今年ももうすぐ終わりです
いやー、しかしまあ何でございます。
やっぱもう、年の瀬ですね。
流行語大賞やら今年の漢字やら、
年末恒例のアレやコレやが続きますね。
私はと申しますと、
良き2023年に向けて粛々と準備を進めております。
計画性に乏しい男ですので、
逆境が無ければ私は何も動いたりしませんから、
良くない年も必要なのかもしれません。
「順境にいて悲観し、逆境において楽観せよ」
出光佐三さんのお言葉だそうです。
今年のフランクフルトでの展示会の成果も、
確実に出てきております。
来年は1月末からのサンフランシスコから、
数件の海外展示会出展を予定しています。
小さな会社だからこそ、
出展のリターンが大きいと考えております。
ともかく頑張り続けます。
ものづくりで賞を獲る秘訣はあるのか?無いのか?
あ~、年末ですね。
ウチごときにも何やかんやと年末のご挨拶にとお越しになられます。
ありがとうございます。
工場の玄関入ってすぐの横の壁に、
DMG森精機様の切削加工ドリームコンテストの賞状を飾っています。
賞状の数も10枚を越えました。
こういうのは人目に付くのがアレなんで隠す側で、
特に「玄関」ってのが有り得ないんですが、
「試作という仕事柄で工場見学はNGだし、
積極的にお客様を打合せルームに上げないのなら、
せっかくいただいた賞状は玄関に飾りなさい」
とご懇意いただいている方からの啓示をいただきましてそれに素直に従っております。
本日のお客様は久しぶりにお越しになられまして、
その賞状の数が増えている事に気付いてくださいました。
それと共に「おめでとうございます」と。
多分かなり優秀な営業さんですので、
下調べして来られているんでしょうがそこはまあアレですね。
そんな日は、
別件でメーカーの担当者様とお話している時にふと、
「そう言えば…おめでとうございます」とも。
金賞を5回も獲ると、
身近な友人とかならもう話題にもしてくれません。
何なら従業員さんも軽く流してくれます。(社長の私が作ってますので)
でもこの前は、
宅配便の担当者様から、
「これ(コンテスト)って知らんかったんですけどかなり凄い事やっているんですね」
と、お声掛けをいただきました。
昔、金属を削っている会社にお勤めだったらしく、
それもあって興味を持っていただきお声掛けいただいたようでした。
先日の別のお客様(機械商社様)からは、
「賞を獲れる技術って他社さんと何が違うんですか?」
と尋ねられました。
『技術なんて何も無いです。強いて言えば納得するまで、やるか?やらないか?
それだけです』と。
理工系の大学(院)教授さん達が公平に審査されますので、
やはり自分の思い描く品物を作り上げ出品するしか無いのです。
しかも、どこの誰でもお金を出せば買える工作機械と工具頼みですから、
そんなに大きな差別化も図れません。
つまり、賞を獲っていても何がポイントなのかさっぱりわからんのです。
ただ、自分が面白いと考え抜いた物を出品しているのは確かです。
あとはそれが「できるか?できないか?」
生きているといろいろと否定されます。
でも、続けるしかございません。
継続は力なり。
町工場は人と人の繋がりがすべて
製造業の景気が更に悪化している事の影響とは?
大手製造業の業況判断指数が4期連続で悪化しているそうです。
ウチは今年の1~3月の売上は「なんかいつもより減っているなぁ」程度でしたが、
4月~12月は「半分くらいやなあ」くらいになりました。
ダウントレンドでかつダウングレードでございます。
仕事そのものが景気の影響で減ったのか?
クライアント様から「コイツはちょっと…」と嫌われたのか?
レンズをはじめとする光部品試作が不要となりつつあるのか?
ウチの加工技術が「高いばかりの口だけ野郎め」と思われたのか?
先日の遅い時間に、
「いやー、最近あんまりお仕事出せなくて…」
と仰っていただいた某メーカーの開発部門の上役さんからのお言葉。
とても嬉しくちょっと泣きました。
…ちょっとですけどね。(笑)
さて、景気の動向と工作機械受注統計とが ≒ の関係であるとの説を唱えておりますが、
そちらの統計を見ても景気は下がりつつあるようです。
ウチの今年は工作機械導入やらレンズ測定機購入やら超精密機械の分解→移動→組み立て直しなど、
何やかんやでお金が出ていきました。
帳簿上の現金もかなり減りました。
こんな時にコップの水での喩えに倣って、
「もう半分しか残って無い」
と捉えるのか?
「まだ半分も残っている」
と捉えるのか?
セミナーの講師とかならば、
「まだ半分も残っている」
が模範解答なんでしょうが、
もし経営者ご本人が、
「まだ半分も残っている」
なんて言うようでは、
たぶん経営者失格だと思います。
…知らんけど。





