
【写真1】3月下旬から4月上旬に満開になった桃の花

【写真2】4/25現在のベランダの桃とサクランボの様子

【写真3】4/25桃の実が約100個鈴なりに実り始めています
※写真は本文の後にも掲載していますのでご参照ください。

皆さんこんにちは。
昨年2020年5/17より千葉市にある自宅2階のベランダで、サクランボは佐藤錦(2年生)、高砂(2年生)、さおり(1年生)の3本、 桃は大久保(1年生)、白鳳(1年生)の2本、合計5本の果樹栽培を始めましたので、その栽培奮闘記「さくらんぼ&桃栽培通信第6号」を送ります。
7/17にサクランボの高砂とさおりをベランダから庭に移動し、紆余曲折ありながら現在も栽培を続けています。前回の栽培通信第5号が9/5でしたので約7ヵ月半ぶりの栽培通信第6号ですので、この間に起こった事をまとめてお知らせします。

まずサクランボの状況から説明します。
一番のトピックはサクランボの佐藤錦が枯れてしまった事です。原因として考えられるのは、昨年8/15から16にかけて行った剪定だと思います。まだ2年目と若い苗木にはきつかったのだと思います。また休眠中の冬では無く成長期の夏場に剪定を行ったのも負担が大きかったように思います。反省点・教訓として今後に生かしたいと思います。
サクランボは佐藤錦、高砂、さおりの3品種栽培していましたが、夏に剪定をしたのは成長が早かった佐藤錦とさおりの2本です。佐藤錦は枯れてしまいましたが、さおりは枯れずに元気に育っています。今思えば、高砂は成長が遅かったので剪定しない判断をしましたが、結果的にそれで良かったという事になります。もし夏に剪定していれば枯れていた可能性がありましたので。

サクランボは12月末から1月初旬にかけて落葉し丸坊主になりましたが、落葉する前から小さなつぼみのようなものが多数あり、そのつぼみが少しづつふくらみ、3月半ばに芽吹き始めました。花が咲かずに葉っぱが出始めましたので今年は花が咲かないものと諦めていましたが、3/30に高砂に花芽らしきものがあるのを発見!。翌日の3/31に何と花が咲き始めたのを確認しました。花は8輪あるのを確認しました。その後4/17に1輪の花が実になっているのをついに発見!他の花は実にならずに枯れてしまったので、今年のサクランボは高砂の1個のみ実が付きました。たった1個ですが、6月頃に収穫できるよう大切に見守りたいと思います。
今回の観察で分かりましたが、サクランボの高砂はソメイヨシノなどの鑑賞用桜とは逆に、先に葉が出てその後に花が咲きました。さおりは葉っぱは多数出ましたが、今年は花は咲きませんでした。来年に期待です。

佐藤錦に至っては、葉っぱすら出てきませんので本当に枯れてしまったのか心配になり、4/4に枝の先端部分から少しづつ剪定ばさみで切ってみたところ、どこまで行っても枝は枯れていました。この様子だと本体の太い幹の部分も枯れていないか心配になり、4/11に少しづつ本体も切ってみたところ、根っこの部分まで全て枯れている事が判明。残念ながら佐藤錦は完全に枯れてしまった事が確認出来ました。

そこで、心機一転4/11に近所のホームセンターを4店ほどまわって、早速新たな佐藤錦の1年苗木を1本購入してきました(笑)。幹が太く枝が多数あるものを厳選して納得のいく苗木を購入する事が出来ました。東金のカインズホームで何と598円の安さ。
その日の内に枯れた佐藤錦を掘りおこし、代わりに新しい佐藤錦を植え付けました。前回の反省を生かして、今回は枯らさないように気を付けて育てたいと思います。こうして色々と勉強しながら私も経験を積んで成長したいと思います。
ちなみに、今回多数の佐藤錦の苗木を見ましたが、花が咲いているものがありましたので、この千葉県でも佐藤錦の花が咲く事を初めて確認でき少し安心しました。参考情報ですがナポレオンも花が咲いているのを確認しました。自宅でサクランボ狩り!の夢に向かって挑戦は続きます。

次に桃の大久保と白鳳の状況です。
サクランボ同様に桃も12月末から1月初旬にかけて落葉し丸坊主になりましたが、桃も落葉する前の10月頃から小さなつぼみのようなものが多数あったのですが、それが1月から2月の掛けて少しづつふくらみ、今年の3/19に花が咲き始めているのを確認しました。3月末には桃の大久保が約70輪ほどの花が咲き満開になり、4月初旬に桃の白鳳が約40輪ほどの花が咲き満開になりました。その後花が枯れ始めた頃に葉が多数芽吹いてきました。桃はソメイヨシノなどの桜と同様に、先に花が咲いてその後に葉が出てきました。

