木質バイオマス日誌 -13ページ目

尾瀬・至仏山

7月の3連休は毎年恒例、古い仲間が集まって、山に行く。

今年は桧枝岐集結。

体調の悪い人、仕事の都合がつかなかった人で数人の欠席が出たが、それでも夫婦おそろいの3組を含め、13名が参加した。

が、おりしも「かつてない」規模の台風襲来。

桧枝岐での祝再会酒宴の中で、当初の目的ヒウチ登山を希望する人がいない。

実は、私はコースタイム4時間と知って、計画段階でヒウチ脱落宣言をしていた。

でも、せっかくそこまでいくのなら、と一人で至仏山登山と尾瀬散策をすることに決め、宿も手配する。

さて、翌朝はザアザア振りではないが、登山するには少々臆するショボ雨模様。

でも、しっとりと濡れた湿原風景は風情があって、散策するには悪くなかった。

コバイケイソウ ←ニッコウキスゲとコバイケイソウ

賑やかに尾瀬沼まで行き、東岸ビジターセンター前で一人別れ、尾瀬ヶ原に向かった。

その後は、台風の影響か、連休とは思えない人出で、静かな平ら道歩き。

咲き始めのニッコウキスゲ、湿原の中のトキソウ、サワランの花、カキツバタ、ヒツジグサ・・・いやあ、良かった。

トキソウ ←トキソウ

宿のある山の鼻には予定より大分早く着いたが、足は十分によれよれだった。

宿はやはり台風の影響でかなりキャンセルが出たらしく、6人部屋満タンの覚悟が、私ともう一人しかいなかった。

相部屋は、趣味で風景写真を撮っている、初老の品の良い方。

初対面なのにウマが合って、夕飯に岩魚のお刺身をご馳走になり、布団の中での話も弾みました。

翌朝は、次はぜひ盛岡に来ていただくことをお願いし、「台風はどうした?」降水率0%の至仏山へ。

これまた、人のほとんどいない静かな山行である。

森林限界を過ぎるとほどなくハクサンコザクラとご対面。

そして、しばらくゆっくり登っているとついに登場「オゼソウ」
オゼソウ

高さ10cmほどの、地味だけど気高い花だ。
その後はホソバシュロソウやミヤマシオガマ、ホソバヒナウスユキソウなどのお花畑の中の道を歩く。

頂上はどこから湧き出たのか結構人がいた。

下りもゆっくりペースで、花を見逃さないように降りる。

そろそろ足が限界のとき、丁度鳩待峠に出た。

ここから戸倉までは、人さえ集まればマイクロで送ってくれる。

このマイクロの中で初めて柏崎の地震のことを知った。

亡くなった人もいるというのに、何とお気楽な自分であることに肩身が狭い。

戸倉からは沼田までのバスを待つ。

本当は上毛高原行きのバスにしたかったが、地震の影響で新幹線が動くかどうか。

バス停で、この先の行程を考えていると、前に乗用車が停まり、「どこまで行くんですか?」と。

下っているとき、私の前になり、後ろになり、花の写真を撮っていた人だ。

http://www.geocities.jp/fuusan21/

ご好意に甘えて新前橋まで同乗させていただいた。

おかげで、小田原の実家には暗くなる前に着くことができた。

久しぶりに実家に帰ったことで、軽ーい親孝行をしたような気もしたが、1宿2飯のたかりともいえる。


振り返って、旧交を温め、そして新しい知己を得た旅だった。


昨日は昼までに盛岡に戻り、そのまま事務所で会計監査を受け、無事終了しました。

一応仕事もしているよ。


トンボ

先程、運営委員会が終わり、無事総会議案書が承認された。

