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LEICA R-3




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ライカR-3、Rマウントのレンズのチェック用に最近格安で買ったカメラです。

なぜ安かったかとゆうと。


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ファインダーの下4分の1程度が暗くなって見えません。

レンズのチェック用としてマウントからフイルム面の歪みが無く、この距離(フランジバック)が出ていること。

シャッタースピード精度が出ている(調整できる)こと。ファインダー中央部でピント合わせが一応できることが確認できたので値段につられて買ってしまいました。

このファインダーの画面のケラレはプリズムまわりに使われているモルトが劣化、吸湿してプリズムのメッキ(蒸着)部を錆させてしまったものです。

残念ながらこの錆びた部分を清掃してもこの不具合は軽減せず、プリズムを交換する以外方法はないのですが、このままだと錆が広がって今よりひどい状態になる可能性が高いため、整備することに。


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ペンタ部(ファイダー部)のカバーを外したところ。

コードの多さにこのままさわらずに閉めてしまいたい衝動に。


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外したペンタ部カバーにも劣化したモルトがついていますが、ファインダーを暗くした原因はここではありません。


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プリズムを外したところ。

スクリーン上部に貼ってあるモルト、ここが原因です。


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プリズム、先ほどのモルトがあたる部分に帯状のラインが入っています。

溶剤で拭くと簡単に黒い塗装が剥がれ、その下のメッキ部(蒸着)部が出てきます。

通常この塗装は強く溶剤で拭いても簡単には落ちないのですが吸湿したモルトにずっと当たっていたため、

塗装、その下のメッキ(蒸着)部まで侵してしまっています。


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プリズムの錆びた部分を清掃除去し、モルトを取り除き、組上げてから撮影したファインダー。

写真で見るとほとんど変わらず。実際に覗いて見ると完全にケラレて見えなかったところがうっすらと暗いながらも画像が見える程度。

あまり改善したとは言えず、錆の進行を進めないための整備となりました。

MINOLTA SUPER ROKKOR 45mmf2.8


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SUPER ROKKOR45/2.8、ボディーはこちらの備品でミノルタ35MODELⅡですが、おそらくこのレンズはこの前のモデルのミノルタ35当時のもので1947年から50年代の製品です。

この当時は社名は千代田光学精工でミノルタはカメラのブランド名でした。


ミノルタ35がミノルタからでた最初の35mmカメラでこの当時の35mm判の国産カメラはライカ、コンタックスをお手本にして作られたものがほとんどですが、そんな中でもこのミノルタ、レンズもボディーもデザインでミノルタ製と主張しているように見えませんか?



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修理内容はヘリコイドのグリスが劣化して絞り羽根に滲み。レンズ曇り。


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まずは絞り羽根を分解して溶剤につけて洗浄して油分を取り除きます。


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絞り羽根と、絞り室を洗浄した後の溶剤。本来この部分には油、グリスは使われていないのですが、

これだけ汚れていました。


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分解したヘリコイド。


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これも溶剤で洗浄してグリスを入れ替え。


この記事を書くのに確認のため、ネットで調べてはじめて知ったんですが、レンズのマルチコートをはじめてやったのがミノルタなんだそうです。



兵庫県立美術館


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新型インフルエンザのため、休館になっていた兵庫県立美術館でやっているピカソとクレーの生きた時代展が今週からやっているとのニュースを聞き、今日尼崎に仕事で出かけたついでに神戸まで足を伸ばして見に行って来ました。


美術館に着いて入ろうとしたときに、ちょうど中から出てこられた女性の方にチケット持ってます?と声をかけられ、

いえ、持ってません、と答えると、はい、これどうぞとチケットを差し出されて、じゃあ、買いますと言ったら、新聞社からもらったチケットで一緒に行く予定だった連れがいけなくなったチケットだからどうぞ使ってくださいとのことで

、お礼をいってありがたく使わせて頂きました。


鮮烈なコントラストのマティスの絵ももしかしてあるかなと期待していたのですが、マティスの絵はあったけど、期待していた絵はなくてちょっとがっかり。

おっ、写真家のマンレイの絵が!ソラリゼーションやレイヨグラフ等の結構前衛的な写真は知ってましたが、絵も描くんだ。知らなかった。


パウル・クレー、この人の作品はあまり知らなかったけど、好きになりました。


今週、日曜までの展示のため、週末はかなり込むだろうと思い、こうしてちょっとサボって見にきたんですが、

空いているとまではいかなかったけど好きな絵の前でゆっくりとベンチに座って見ることができました。

良いリフレッシュになりました。きて良かった。


そう言えばカメラの始まりはもともと絵、スケッチのための道具から始まったんですよね。

暗箱にレンズを取り付けてすりガラスに像を写してその像をトレースしていって絵を描く。

で、たしかイギリスの貴族の人が新婚旅行中にこの装置で絵を描いていたけど、時間が足りずに描けなかった。

それでもっと簡単にこの風景を絵に残せないのかと研究、開発していったのが始まりだったと。

かなり前に読んだ本からの知識でちょっと自信がないのですが、こうして絵を描く道具から写真機へと変わっていったんですよね。


美術館からの帰り、横目で王子動物園を見て入りたくなる誘惑に、それはサボりすぎ!と自分に言い聞かせて帰ってきました。


たまにカメラ修理と関係ないこと書いても良いいですよね?