桃は満開になる前後に花を何輪か摘み取って、別の品種の花に擦り付けて手作業で人工授粉をさせました。その受粉作業を時期をずらして2~3回行いました。その結果、花ビラが落ちた後に中央部に実の子供のような小さなふくらみが出来ているのを確認しましたので、これが成長すると果実になるのだと思います。人口受粉が成功したようでほとんど全ての花に果実の子供が出来ていますので、このまま順調に成長すれば多数の果実が実りそうで楽しみにしていたところ、4月に入って多数の桃の実が付きはじめました。本日4/25に実の数を数えたところ、大久保は58個、白鳳は34個、2本合計で92個の果実が確認できました。写真を見て頂ければお分かりのように、鈴なりの豊作です。
ただ、桃の木はまだ2本共2年目の若木ですので、本日密集しているものや位置の悪い上向きのものを合計6個摘果(摘み取り)しました。今後も折を見て摘果作業を行い、最終的には50~60個程度に減らす予定です。手塩にかけて育ててきた実を摘み取るのは心が痛みますが、摘果する事により1個当たりの実を大きくする事ができ、木の負担も減らすことが出来るようです。
ちなみに、大久保は昨年いきなり1個の実をつけて収穫し、美味しく頂きましたので、この千葉県でも花が咲き果実が実る事は確認済みでした。それにしても、自宅のベランダでこのように桃の実が多数実る事に驚きと喜びを感じています。夏には自宅ベランダで夢の桃狩りが出来ることを楽しみにしています。

サクランボは鉢植えで育てると樹形が大きくなり過ぎず、小さくまとまってくれて千葉県のような暖地でも果実が実りやすいと言う記事を読んだことがありますので、それを信じて桃と共に庭に植えずにあえて鉢植え栽培に挑戦しています。

参考情報ですが、私が果樹栽培をしている事に感化されたのか、妻と義母が4/11からレモン栽培を始めました(笑)。レモンは年に2~3回花が咲き実が実るとの事です。ユーレカと言う品種で200~300個の実が成るそうです。
また、20年ほど前から植えている柿の木は昨年は豊作でしたので今年は不作かと思っていましたが、今年も多数の実が付き始めていますので珍しく2年連続豊作の予感がします。
最後になりましたが、会社の脇にあるソメイヨシノが今年も3月末ごろに満開になりましたので写真だけでも紹介してこの通信をおしまいにします。


【写真4】3/27ベランダの桃の大久保(奥)と白鳳(手前)の花の様子

【写真5】3/28桃の白鳳の花

【写真6】4/1庭のさくらんぼの高砂の花

【写真7】4/1桃の白鳳の花

【写真8】4/10桃の白鳳の花が実をつけ始めました

【写真9】春になっても全く葉が出てこなかったさくらんぼの佐藤錦(残念ながら4/11に完全に枯れている事が判明)

【写真10】4/11新しくさくらんぼの佐藤錦の1年生苗木を購入

【写真11】4/11枯れてしまった佐藤錦を新しく購入した佐藤錦と植え替え

【写真12】4/11に新しく購入した佐藤錦の様子(4/13撮影)

【写真13】4/25桃の大久保の枝には鈴なりの実がなっています

【写真14】4/25桃の大久保の枝には鈴なりの実がなっています

【写真15】4/25桃の白鳳の枝にも多数の実がなっています

【写真16】4/25桃の白鳳の枝にも多数の実がなっています

【写真17】4/25桃の実の拡大写真(産毛が見えます)

【写真18】4/25桃の実の拡大写真(産毛が見えます)

【写真19】4/25庭のさくらんぼの高砂(右)とさおり(左)の様子(新緑の若葉が生い茂っています)

【写真20】4/17さくらんぼの高砂に実が付いたのを確認

【写真21】4/25摘果(摘み取り)した桃の実

【写22】4/25摘果(摘み取り)した桃の実を切断して中身を確認(中心部に種もありました)

【写真23】1/10のベランダのさくらんぼと桃の様子(12~3月頃まで落葉しつんつるてんの状態)

【写真24】1/10の庭のさくらんぼの様子(12~3月頃まで落葉しつんつるてんの状態)

【写真25】4/11に購入したレモン(品種ユーレカ)を庭に設置(4/24撮影)

【写真26】4/24レモンの花が10輪ほどあるのを確認

【写真27】4/24柿の様子(会の木は葉と花が同時にでき始めるようです)

【写真28】4/24柿の様子(多数のつぼみがあります)

【写真29】3/29埼玉県草加市の会社脇の桜並木の様子

【写真30】3/29会社脇の桜並木の様子