吉野家ホールディングス 安部会長の講演会メモ | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。


吉野家ホールディングスの安部会長の講演会に
参加させていただきました。タイトルは、
「吉野家V字回復の奇跡~逆境の経営学とリーダーシップ~」
です。
 
ポイントをメモします。
 
・強みと弱みは光と影。弱みを改善することで
 強みを消していないかを確認しないといけない。
 
・企業がダメになるのは傲慢さが理由。
 悪いことが起きたら良いことの始まり。
 良いことが起きたら悪いことの始まり。
 
・成長性重視と安全性重視では、経営技術が異なる。
 
・決定するには複数の選択肢の中から1つ選ぶこと。
 
・経営者に適任かどうかは、経営者をやらせてみないと分からない。
 小さな規模のGMや異業種の社長をやらせてみる。
 
・リスクテイクを能動的にできるかどうか。
 リスクヘッジはマネジャーでもできる。
 
・成功の条件は参考にはなる。
 失敗の条件は普遍的。
 失敗の原因は、保身や個人利益の優先がほとんどだ。
 
・多くの場合、長期レンジで考えた判断の方が間違いがない。
 感情的に辛いが正しいことの方が多い。
 
・挑戦こそが人を育てる
 
・変化の時に必ずチャンスが来る。
 
・経営とは、松下幸之助氏がいうように
 よく人間を知ること。
 
・危機感を持てと言っているだけでは、恐怖感を与えるだけだ。
 恐怖感は足を止めるだけ。危機感を持つとはどういう行動かを
 示さないといけない。
 
・マネではなくリーディングカンパニーになろう。
 
・オフェンシィブなことをするためにディフェンスをする。