PENTAX MZ-3
ペンタックスMZ-3。このカメラ、ミラーが上がった状態で止まっています、電池を入れるとかすかなモーター音がしますがミラーはこのままの状態で動きません。
この症状はMZシリーズによくある故障なんです。
前板側面部、ここでミラーの作動、シャッターチャージ、絞り羽根の制御をしています。
この制御部に使われているモーターのピニオン(ギヤ)のアップです。
見難いですが、ちょうど9時の位置にヒビが入っています。
このため、モーターが空転して作動しなくなっていました。
左が新しく交換するモーター、右がもともとついていたモーターです。
ピニオンが樹脂から真鍮に変わっています。
樹脂製のピニオンにしたのはミラーやシャッター部に不具合が生じて大きな負荷がかかったときに無理にモーターで作動させてダメージを大きくしないように、大きな負荷がかかったときにモーターのピニオンが滑ってクラッチの役目をするように樹脂製のピニオンを使っていたのですが、このピニオンが劣化してヒビが入ってしまったものです。
この真鍮製のピニオンがついたモーターに交換すればよほど使い込まない限り再発する事はないと思います。
弱点はあるものの、このMZシリーズ、中でもこのMZ-3,MZ-5はきちんと整備すればコンパクトなカメラだし軽快に使える良いカメラだと思います。
また、ニコンと同じくMF機からマウントが変わっていませんし、AF、オート露出にこだわらなければMFレンズ、ペンタックスから出ているM42マウントアダプターを使えば古いネジ式のタクマーレンズだけでなく、海外のプラクチカマウントレンズが楽しめます。
マウントアダプター
先日、衝動買いでキャノンイオス用のライカL(ライカのネジ式の旧レンズ)レンズ用マウントアダプターを購入。
試写してみました。
レンズのヘリコイドは∞で撮影、カメラと被写体とは20cmほど。
考えればすぐに気がついたはずなんですが....
キャノンイオスのマウント面からフイルム面までの距離(フランジバックといいます)が44mm、ライカLマウントボディーのフランジバックが28.8mm。
マウント面を基準に考えるとレンズを∞にセットしても、キャノンイオスボディーにつけると∞位置から15.2mmレンズを繰り出した状態になるし、無理にマウント面からレンズをフイルム面側に持っていこうとしてもLマウントレンズはボディーの距離計と連動させるためにレンズの後ろ側はかなり出っ張っているため、ミラーと干渉してしまいます。
何も考えずに買ってしまった自分に笑ってしまいました。
マイクロフォーサーズ規格のカメラだとフランジバックはライカLよりも短いため、今後ライカM,L用のマウントアダプターが出てくるかもしれないけど、撮像素子のサイズが110ポケットカメラとほぼ同じサイズだからなー。
デジタルでライカ用レンジファインダーのレンズを使おうとするとライカM8かエプソンR-D1か。









