『誰しも主観で話をする』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

リーダーが正しい判断をするために必要なものは何でしょうか。

経験でしょうか。
知識でしょうか。

もちろん、それらも大切です。

しかし、その前提として欠かせないのが
「情報収集力」だと思います。

自分一人が見聞きできる世界には限界があります。

少ない情報で判断しているかもしれない。
偏った見方をしているかもしれない。
思い込みに囚われているかもしれない。

だからこそ、リーダーは現場からできるだけ多くの情報を
集める必要があります。

ただし、ここで一つ注意しなければならないことがあります。

それは、

「事実」と「主観」を分けて受け取ることです。

例えば、

「最近はお客様がたくさん来店されています。
現場スタッフもかなり忙しそうです」

という報告があったとしましょう。

この中で、

「お客様がたくさん来店されている」

という表現は事実でしょうか。

実は、これは主観です。

事実であれば、

「来店客数が先月比15%増加している」

という形で表現されるはずです。

実際に数字を確認してみると、
思ったほど増えていないこともあるでしょう。

別の例です。

「AさんとBさんはコミュニケーションが取れていません。
性格が合わないのだと思います」

という報告があったとします。

この中の

「性格が合わない」

は完全に主観です。

では、事実は何でしょうか。

例えば、

「先週共有された決定事項をAさんは知っていたが、
Bさんは知らなかった」

ということであれば、それは事実です。

リーダーは、その事実を積み重ねながら
状況を判断しなければなりません。

しかし実際には、多くの人が事実と主観を分けて
報告しているわけではありません。


悪意があるわけではなく、
人は出来事を自分なりに解釈して話すからです。


つまり、私たちが受け取る情報の多くには、
話し手のフィルターがかかっています。

もし、その主観をそのまま事実として
受け取ってしまったらどうでしょうか。

誤った認識のまま判断を下し、
間違った意思決定につながる可能性があります。


だからこそ、リーダーは常に

「これは事実なのか、それとも解釈なのか」

を意識して聞く必要があります。

私は、

「人は基本的に主観で話す」

という前提に立つことが大切だと思っています。

その前提があれば、

「なぜそう思ったのですか?」

「具体的には何がありましたか?」

と一歩踏み込んで確認できます。

その結果、より純度の高い情報が集まるようになります。

判断力を高めるとは、
情報収集力を高めることでもあります。

そして情報収集力とは、
情報をたくさん集めることではなく、
事実を見抜く力でもあるのです。

まずは、日々の報告の受け止め方から
見直してみてはいかがでしょうか。