未来工業からフロー経営を学ぶ | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

フロー経営という観点で、
未来工業の秘密を天外先生が分析されています。
 
有休休暇以外の年間休日が日本で一番多い140日。
労働時間(1600時間)は日本で一番短い。
残業禁止で育児休暇は3年間、定年は70歳で年功序列。
全員が正社員で、理念はなく「常に考える」というスローガンのみ。
 
どうしてここまでの会社が出来上がったのか…、
不思議でなりません。

『山田昭男のリーダー学』から引用・ご紹介します。
 
・お客さんを感動させれば買っていただける。
 でも感動させるのは誰か。
 社長か社員か。間違いなく社員です。社員が感動しなかったら、
 お客さんが感動するわけない。だとすれば経営者は、
 まず社員を感動させるような方策を考えないといけない。
 
・勉強していない子に「勉強しろ」ということは、
 お前は勉強していないというメッセージだから、
 もっと勉強しなくなる。「勉強をやりすぎるな」
というと、
 お前は勉強しているというメッセージになる。
 その隠れた
前提メッセージは頭の理解ではなく、
 無意識に直接届く。
山田さんの「どんどんごまかせ」というのは、
 ごまかしていない人に
使う言葉。
 「あなたはごまかしていない人ですよね」という
 メッセージに
なる。
 
・フロー経営には、心の底にコントロール願望があると
 上手くいかない。コントロール願望を捨てて結果を手放すこと。
 赤の他人だと上手くいく
コーチングが経営者と従業員だと不思議と
 破たんするケースがある。
それはコントロール願望を
 胸に秘めていることが多いから。フラットな
人間関係でないと
 コーチングは上手くいかない。
 
引用・参考:『山田昭男のリーダー学』