手コーヒーチェーンではストローを置かなくなった。


このような

「一人一人の資源の消費を減らそう、
 または環境に配慮した行動が大切なのです」

と最後は結ばれることが多いのですが、
本当なのか?と思ってしまいます。



賛否両論あるようですが、
斎藤幸平氏の『人新世の資本論』には
下記のような過激なメッセージがあります。


「SDGsは大衆のアヘンである」


「自分は何か小さなアクションをやっていると思うことで
 今本当に必要とされているもっと大胆なアクションを
 起こさなくなってしまう」



SDGsにおいて意識の高い方は、

“私は小さなアクションを取っている。
 それが個人レベルでできることです”


と言われている気がします。


もちろん何もアクションを起こしていない人よりも
称賛されるべきなのかもしれません。


一方でアクションをしていることで
“安心”と“小さな満足”を得てしまって、
本質的な問題を見なくなってしまう。
または解決の先送りしてしまうことがありそうです。


これはSDGsだけでなく会社経営も一緒だと感じました。
現場レベルで一人一人ができることをやっている。
それで良し!としてしまい、大胆な変革を起こさない。

小さなアクションをしていることで、
本当に直視しなければならない問題から目を背けてしまう。


解決の先送りをする。
アクションしているから「まぁいいじゃないか!」と。


サステナブルな姿勢、経営への姿勢。
どちらにおいても自分によく言い聞かせたいと思います。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


様々な会社の経営者ばかりが集まる会合にて
不思議な光景がありました。


よく見られる傾向として、
企業規模が大きな社長が、会社規模が小さい社長に対して
マウントを取ってしまうということ。

本人はそのつもりはないかもしれませんが…。

周りが規模が大きい社長を
立ててしまうからでしょうか。


中小企業の社長は、
「うちは○○さん所に比べれば小さな会社ですが…」
と自社を謙遜して挨拶をしている。


「○○さんくらいの大企業になるのが目標です。
 どうしたら御社のようになれるのでしょうか?」

とおだてるように質問をする。


また株式公開を考えている企業の社長は、
「ただいま上場に向けて準備中です」
と聞いてもいないのに、自慢を始める。


経営者は負けず嫌いなのでしょうか?
初対面でありながら、
マウントの取り合い合戦が行われていました。


会社の規模が大きい=優
会社の規模が小さい=劣

上場している=優
上場していない=劣



このような公式を持っている方が
一定数いるように感じます。


規模の大小、上場の有無は
“いい会社”とは関係ありません。

“いい会社”こそが価値があり、
“いい会社”であることを自慢してほしいものです。


確かに大企業は経営資源がたくさんある。
上手く使いこなせれば、
ダイナミックなビジネスができる。

一方で「決済」に時間がかかることが多い。
何人にも承認を取らないといけない。

承認を取るプロセスが面倒で挫折をしたり、
分業が進みすぎて歯車感を感じることもある。


一方で小さな会社は経営資源が少ない。
分業が進んでいないので何でもやらないといけない。

しかし経営者と近く、何を考えているかが分かる。
決済も直接できるし回答が早い。

やりたいことがたくさんある人には、
小さな会社の方が働きやすいかもしれません。


企業規模が大きい=優
上場企業=優

こういった考え方を
アップデートしてほしいものです。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


「内集団バイアス」と呼ばれるものがあります。


自分の所属する集団(内集団)やその集団のメンバーを
高く評価したり、好意的に感じたりすることです。



例えば自部署のメンバーには優しい上長が、
他部署のメンバーに対しては厳しい態度を取ることが
見られます。

おそらく意図的ではなく無意識でしょう。


自分の部署のメンバーはどうしても
かわいく見えるものです。


人事考課では下記のような光景が見られます。


うちの部署にいるA主任の方が、
他部署にいるB主任より“一生懸命、頑張っている”と
上司は評価します。


なんで他部署のC係長が高評価で、
うちのD係長が低評価なんだ。
“納得できない”と思う上司もいます。


他の部署の情報を十分に収集・傾聴していないにも関わらず、
“うちのメンバーが一番”とバイアスを
かけて見てしまっていることがあります。



全社視点で個別評価をしていくならば、
「内集団バイアス」で人を見ていないか、
注意する必要がありますね。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

「現状維持バイアス」と呼ばれるものがあります。

何かを変化させることで現状より良くなる可能性があるとしても、
損失の可能性も考慮して、現状を維持しようとする傾向のこと。


行動経済学の分野に「損失回避性」という言葉を
聞いたことがある方もいるでしょう。

損をすることを避けたいという心の動き。
利得と損失を比較すると、損失の方がより重大だと感じる。

また損失する分のおよそ1.5倍~2.5倍の利得があって初めて、
私たちは損と得が釣り合うと感じるようです。


社内で新しい制度・システムを導入しても、
旧来のものからなかなか脱却できないことがありますね。


人はメリットよりもデメリットに敏感。

これを考慮するだけでも伝え方が変わるでしょう。


デメリットよりも、はるかにメリットが
どれだけもたらされるかを伝えること。



デメリットは0にはできないにしても、
少なからずとも対処法を考えること。


新人事制度が導入された際、
「あなたの頑張り次第で、
 今より1万円上がるかもしれないし、
 今より1万円下がるかもしれない」

と説明すると、動揺される方が一定いるのは
こういった理由からでしょう。

賃金が1万円増えることと、
1万円減ることは、同じ感じ方ではない。


なかなか挑戦できない人もいる。

そういう方は他社から見れば同等であっても、
メリットよりもデメリットの方を
過大に捉えていないか。

自己認識されるといいと思います。