ヒヤリハットに気づかないのは幹部失格 | CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

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大切に想っていること。素直に感じたこと。伝えたいこと。夢。を、ありのままに書いてます。

明日で東日本大震災から10年。



その前日に、ある違和感から

起こした行動により命が救われた小学校の事例。





3.11の2日前の3月9日に震度5弱の地震があり

小津波が発生した。



津波は大したことないという考え方と

今の避難マニュアルを見直す考え方と




2通りの考え方。

結果的には後者の考え方が良かった。









私の嫌いな考え方のひとつに



「前からそうしてたから」

「前任者がそうやってたから」

「マニュアルにそう書いてあるから」


と考えて





何の疑問も持たずに

何にも気づきもせず

何の行動も起こさない。



こう言うのは本当に大嫌いである。


まさに、思考停止状態。





これが組織の幹部やリーダークラスだと

そんな組織は、いづれ衰退する。






これ、うちの会社も他人事ではない。

今日も、そんな事があった。

目が節穴の幹部には何も見えてないのだろう。

ボロボロになった自社店舗の看板でさえも。










本来なら、その時代やその状況に合わせて

自ら考えて、自ら実行して、

会社の看板を磨く事、つまり好転させる事が

上の人間の役割。





それをする為に権限を持ち

一般社員より高い給料を取っている。







私は幹部には伝えている。



何にも疑問を持たずに

何も変えないので良ければ



「日本人ならチョンマゲしてなさい」

と。


スーツやジーンズなど履かずに

羽織袴で暮らしなさい、と。




洋服も、食事も、住むところも、

時代に合わせて最善に変えてきているから

今の生活があるのだから。





自分の会社を小さな危機に気づかないのでは

部門の舵取りなんか任せられないね。マジで。





経営計画書にも


「ヒヤリハット」

「ハインリッヒの法則」



について書いてある。



これ本当に大事。




これが人から言われないと

出来ないレベルでは話しにならん。









前にもブログに書いたが



野球の外野手がやるダイビングキャッチより

事前に守備位置を変えてるのが

本当のファインプレー。




9回裏ツーアウトのヘッドスライディングも

無価値であり、ただのアピールだしね。






日頃から小さな危機に気づき

好転させるための改善をコツコツ実行する。




このバッターの打球が飛んでくる方向に

スススっと移動して、涼しい顔して

ボールをキャッチするのが本当の

ファインプレー。







今、大きな問題が起こってないのは

過去にそれらを改善してきたから。




そしてその改善を繰り返すうちに

スススっと守備位置を変えられるようになる。



それが出来ないのはまだレベルが低い証拠。











上記の大震災2日前の地震から

マニュアルを見直して子供達を救った、

この校長先生からの気づきをどれだけ

当事者意識で自分事に考えられるか。








組織の幹部であれば



良いところは更に強化して

悪いところは時代に合わせて変える。



この質と量とスピードが大切と言う、話しです。







『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』