堀場雅夫氏から学んだもの | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

7月14日に堀場製作所の堀場最高顧問が永眠されました。
1945年に創業し、世界的な計測器メーカーに育てました。
社是は「おもしろおかしく」。

人間は楽しいと感じる時に時間を忘れて取り組み、
成果を上げるという考え。
フロー経営と相通じるものがあります。
 
講演をお聞きする機会がありましたが、
当時89歳でしたが、なお「研究者魂」を感じさせる方でした。

そして会社経営において、社員がいかに「おもしろおかしく」
働けるか、改善を繰り返されていることを教えて頂きました。

人事考課では社員の欠点・失敗を指摘するのではなく、
挑戦した点を評価するそうです。
社是と評価制度の一貫性ですね。
 
「未来は予測するものではない。自らが創り出すものだ」と
言われていたのが印象的です。

人間が持つ無限の可能性を信じていらっしゃったのだと思います。