妥協した先の衰退を見た | CSリレーションズ社長 増田恭章(ますだやすあき)のブログ

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大切に想っていること。素直に感じたこと。伝えたいこと。夢。を、ありのままに書いてます。

宣言解除後の金曜という事で家族で外食。

奥さんのリクエストで大好きな回転寿司へ。




この店、週末ともなればいつも満席が続き

ウェイティングが60分とかザラ。




回転寿司なのに回転悪いなーと言われる

超がつく人気の繁盛店。



様々なTV番組や各メディアにも

取り上げられるほどで私も大好きな店。







しかし今日は違ってました。。。

満席だし、10分待ってから入店したし

一応、混んでるんだけど、何かが違う。







そう。

活気がない。





今までだったら



「いらっしゃいませ〜!」

「今日のマグロは最高ですよ〜!」



そんな寿司屋では当たり前の

活気が無くなってました。





救いだったのは

寿司ネタは変わらず美味しかったこと。



しかし、そのネタの良さも

台無しになる感じに残念でした。








コロナ自粛の悪影響から活気が

無くなったのかなとも思いましたが

違うと思います。




実はここの事業責任者が

変わったことを知っていました。







その人は仕事に対してとてもストイックで

妥協がなくこだわる人でした。



味はもちろん接客や店作りに至るまで。

だから高いクオリティが保たれてた。




しかし、その人が居なくなったことで

少しづつ妥協し始め、面倒なことは止め

楽なほうへ楽なほうへと落ちていった。




挨拶も、季節料理のオススメも、

少しづつ手を抜いてやらなくなって来た。




その店の強みである「活気」という

素晴らしい文化は、見る影も無かった。





きっと創業者も前任の責任者も

この状態を見たら悲しんでると思う。








悪化した原因は、幾つもあると思う。



人に仕事が貼りついて依存してたこと

次の責任者が妥協して楽な道を選択したこと

人の採用が出来なかったこと




真の原因は不明だけど

今の責任者の能力が足りないのは確実。

何よりこの悪化し衰退した結果が全て。


そして何より責任者を指名した経営者の責任。





この店の衰退は今に始まった事ではなく

コロナ以前から業績は落ちてたらしいし。

なるべくしてなった感じ。







ここはグルメ回転寿司と言われる

少し高めの価格設定で、低価格店に比べて

ネタも接客も質の高さが強み。





それなのに強みである接客に

活気が無いのであれば、低価格店に負ける。

スシローやくら寿司って、ビックリする程

美味いよね。あの価格で。

活気は1ミリも無いけど。笑




つまり、味の差別化は大手資本には

勝てないから、同じ活気なら一撃で負ける。





そしたら妥協して手を抜いてた人達の給料は

下がるのは当たり前で、結局、苦労し後悔する。



短期的な「楽」を得ることは

長期的には「苦」を得ることになる。






我々も他人事では無い。

上司が厳しく言うからやってる事が

上司や状況が変わって、いつの間にか

やらなくなってる事はないか?




朝礼はしっかり出来ているか?

挨拶はしっかり出来ているか?

掃除はしっかり出来ているか?



そんな誰でも出来るような

当たり前のことさえ、出来ない組織が

好転していく事はあり得ない。



そして妥協した結果は、衰退していくのみ。




特に管理職は状況を

悪化させたのであれば降りてもらうしかないし

好転させる人を当然に評価するしていく。





大切なお客様と社員を守るために

妥協した仕事では無理なのです。





久し振りの家族との外食でも

そんな事ばかり考えてしまったけれど

宣言解除後の家族との外食が

嬉しくもあり、気づきもあり

とても価値ある時間となりました。







『良い影響を与える人間力集団となり、日本中を明るく元気にします』