コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和) -62ページ目

コミュニケーション概論Ⅰ-①

●コミュニケーションはキャッチボールと同じ

―――――――――――――――――――――――
 コミュニケーションとは・・・          

 意思・感情・思考などのさまざまな情報内容を、
 言葉・身振り・手振り・表情・通信手段といった
 さまざまな手段で、互いに伝え合うこと。

             (出典:三省堂辞書)
―――――――――――――――――――――――


コミュニケーションの特徴はといえば、大抵は「内容」や「手段」
にばかり目がいってしまいがちだと思います。

ですが、本当に重要なのは、「互いに伝え合うこと」です。
インタラクティブ(双方向)だからこそ、コミュニケーションなのです。

一方的な情報発信だとインフォメーションですよね。

コミュニケーションは、よく「キャッチボール」に例えられます。

キャッチボールをするとき、一番気をつけるのは何でしたっけ?

そう、相手のことを思いやる気持ち、です。

ボールの大きさとか、ボールが何色とか、
ストレートとか、カーブとか、速球とかは本質じゃなくて、
何より大切なのは「相手が取りやすいボールを投げること」。

とりあえずはキャッチボールが途切れずつづいていく。
それが気持ちのよいコミュニケーションの第一歩といえるでしょう。

団体設立のごあいさつ

コミュニケーション能力が大切、なんて言葉をよく聞きますが。
社会人になって、コピーライターになって、
“コミュニケーション”というものと懸命に向き合うようになって、
そのありふれたフレーズが、
本当に、切実に、その通りかもしれない、と感じるようになりました。

現代は、とてもコミュニケーション能力が重要な時代だと思います。
“モノ”と向き合っていればよかった第二次産業の時代は終わり、
“人”と向き合わなければならない第三次産業が隆盛を迎えています。
簡単に誰とでもつながれるコミュニケーションツールは、
簡単に嫌いな人を切り捨てる自由も生み出しました。
無理に嫌いな人と付き合うよりも、新しい誰かと仲良くなればいいからです。

そのため、
これまでモノと向き合っていればよかった職人さんとか、
権威にしがみついて威張りくさっている偉い人とか、
彼らの居場所はどんどん失われていっています。

人とわかり合う力。
人と上手くやっていく力。
コミュニケーション能力は、学べば奥深く、学ぶほど人生を豊かにしてくれます。
そんな偉そうなことを言う私たちもまだまだ未熟者。
さぁ、一緒に、コミュニケーションについて学んでいきませんか。

コミュニケーション能力上達の心得

コミュニケーションの下手な人は、ひとつの顕著な特徴があります。それは、「コミュニケーションをしていない」ということです。自分の考えていること、求めていることを相手に伝えていないのです。

「どうして私の気持ちが伝わらないんだろう?」と悩んでいる人のほとんどは、そもそもその気持ちを伝えてすらいないことが多い。「でも、言わなきゃわからないようじゃダメだ」とか言っていたりします。

あなたはあなたの考えていることをよく知っています。それはそうでしょう。自分の頭の中にあることですから。でも、相手はけっしてあなたではない。そして、あなたの顔色をうかがうためだけに生きているのでもありません。

「言わなくてもわかりあえるはず」というのは幻想です。伝えなくては、伝わりません。言葉を尽くさなくては、理解し合えません。もちろん、その逆も真です。

たしかに最初は、面倒くさいなぁ、と感じるかもしれません。伝え方を間違って誤解されて傷つくこともあるかもしれません。それでも、やっぱり、コミュニケーションを諦めてはダメです。算数の九九だって、スポーツだって、自転車に乗ることだって、英語だって、日本語だって、何だってこれまで練習してきたでしょう?そう、数さえこなせば、どんなことも上達できます。コミュニケーションだって同じです。

そして、上達したら、もう、あとは、楽しい日々が待っています。レジでお金を計算するときにストレスは感じませんよね?サイクリングは楽しいですよね?コミュニケーションも、上手になれば、絶対に楽しくなるんですよ。そう、絶対に、ね。

どうぞ、今後は、これまでよりも言葉を尽くし、心を尽くし、誠意を尽くして、あなたの気持ちを相手に伝える努力をしてください。怖がらず、怒らず、諦めず、心を鎮めて、堂々とあなたの気持ちを伝えてください。伝えたい!という気持ちが本物なら、心からのものなら、必ずあなたのメッセージは相手に届きます。