これで晴れて明日からの3連休遊びに行ける。

ところで、台風4号は「かつてない大型」だそうで。

てやんでぇドクロ


全く関係ないけど、来週末、松園の観察園でホタルの観察会があります。

ホタル観察会チラシ

この会の会長さんは、虫に詳しい。

植物に詳しい場合では木屋と草屋に別れ、更にその中で「スミレ屋」とか「「スゲ屋」とかに細分化される。

で、会長さんは「虫屋」の中の「チョウ屋」である。

ただ、季節により「オサムシ屋」もやるらしい。

前回の観察会のとき、緑に光るチョウが見えた瞬間、網を持って走り出し、一瞬の内に捕らえていた。

そのフットワークはまさにチョウの如し。


そのチョウ屋さんに、トンボの名前を聞いたら、ちゃんと教えてくれた。

↓オゼイトトンボ
オゼイトトンボ 外山森林公園の池に飛んでいる。

↓カオジロトンボ
カオジロトンボ 高層湿原の木道上。

図鑑を調べてもわからなかったので、胸のつかえがとれた感じ。


七夕

土曜の晩は珍しく空の晴れた七夕だった。

急遽笹の葉を調達して、飾り付けをする。

短冊に書くのは、やはり本質「世界平和」。

そして「家内安全」。

さらに、一人暮らしで頑張っているおばあさんと、そろそろ老年期に入った犬猫の「健康長寿」。

紙面の都合上、並列書きで失礼しました。

高3の娘は、「部活の大会優勝」。

そしてやや悩んで、やはりこれが定石だろうと、「大学受験合格」。

ミニミニ安直軒下七夕飾りの出来上がり。

七夕  洗濯物と同居。

翌朝、「大学受験合格」の短冊が吹っ飛んで、地面に落ちていた。


ところで、先日の事務局会のあと、「近頃事務局ブログ虫ばっかりですね。」と言われた。

で、趣向を変えてみる。


四十四田ダム縁の遊歩道手すりに蛇が貼り付いていた。

ちっとも動かないので、棒でつつくと、二枚舌をぺろぺろ出した。

家で、撮った写真を確認すると、この模様って、もしかしてマムシさん?

あんまり怒らせなくて良かった。

マムシ


山で出会ったカエルは、シュレーゲルアオガエルかと思ったが、図鑑によるとサイズ的にモリアオガエルの雌らしい。

こいつ、実は10cm近くもある。
モリアオガエル

うっとりするほどの愛らしさ。



登山2

日曜の登山による足ぼろぼろは、予定通り翌朝には直っていた。

ま、完全復活というほどではないけど。

で、1日おいた火曜日に、早池峰のお向かいさん、薬師岳に登る。

ヒカリゴケぴっかぴか。

ただ、写真に撮るのは至難の業。

撮れたのは頂上近くの高山植物の面々。

一緒に登った友人に、軽く写真を褒められたので、気を良くしてここにもアップ。


イソツツジ
イソツツジ


イワヒゲ
イワヒゲ


チシマゼキショウ
チシマゼキショウ


そんな訳で、総会準備は遅々として進まず。

登山

梅雨の晴れ間を使って、山に登った。

標高差800m。

近頃の限界は600mというところなので、はるかに超えている。

ただ、どうしても見たい花があって、頑張っちゃったよ。

残念ながらその花の時期は逃してしまったが、高層湿原も、高山性の花もきれいだった。

大好きなヒメシャクナゲ(全高5cm程度)が咲いていたので、木道に這いつくばって写真を撮る。

無理な体勢で、足がつった。
himesyakunage

↑おまけにピンボケ気味で露出オーバー。(調整したけどダメだった。)


