雅叙園、椿山荘の苦境というニュースから思うこと | CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

大切に想っていること。素直に感じたこと。伝えたいこと。夢。を、ありのままに書いてます。

ウェディング、ホテル業界の経営が

苦境にあるというニュース。


雅叙園や椿山荘などの老舗であり

人気の結婚式場でもコロナ禍の打撃は厳しい。



本文より一部抜粋。
===================
雅叙園や「ホテルメルパルク」を運営するワタベウェディングは15日、2020年末に8億円の債務超過に転落したと発表した。両施設の法人利用が落ち込み、強みの海外ウェディングは「昨年4月からほぼ挙式ゼロの状況」(同社)。海外ウェディングを含めた「リゾート挙式」事業では、コロナの影響がなかった時期も含めて、20年の挙式組数が前年比71・4%減った。

20年12月期の決算は純損益が117億円の赤字(前年は7億円の黒字)だった。単独で700人ほどの従業員のうち126人が希望退職に応じ、2億円を特別損失に計上。
====================

この内容の記事を読むと

本当に厳しい状態がわかる。



前年7億円の黒字から

今回は117億円の赤字。




利益額がプラスからマイナスへの下落額が

一年で124億円にもなるって。。。

怖すぎる。。。




頑張ってきた社員達が126人も一度に

希望退職させるとか、記事を読んだだけでも

ゾッとする。







わずか一年ちょっと前までは

学生からの圧倒的人気業界の中心は


・航空
・旅行
・ウェディング


でした。




しかも人気は学生だけにとどまらず、

親にも人気でした。






売手市場なんだから


「人気業界に行きなさい」

「大手企業に行きなさい」


と、親も子供の就活に介入しまくって

子供をコントロールしてた親も多かった。







しかし、その人気業界は、今本当に

苦境に立たされている。








この5.6年のうちの新卒採用の選考において

この業界に行きたいです!と言ってた学生は

本当に多く、特に女子では体感的にだけど

60〜70%くらいはいたと思う。




その当時の学生達は今はどうしてるのか?

難関を突破して就職できたのかな?




しかし、当時は無事に就職できたとしても

今は出向したり異動したりしている現実。

また、出向も異動もイヤだと退職したり。




業界の人などから、本当に大変だと

今の実情を聞いている。






当時、売手市場で勘違いしてた学生達は

仕事とは、自分のやりたい事のみを

やる場ではないという事を痛感してるはず。



与えられた、やるべき事を全うする事から

全ては始まり、そこで結果を出して信頼を掴み

やがて自分のやりたい事が出来るのが

社会の仕組みだからね。








こんなニュースを見たりすると

私が学生に伝えてきたことが間違いでは

無かったなと思います。





学生はどうしても

目先の事が思考の中心で短期的視点になるので

我々、大人がちゃんと社会の仕組みや

原理原則を伝えていかなくてはいけない。




そこに「気づく」かどうかが

とても大事だと思います。




それでも世の中は常に変化する。そして

その変化は個人の都合に関係なく起こる。




我々も明日は我が身と思い

苦境に陥っても耐えられるように

準備をしていかないといけないね。



 

『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』