『途上国から世界に通用するブランドを作る PART1』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


十方よし.TV5月号のゲストは、
マザーハウスの山崎副社長。


個人的にも大好きなブランドです。


創業当時から、

「途上国から世界に通用するブランドを作る」

というミッションを掲げています。


2006年バングラデシュではバック製造。

2009年ネパールではシルクを使いストール

2015年インドネシアでは伝統技術工芸の技術を使いジュエリー

2016年スリランカでは採石場から石を取りジュエリー

2019年ミャンマーではジュエリー(ルビー)

2018年インドではカディを使った衣類(洋服)


現地のきらりと輝く素材を見つけて、
デザインと品質を掛け合わせ、
ブランドに育てていく。


結果、ブランドを育むことで、
現地スタッフの生活も潤っていく。


大手商社が見つけられない素材を
どのように見出せるのか、不思議でした。


お話を聞くと、
商社が絶対に行かないような僻地まで
探しに行くとのこと。


「素材の源流を見に行くことで
 商品のアイデアが浮かぶ」


と言います。


出荷された原料をみて良し悪しの判断ではなく、
もともとの原料はどうなっているのか、
どのような人がどのようなプロセスで、
どのような環境で作っていくのか。


だから現地の人にも
よく知られていないような場所にも
探しに行くといいます。

当然日本人は来ないし、
商社が来たことがないような場所。


この素材を最大限活かして、
マーケットに受け入れられる商品を創れないか?
と悩んでいる方もいるかと思います。


「素材の源流に行き、源流に触れる。
 さらに源流の源流にまで触れる」



これは大きなヒントになりません。

特に調達先が遠方であればあるほど、
源流に触れることはなくなりますから。