本当の事業計画とは?
5年計画とか10年計画とか皆さん好きですね。
補助金採択後の年次報告とか経営革新計画とか、
何やかんやにその〇〇年計画とかが必ず付いて回る。
「旧ソ連や毛沢東じゃないんだから!」
とか言っても、
現在の官僚は戦時の国家社会主義”的”な流れを踏襲しているのだから、
仕方が無いのかもしれません。
さて、10年計画の末に計画どおりの「10倍」になっているはずが、
結局は2倍にもなれず、
借金だけがエライ勢いで加速する中、
「10年目の”原点回帰”宣言」
という計画倒れ。
またゼロからかよ!
って傍目に見ている分には大笑いのネタなのですが、
付き合わされた従業員さんにとってはホンマに笑えない話です。
セミナー固めで狂信的な”人財”として教化されたところからスタートしたのに、
何しか今まで信じてきた「豊かな実りを享受する10年目」に、
原点回帰宣言で「無かった事にされる」訳ですからね。
では、町工場の事業計画とはどうすれば良いのか?
まずは大田区を例にして町工場の数の推移を見てみましょう。
イメージとしてはこんな感じですが、
実際の統計を引っ張り出してみると、
リーマンショック前のピークごろの2008年(平成20年)で 4362 社
コロナショック前のピークごろの2017(平成29年)で 1207 社
と激減しています。
つまり産業構造として日本の町工場は必要とされていない方向なのです。
次に最新の倒産件数の推移。
リーマンショック後の底の辺りの2010年の約12000件から、
コロナショック前のピーク辺りの2018年の約8000件。
単純な周期での増減とすれば、
コロナショック後はまた倒産件数が50%増えるという事になる。(…かどうかは知らんけど)
今後、町工場が出来る事とは?
自分なりにこう考えて実行しています。
①とにかく利益を優先する経営をする事。
(売りを大きく、払いを小さく。)
②見栄や承認欲求を満たす事柄をことごとく排除する。
(もうそういうのエエんですわ!)
③儲かった時には内部留保を蓄え不景気時に備える。
(町工場が儲かって仕方ない時はいつも景気のピーク過ぎ。
そのタイミングで大きな買い物をするから経済危機時にお金に困る)
④10年単位で見る市場規模の縮小の逆行をしない事。
(国内での町工場の拡大はリスクが大きい)
細かな事業計画を立てる事は時間の無駄です。
経済危機の今はとにかくお金を使わず、何なら借りて耐え忍ぶ。
儲かってきたら、将来への投資とかぜずにお金を蓄える。
また経済危機が来たら内部留保を使って凌ぐ。
次に儲かり始めた時に将来への投資をする。
長期計画になりますが、
毎度毎度の景気のピークに丸裸になって、
不景気時に泣き言を言う。
この愚にエエ加減に気付かないといけません。
ってか、同じ事書くのこれで何度目だろうか?
町工場は人と人の繋がりがすべて (だが距離を2メートル以上空けよう!)
4〜5月は暇な時期として…
人気の無い話とラストなんとかの話
どうも、町工場評論家のサークルさんです。
いやー、この書き出しはホンマに久しぶりです。
また、この書き出しという事は、
また、言わんでも良い要らん事を言うアレでございます。
コロナ収束後の景気回復を私は楽しみにしております。
楽しみと言うよりもワクワクと心待ちにしているという感じでしょうか?
さて、今日は蜘蛛の糸のお話です。
以下はデータに裏付けも何もされていないただの私見です。
最近なんですが日経か何かの記事にあったのですが、
内容は新型コロナ騒動による影響が企業継続の試金石であるとかいう記事でして、
まず倒産したのは新型コロナ騒動の前から資金繰りに窮していた企業だったとか。
と、まあ、何でございますが、プロの経営者から見れば今更感のある記事でございます。
そんなもんはこのブログで(ただの町工場の社長レベルが)コロナショックの何年も前から主張してきた事です。
遡る事リーマンショック後の底である2009年頃って町工場のほとんどが塗炭の苦しみを味わっておりました。
そこに渡りに舟とばかりに中小企業金融円滑化法(いわゆるモラトリアム法)が出来ました。
実際にウチもBKから借りやすくなったので運転資金を調達し糊口をしのぎました。
2013年に時限立法の役目を終えた後も
関係省庁からの通達(ただの紙切れ)でBKに実質的な継続を強要しました。
ただ、猶予期間が過ぎた頃に倒産が増えたのは事実です。
2018年に上記通達を実質破棄しましたが、
予想されたほどの倒産増加はありませんでした。
2018年と言えばすでにリーマンショック後の景気のピークでしたので、
そんなに影響は無かったようです。
ただ、2020年初頭でも派手に見える中小企業では実質的な”リスケジュール”継続が多いのかな?という印象でした。
その2018年のピークでもリーマンショック前の2007年頃のピークと比較してイマイチな感じだったのは、
やはり国内の仕事量が減ったのに業者数が比較的減らなかったからでは?
と、推測しております。
つまり、縮小する市場に対して全体的にはるかに多い生き残りを作ってしまった。
仕事の単価がイマイチだったのはこれが原因では無いのかと。
それが政策に起因するものだったとすると政府のミスリード言われても仕方が無い。
今の町工場なんて返せ無いほどの借金を抱えてでも設備投資に精を出すという
捨て身で戦う凄いポテンシャルを持っている存在なんです。
2018年のピーク時の倍ほどのお仕事積まれていて
やっと凄く儲かるくらいに生産力を持て余している。
つまり宝の持ち腐れ。
だから、少ない需要に対して相見積で共倒れしてゆく。
それなら、何かの方策を立てて国内のお仕事を増やしてもらうか?
もしくは、多過ぎる同業者を減らしてもらうか?
でなければ需給関係では明らかに町工場に不利になるのは当然です。
すでに政策金融公庫等の中小企業へのセーフティーネットが開始されています。
本当に救うべきは数ヵ月後に困る企業であって、
今ごろ既に困っている企業は退場いただく方が良いのでは?
という意見がございます。
自分さえ良ければ!?
とか、そんな低レベルな視点では無く、
そういう貸付は無利子であっても、
据え置き期間が過ぎれば倒産が相次ぐ事が予想されるんです。
予想も何もそれこそ負の実績としてリーマンショック後の記録として残っている訳です。
つまり、本当に救うべきはとっくに退場してなければいけない者なのか?
そこがポイントなんです。
ヒューマニズムをちらつかせてラスト何とか運動とかやるのは勝手だが、
回りまわって最後には真面目で心優しい納税者がワリを食う訳です。
今すぐ借りなければ倒産する…
それは、それ以前に積み重ねてきた負の累積の問題では無いのだろうか?
もし俺やったら逆の「ラストストロー運動」を展開しますけどね!
※やらんけど…。
蜘蛛の糸はなぜ切れたのか?
わざわざ目立つようなところの糸を掴んで上ったから。
「天から地獄に降りるクモの糸」はこっそり見つからないように見出し上らねばならない。
また、そういう誰にも気付かれないクモの糸を上る人とこそ繋がる価値があるのだと思う。
町工場は人と人の繋がりがすべて




