約束を守ること | CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

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大切に想っていること。素直に感じたこと。伝えたいこと。夢。を、ありのままに書いてます。

昨日のブログの続き。


すでに怒りが収まり平常心なので書きます。






入社式懇親会でのこと。






新卒社員にとっては人生でたった一度の

節目になる入社式。




これからの成長につながる行動変化の為に

特別な1日にして欲しいと願い

3ヶ月近く延期してまでも開催した。









懇親会では

食事を食べながらお酒も飲みながら

11期生も先輩社員も壇上で変わるがわる

スピーチをして盛り上がりました。



本当にCSらしく、明るく楽しい懇親会。








今回の食事はコロナの影響もあり

通常料理では無く、お弁当となりました。





例年は、せっかくの入社式なので

豪華めの食事が並ぶはずでしたが

まあ、今回はコロナですし

しょうがないなと思ってました。






しかしそれでも

いつものようにCSの宴会は盛り上がる。




そしていつものように会場撤収時間がギリギリ。

なのでいつものように慌てて宴会の

締め挨拶をして、お開きとなりました。








施設のスタッフさん達は

そそくさと片付けをしています。

閉館なのだから当たり前です。





入社式を仕切る人事担当者は当然に

速やかな退出を皆んなに伝えてました。











しかし、ここで問題が起きました。






実は、CSリレーションズの宴会のルールは


「お残し禁止」


です。





それなのに他のテーブルを見ると

食事を残したままに皆んなそそくさと退出してる。











同じく

私がいたテーブルも食事がまだ残ってました。



本来なら終了時刻に合わせてペース配分をし

食べ切ることをしなくてはならないけど

楽しさにかまけてスッカリ忘れてました。








そして、早く出てください!と言われて

立ち上がろうとしてる社員達。






私は

「食べ残してるからダメ!」

と、一喝!





すべて食べるように指示をすると共に

自分の食事もすべて食べました。













これ、どう思うでしょうか?







「施設が片付けしてるのに食べるのに

残っていたら相手に迷惑がかかる」




「そんなことどうでも良くね?

なにムキになってるの?」





「社員には次から気をつけるように

言えば良いじゃん」





と、いろんな考え方があると思いますが








しかし私は、一切妥協せずに

組織のルールを守ることを優先しました。









ほんの2時間前に入社式での社長祝辞で

組織のルールを守る大切さを伝えたばかりなのに



それが実行されてない現実を目の当たりにして

本当に悲しかった。






その席には担当の管理職が座っていた。

それなのにルールを守らせられない管理職がいた。




食べ残しに気づいて居ながら言えてないのか?

それとも気づいてさえいないのか?




どちらにせよ結果が、食べ残し状態なら

これ確実に管理職失格。

即刻、降格して欲しい。




そしてそんな管理職しか育てられなかった自分に

自己嫌悪で吐きそうになった。







きっとお残しだけではなく

私の見てないところでは

こんなルール違反が多いのかも知れない。




「一事が万事」だと思う。







管理職がいるのにも関わらず

ルール違反を、見て見ぬふりをし

妥協しまくり、ビビりまくりで

部下を叱れない上司。




これでこの先の厳しい時代を

生き残って行けるほど社会は甘く無い。
















私のテーブルにいた管理職達も

実際に一度は席を立とうとしていたし

新卒社員も同様だった。




わずか30分前にはこんな楽しそうに

食べて飲んで写真を撮っていたのに

その場の空気は凍りついた。









他のテーブルも含めてほとんどの社員達が



会場の終了時間を言い訳に

しょうがないよねーと

ルール違反を他責にしていたと思うし




もしかしたら残してることすら

気づいてないかも知れない。









しかし、私はどうしても妥協できない。




結局、私達のテーブルだけ最後まで残り

黙々と残さずに、すべてを食べた。

女性には少し多かったので

男子社員が代わりに食べた。





手法は問わないので協力する事は全く問題ないし

お弁当一人前くらい、姿勢の問題で何とでもなる。







仕切っていた人事担当者は

早く退出してほしくて困っていたが

私は頑として1ミリも聞かない。




なんなら延長料金を払ってでも良いと言った。





それが受け入れられないなら

施設の支配人に土下座してでも最後まで

食べさせてくださいとお願いすると思った。








それほど、組織のルールを守ることは

重要だと考えている。




ここを妥協していると組織なんてものは

少しづつ弱体化していき、気づいた時には

時遅しで最後はあっという間に崩れるのを

幾度も経験し、痛いほど知っているから。









それは他社や他人から見たら異常かも知れない。

時代錯誤と言われるかもしれない。








しかし、それは




入社前に事前に言っていることであり

本人も納得してることであり

つまりは、お互いに約束したこと。




その約束を簡単に破って平気なの?

と疑問に思うし許せない。普通に。










こんな事にこだわる私は

きっと社会不適合者かも知れない。





でもこだわるには、その理由があるし

多くの失敗経験から痛い目を見てきた経験がある。








そこで気づいた確信は




誰でも出来るルールすら守れない人に

自分を幸せにすることはもちろん

お客様や大切な家族を幸せにする事は

出来ないと言う事。











私の価値観が全て正しいと言いたいのではなく




その価値観を知ったうえで納得して

入社してきた人であれば、そのルールは守ってよ、

と言うことです。




嘘とか、手のひら返しはやめてよと言うこと。










ブログにこんな事を書くと

多くの経営者仲間に心配されます。




「社員の親も読んでるのに大丈夫?」

「取引先や銀行さんも読んでるよ」




とか。







でも本当のことだからしょうがない。







入社式のFacebook記事やブログに

沢山のお祝いや賞賛のメッセージを

頂いたのにも関わらず、その最後に

こんなショボい報告をしなくてはならない事を

私も反省しています。




そして静かに闘志を燃やしてます。




もっともっと良い会社を作ろうと

本気で思ってます。










まだまだ未熟な会社ですが

こんなところも、すべて伸び代だと思って

長い目であたたかく見守って頂けると幸いです。











『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』