相談=上司は試されている | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

『部下が報連相をしない理由 その3』
 
報連相ができなければ理念は浸透しません。
報連相ができていない原因の50%は
上司側にあるというお話を前回までしてきました。
 
今回は3回目です。
 
上司としてはもっと部下から自発的に相談してほしい。
でも部下から相談が来ない。
その結果、納期ギリギリで慌てることが日常茶飯事。
 
これを繰り返している限り、
仕事の質は上がっていきませんね。
 
ではなぜ部下から相談しないのでしょうか?
だいたい3つくらいの理由が挙げられます。
 
 
1.「そんなこともできない?」と思われたくない
 
相談するということは、自分の弱みを見せるようなもの。
相談することで、
「お前はこんなことも分かっていなかったのか?」
と思われたくない。
 
上司が持っているイメージをこれ以上下げたくない!
という心理的要因があります。
 
自分の見られ方を常に気にするタイプの部下に
多い傾向です。
 
 
2.相談すると仕事が増える
 
相談した方がいいのは分かっていますが、
ギリギリまであえて相談しない。というのは、
相談するとあれこれ怒涛のアドバイスをされます。
そのアドバイスは半ば命令。
やらない以外に選択肢はない。
 
相談に行くたびに、
やる仕事が増えてしまうと認識しています。
仕事の質を上げるのは責務ですが、
仕事を複数抱えている状態で、
あれこれアドバイスされるのは
正直、面倒くさいと思う部下がいます。
 
100%にこだわらなくても、そこそこの合格ラインで
仕事を完了させておきたい。
 
頭脳派の上司にはこういった理由で
相談をためらうようです。
 
 
3.相談する「価値」がない
 
相談をするということは、
何かしらのリターンを求めています。
しかし相談しても、回答がない。
さらには「俺にもわからない。
とにかく頑張ろう!」と精神論で
なだめられても部下は納得しません。
 
相談に対して明確な答えを出す。
今この瞬間に出せないなら、期限を決めて出す。
 
上位職になれば、複数の部署を管轄します。
自分の専門外のことを相談されることもあるでしょう。
 
その時に「俺に聞かれても分からないや」と
放棄してしまったら、
次から相談に来なくなってしまうでしょう。
 
つまり相談は部下から「試されている」んですね。
 
自分で答えられないなら、
答えられそうな資源(人・情報)を提供する。
必ず、「この人に相談すると何かしらメリットがある」と
思わせないといけません。
 
 
部下が相談に来ないのは、相談する価値がないから。
 
上司の方はそのように自分に指をさして、
改善してみてください。