リスクアプローチ | 公務員試験合格・内定のためのデータベース

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 最近、皆さんの眼も変わり、かなり真剣モードに突入してきたようですね。

ここで、注意なのが「やる気の空回り」です。やる気は焦りにつながり、メンタル面でバランスを崩す可能性があります。ポイントは周りを気にせず、自分のできることをしっかりやりましょう、とにかく、まだ焦る時期ではありません、とにかく焦らず、あわてないことが重要ですよ。




 焦りの原因を考えてみると、皆さんが考える試験までやらなければならないことが、とにかく膨大な量になるという点があげられるでしょう。




 しかし、皆さん、少し考えてみてください。皆さんのやろうとしていること全てできますか?たぶん無理ですし、先輩方も完璧な準備をして試験に臨んだ人は皆無に近いでしょう!




 重要なことは、膨大な量をこなす努力をするのではなく(この努力も必要ですが・・・)、やる内容を考えることです。前の、計画のときも言及しましたが、10の時間でできることは10です、10の時間で20や30をやろうとするので、焦りますし苦しくなります・・・・




 内容を考える際に便利な方法がリスクアプローチです。簡単なことですが、試験に出る可能性(出題リスク)の高いところに限られた学習資源を投入するという考え方です。


 出題可能性を、高(1)、中(2)、低(3)に分類し、問題の難易度を、易(A)、普(B)、難(C)に分類した、下のようなマトリックスを考えます。出題可能性は、職種により異なりますが、過去問の分析や講師のアドバイスで分類できるでしょう。



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 あくまで私見ではありますが、攻める段階と、出題のカバー率は次のようになります。

第1段階 A1        (出題の30%)

第2段階 B1、A2     (出題の60%)

第3段階 C1、B2、A3  (出題の90%)

第4段階 C2、B3     (出題の95%)

第5段階 C3         (出題の100%)


第5段階まで完璧にするのは無理ですし、目指すべきではありません。

一般的には、重要性を考えて、第4段階、第5段階はカットします。(余裕があればやってください)


攻め科目→第三段階(時間があれば先に進む・・・)

守り科目→第二段階

予備科目→第一段階

というように内容を絞っていくべきでしょう。


 時間がない場合には出題の傾向より、特別区まではA1、A2、A3を攻め、国家までの1か月でB1、B2をやるというアプローチもあります。



 確かに確率論で、実際に出るかどうかを保証はできませんが、これを考えるかどうかで合格可能性はかなり違うはずです。効率的な学習のためにも、是非リスクアプローチを考えて、試験までの残りの時間を効率的に使いましょう。


「川井太郎の公務員受験生応援ブログ」より
http://ameblo.jp/taro-kawai/