『ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み』著:近藤宜之 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

「ダイバーシティ経営企業100選」「おもてなし企業選50社」
第3回「ホワイト企業大賞」等を受賞した株式会社日本レーザー。
代表の近藤氏の書籍
『ありえないレベルで人を大切にしたら23年連続黒字になった仕組み』
から引用します。

・笑顔は性格ではなく「能力」です。
 笑顔、返事、挨拶、姿勢などを評価して、
 最高で月額2万円を支給している。
 
・会社は「人を雇用して働くことで得られる喜びを雇用者に提供する」
 ために存在するべき。
 経営者は働く喜び(人生の喜び)を知る雇用者を一人でも多く増やす
 責任がある。
 
・売上を数字で示しているのは、潰れない会社をつくる、
 何があっても生涯雇用を守る、という社員に対する
 「私の覚悟の表れ」にすぎない。
 「いつまでに」を明記する必要はない。
 期日を区切ってしまうと、売上を達成する、利益を上げることが
 目的になってしまう。
 
・社員が会社を辞めない3つの条件
 1.言いたいことが何でも言える明るい風土がある
 2.社員が会社から大事にされていると実感している
 3.会社は自分のものだという当事者意識を持てる
 
・子供がいる女性は、妻であり母親であり勤労者。
  3役をこなさないといけない。
 業績への貢献は期待するが、会社へ献身しなくていい。
  家族優先でいい。
 一方で高齢者には、人生で最後の献身をしてほしい。
 技術を継承し、後輩を育ててほしい。