池塘
池塘

ムシトリスミレ
ムシトリスミレ


ミヤマダイコンソウ
ミヤマダイコンソウ


チングルマ
チングルマ


で、下りになって、つった足がパンパンで、上げ下げ不能状態。

段差は(って、登山道は全て段差だし。)杖を使って、ヨロヨロ降りる。

温泉に入って、若干の回復をみたが、現在移動は宮中の如き、しずしずしずしず・・・。

が、床に坐るときは「うりゃー!」と、大声でわが身を鼓舞する。

だって、痛いんだもの。

一応、明日目覚めたときには完全復活予定。

クリとクスサン

梅雨入りしたのがよくわからない晴天の毎日が続いていた。

今日はその帳尻あわせの大降り。


さて、梅雨のシーズンは白い花が多いという。

薄曇りの光の中では白が目立つのだそうだ。

その代表がこれ↓
マタタビ  マタタビの花

と言っても、実は葉の影に隠れていて、ほとんど気づかない。

ただ、葉が白くなるので「ほう、そろそろ花が咲いている頃」とわかる。

写真の花は、近くを歩いていて、何とも妙なる香りで気づいた。


いっぱいの花と、すさまじい香り、いや臭いで、虫もたくさん来ているのがクリ。

最も、賑々しいのは雄花だけで、雌花は一枝に数輪がひっそりと咲く。

クリ雌花


ところで、この雄花華やかなクリの木をクスサンが餌場にしていた。

クリとクスサン  (丸コブはクリタマバチの虫こぶ。)

クスサンは薄緑色の毛が輝き、おまけに何と言ってもでかいのですぐ気づく。

http://csg.ameblo.jp/csg/entry-10015019237.html

が、このクリの雄花の中ではそれなりに擬態効果があると知った。


ヌルデ、殊に葉っぱを食べ尽くした木の中では全く効果ないけどね。
ヌルデとクスサン

それに、こんなサイズ、誰の口に入るのかと思ったら、カラスが食べるんだって。

まだ現場を見たことがないけど。




キアシドクガ2007

6月だってのに、岩手だってのに、連日30度近くてメロメロ。

しなくて良いボケまでしちゃった。

自動支払機の前で、突然(20年は使っている)暗証番号を脳内喪失。

ぼんやりしたまま3回間違い番号入力してキャッシュカードが使えなくなった。


そんな状態なんだから、お願いアメブロ、全部文章入れた後「現在込み合って・・。」とかでアップロードできないのどうにかして!

下書きにも残らないなんて悲しすぎる・・。


さて、苦戦しつつも、このブログで2階から書いて3年目になった。

この時期に現れるキアシドクガは毎年ネタにしている。

http://csg.ameblo.jp/csg/entry-10013864428.html

で、今年も。

最近発行された「とりぱん3」にも登場している蛹↓

キアシドクガ蛹

とりのさんは「超ミニツタンカーメン」と称している。

うーん、むしろリボンを頭につけて頬を染めた女の子に近いかな。

親も捕まえて、同じ構図で撮影してみた。
キアシドクガ成虫

黒目が大きくて、ちょっとはにかみ屋さんポーズ。



コブヒゲボソゾウムシその後

コブヒゲボソゾウムシの入っていたプラ容器をそのままにしていたら、バラの葉裏に生き物発見!

これはどう見てもゾウムシ系ではない。

ウンモンテントウ幼虫

確かに卵からそのまま親と同じ形のゾウムシが現れるわけがない。

(そもそもコブヒゲナガゾウムシという同定もかなり怪しい。)

同じ日に採って、同居させてたウンモンテントウの卵が孵ったのだと思う。

庭のアブラムをいっぱい与えたら、すくすく育って、今やこの状態。

ウンモンテントウ幼虫2

庭のジャガイモにたかるニジュウヤホシテントウは見つけたら即退治。

が、アブラムシをせっせとたいらげるウンモンは頼もしく、気に入った。

早く成虫になって全身目玉模様のステキな姿を見せて欲しい。


今週末は今年度第2回目の松園子ども自然観察園観察会です。

チラシ ←クリックすると大きくなります。

今や観察園の中は上の方でキアシドクガが、下のほうでクロヒカゲが飛び回り、「モノトーンで如何かしら?」の状態。

うまくするとカワセミに会えるかもしれない。

お近くの方はぜひ足をお運びください。





ゾウムシ

イタヤハマキチョッキリの仕事ぶりを拝見してから、ゾウムシ系に爪先程度はまった。

http://csg.ameblo.jp/csg/entry-10034539423.html

彼(彼女?)の揺りかごづくりは、まずイタヤの小枝をぶら下がる程度に切るところから。

以前見た彼は、枝を切り落としてしまって、落ちた枝の上で呆然としていた。

上手にぶら下げ切りすると、これを数枚重ね合わせる。

ゆるゆるゆるゆる・・・

葉っぱの上をただただ歩いているだけで、どうして重なるかが理解できない。

それに、あそこまでデカイものをつくる必要性は何だ?


