日本ハムファイターズの
斎藤佑樹選手が引退しました。
今でも鮮明に覚えてますが
15年前の夏の甲子園で
田中マー君の駒大苫小牧に決勝で勝ち
早稲田実業を優勝に導いた、実力と人気を
兼ね備えたヒーローでした。
早稲田大学卒業後、ドラフト1位で入団し
初登板初勝利の華々しいデビュー。
しかし、そこからはケガと不調に
苦しんだ11年間。
これが、アマチュアとプロの差と言えば
それまでだけど本当にプロの世界は甘く無い。
それとは対照的に
15年前に悔し涙を流した田中マー君は
高卒で楽天に入団し大活躍後に
ニューヨークヤンキースのエースにまで
登り詰めた。
ずっと比較されてきた、この2人だけど
勝負なんて、どこで区切るかだけの話し。
高校野球では、斎藤佑樹の勝ち。
プロ野球では、田中将大の勝ち。
プロ野球で負けた斎藤佑樹は
引退試合で大号泣でした。
しかし、人生はここで終わりではない。
ここから先も、まだ人生は続いていくから
本当の勝負はこれからかも知れない。
私も創業27年間では
長らく負け続け、苦しい時間の方が
圧倒的に長かった。
やれども、やれども、空回りで
結果の出ない一進一退の期間が
本当に長かった。
思い通りに行かないことだらけで
いつも逃げ出したい気持ちと
背中合わせだった。
そんな時はいつも
「まだ試合は終わってない」
「まだ3回の表だから、逆転できる」
と、自分自身を鼓舞してきた。
やせ我慢でしか無いから
周りから失笑されてるのも知ってたけどね。
そして、
自分に今できる事、
自分の今やるべき事を、
やりきる事で、
少しづつ状況を好転させて来た。
だから本当に続けることの大切さを
骨身に染みて実感してると思う。
まさに継続は力なりです。
なので斎藤佑樹選手の
苦しさとツラさが、少しは分かる。
彼ほどのプレッシャーは無いけどね。
そんな意味でも今日の引退試合の
ニュースを見て当時を思い出したりした。
今期限りで辞任する栗山監督が
最後に掛けた言葉が印象的でした。
「明るくいくぞ。ここからヒーローになるんだ」
そう。まだ人生は終わってない。
ここから幾らでも好転させられる。
皆んな挫折や葛藤や苦しみを抱えながら
止まったり、戻ったり、休んだりしながら
それでもまた歩き出してる。
なんか、自分もまだまだ終わってないと
元気をもらえました。
これからの斎藤佑樹選手の新たな挑戦に
注目しながら、私も頑張って行きたいと思います。
『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』