楽天、赤字1141億円から思うこと | CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

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大切に想っていること。素直に感じたこと。伝えたいこと。夢。を、ありのままに書いてます。

楽天が過去最大の

赤字になったニュースから。



赤字の原因は新規事業である携帯事業への

参入に伴う、投資が赤字を大きくしたとの事。





我々、通信業界に生きている関係者は

楽天の新規参入は基地局整備の設備投資が

大きすぎて業績悪化を招くのではという 

予想を誰もがしていた結果ではあったけど。





楽天はそれを承知の上で勝負に出た。

すごい挑戦です。






よく挑むよねーと、思います。

確かにこれからは通信業界だし



三木谷さんも「どうしても欲しい」と

名言はしてるけど。







楽天市場のEC部門や

楽天カード等の金融部門が

業績絶好調だから出来る訳だけど。





儲かってる事業があるうちに

いかに攻撃の手を緩めずに

次の一手を仕込めるかが経営手腕となる。








どんな大きな会社であっても、現在の事業に

未来永劫の保証はなく、永続的な繁栄を

目指すのであれば、新規事業は必須。



「事業」も「人」も

新陳代謝は絶対に必要。









しかし、楽天ほどの会社であっても

三木谷さんほどの経営者であっても

そう簡単に新規事業は上手くいかない現実。





きっと立ち上げの今は様々な問題が

社内では勃発してるはずだし

大変だろうな、と思う。





楽天が今はいくら0円だとしても

電波が繋がらないのでは無価値だし。



せっかく集めたお客様にも

悪い印象を与えて、逆効果となるし。





先日、ある楽天モバイルのショップに

現状把握のために行ってみて接客受けました。






残念でしたね。



販売員が自ら、楽天を否定してはダメだよね。

というか、それだけ実用的ではないと言うこと。





販売員の人も「タダだから、しょーがない」と

お客様WINは、お金が掛からないだけと

それだけしか、言わなかった。

いや、それだけしか「言えなかった」。







楽天は、社運をかけて

三木谷さんは、命をかけて



取り組んでるはずなのに

現場とのギャップに恐怖すら感じた。




うちの会社でも、

無いとは言い切れないので

更にブラッシュアップしないとね。







そんな現状の楽天モバイルだけど



それでも尚、挑戦していくことが、

リーダーである社長の役割と責任。

未来を創るとはそんな事の連続。







うちの会社も

新規事業や、その事業に携わる人財に

投資をしてきたが、失敗することなんか

普通に良くあること。



つーか、成功より失敗の方が断然多い。








ユニクロの柳井さんは

「一勝九敗」で良いという。



これは大袈裟ではなく、現実だと思う。



10個の投資をしたうちの1個でも

成功してくれたら、他の9個の失敗を

取り戻して有り余る利益を得られるから。




でも普通なら9個失敗したら

やる気を失うどころか、心も折れまくりだし

病んでしまうどころか、一家離散もあり得る。



それでも挑戦するって

ほんとマトモな思考回路だと

考えられないレベルだと思う。








そんな挑戦をしている

楽天という会社と三木谷さんという社長は

計り知れないパワーを秘めている。




この通信業界の乱世を

自ら起こしているくらいだし。





そんなパワーが今後、どんな展開を見せるのか?

今はまだ巨象の足元にいるアリンコくらいだが

得体が知れないからこそ、やはり同業者として

チョイチョイ気になるのです。






会社の未来を創る。



そのためには、少しでも可能性があれば

チャレンジしていく事の大切さを

あらためて感じたね。





楽天モバイルと三木谷さん。



我々とはライバルなので

心からの応援はしたくはないけど

1,000億円以上の赤字を覚悟してでも

投資するその姿勢は本当に尊敬します。




ほんとこれからも

不気味な存在である事は変わらない。




3年後にはどうなっているのか?

楽しみですね。





『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』