とにかく、そんなゾウムシ系が好きになった。

まず、フォルムがステキ。

そして、見た目にたがわぬ動きがいい。

逃げるときはコロンと落ちるか、スタコラサッサである。(これが結構早い。)

ハムシのようにピューッと走り去るよりずっとかわいい。

かの養老先生がはまっているのも無理ない。

先生も人の子、やはりゴキブリ系よりゾウムシ系に魅力を感じるのね。


本日の収穫はコフキゾウムシのご夫婦。

コフキゾウムシ  

同定には全く自信なし。

名前を調べるべく、ゾウムシ系サイトを探していると、「3匹おんぶで大バトルをしていた。」なんて記述もあって笑える。

こいつも、お父ちゃんをおんぶしたままあっちスタコラ、こっちスタコラ走り回って、ピントを合わせるのが大変だった。


1週間ほど前に外山の森林公園で見つけ、名前を調べるために持ち帰ったのがこいつ↓

コブヒゲボソゾウムシ

おそらくコブヒゲボソゾウムシ。

ケースに入れていたのだが、写真を撮って逃がした後、卵が産み付けられているのに気づいた。

そしてそのわずか3日後、超ミニコブヒゲボソゾウムシが数匹。

こいつら芋虫期なしか!

ところで何を餌にしているんだ?

最初、リンゴコフキハムシだと思っていたので、リンゴがないから同じ科のバラを与えてみた。

食べている様子がない。

で、1日足った今日、どうも皆さんどこかへお出かけになったみたい。

餌が気に入らなくて、空気孔から脱出したと見た。

何せ、全長約1mmの超ミニだ。見つかるわけがない。

これは家族には秘密。


以前、「部屋の中でドングリ栽培するのやめてくれない!」と娘に怒られた。

「違う、それはドングリに入ったゾウムシ系の芋虫を育てている。」と言ったら、更に顰蹙だった。

家族にも言えない秘密ってある。






ヘンな連中

手の甲のカイカイがなおらない。

原因はわかっている。

3日にあげずの狩場通い。

獲物を捜しているときの目は他のものを認識しない。

今が盛りのスズランも「あ、咲いているな。」程度。

で、おそらく獲物の周辺のツタウルシなどを触っているのだろう。


で、下の写真はすべてイヌの散歩中のもの。


↓ヒメヤママユ幼虫(らしい。)
ヒメヤママユ

今、四十四田遊歩道の周りは幼虫大賑わいで、せっせと写真を撮る。

が、同定のできるものはほとんどなく、これを幼虫図鑑

http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/index.html

で見つけたときは「やった!」だった。

幼虫の最盛期は、鳥の子育て最盛期でもあり、四十四田周辺は大食料産地。

自然ってよくできている。


オジロアシナガゾウムシ

オジロアシナガゾウムシ

さわるとコロンと丸まって死んだふり。

そのドンくささがプリティー。

どの足が長いんだ?


ヘロヘロ飛んでいるウスバシロチョウはファンも多いらしい。

ウスバシロチョウ

本当に薄羽で、停まっているハルジオンの黄色い筒状花が透けて見える。

「うーん、美しい。」と感動して写真を見ていたら、後ろから覗き込んだ娘が、

「わぁ、気色い!顔じゃん。蝶が顔だ!」

そう言われると、確かに怪しく微笑む猫の顔で、以後顔以外に見えなくなってしまったのが悲しい。