コミュニケーションの学校 回覧板(錦糸町&両国&浦和) -33ページ目

働く意味を考える雑記

100年後、ここにいるほぼすべての人は、もう地球上にはいない。
昨日生まれたばかりの赤ちゃんでさえも。

この事実は、自分にとって、多くの考え方の原点になっています。

100年後、人間はほぼ入れ替わってしまっているのに、
文化や会社や国や技術など、人の営みは、
そのまま、あるいはもっと進化して残り続けていく。
これって本当に、本当にスゴイことだと思いませんか。
赤ちゃんはみんなゼロの状態から生まれてくるにもかかわらず、
誰かが先達たちの知識や技術や文化を受け継ぎ、社会に還元している。
ああ、なんと尊い営みなのでしょう。

最近、若いのに簡単に会社を辞める人が多いと聞きました。
正直いって、それは“傲慢”だと自分は思っています。

いまその会社が世の中に存在しているというのは、
社会にとって何らかの役割を担っているからにほかなりません。
必要がないのに存在し続ける、しかも収益まで出し続けるのは不可能に近い。
ということは、会社には、あなたが担い、次の世代に受け継がねばならない
知恵とか技術とか社会の役割とかが蓄積されている、と考えられるのです。

その私たち人類が築き上げ、伝えられてきたモノに対して、
少しは敬意を払ったことがありますか?受け継ぐ覚悟は持っていますか?

あえて言いましょう、あなた、そして今生きている私たち以外に、
誰がその叡智を次に受け継ぎ伝え残していけるのでしょうか。

今、着ている服も、歩いた道路も、買ったジュースも、
私たちを取り巻くすべてのものは誰かが創造し残してくれたものです。
私たちは過去の人や誰かさんの努力や支えの上で、生きているのです。

もっと謙虚に生きていきましょうよ。
私たちは全員が誰かに助けられ支えられて生きている、
そう気付いたとき、目の前にいる人の本当の価値が見えてくるはずです。
そして、その人、その会社、その社会のありがたさにも気付くはずです。
自分ひとりで何かできる、なんて思ってはいけませんよ。

同様に、歴史から学ぶことの大切さも、ここではお伝えしたいと思います。


P.S.

もう少しわかりやすく言いますね。

自惚れ屋さんと謙虚さんの2人の少年がゴルフをはじめました(実話です)。

自惚れ屋さんは「オレはオリジナルな人間だ!」と我流で練習しました。
謙虚さんは「僕は凡庸だから」とプロのコーチに基本の型から教えてもらいました。

自惚れ屋さんは毎日自由奔放に練習したいときは練習し、
休みたいときは休み、なるべくストレスなく気ままに成長しました。
人付き合いも多いので、気付けば月3日で無理なく練習に励みました。

一方、謙虚さんは、コーチが運悪く鬼コーチだったので、
怒鳴られたり、何のためにやっているかわからない練習もやらされました。
「プロになれ!」と一方的に言われ、気付けば毎日最低1時間は練習しました。

3年後、2人は対決の日を迎えました。

さて、どちらが勝ったでしょう?(笑)

結果。

自惚れ屋さんは、我流のフォームで、いまいち距離が伸びません。
「パターは感性が大事」などと言い、その感性もほとんど当たりませんでした。

そしてプレイ後、あまりのショックにプロのコーチに習いにいったのですが、
「クセを直すところからはじめないといけないから上達まで時間がかかる」と
言われ、さらにショックを受けていました。。

サラリーマンという仕事は25

24の追伸です。

懐に飛び込むといっても、
ケンカを売るわけでも、過剰につきまとうわけでもないですよ。
常識の範囲内のことですからね。

運よく話ができて、例えば、やっぱり自分とは合わないとわかっても、
ああ、世の中にはそんな考えの人もいるんだね、
くらいに受け止めておいてください。
ここで否定しだしたら、何の意味もありません。

ちなみに、話のきっかけはあいさつが有効です。
「おはようございます」と毎日言っていれば、
いきなりはムリでも、そのうち話すきっかけくらい出てきます。
そういうものだと思いますよ。

サラリーマンという仕事は24

自分の今いる会社を一番にするために。

隣の人に声をかけてみましょう。
いや、別に、正面でも後ろでもいいですよ。
会社の人と話をしてみようということです。

会社が良いか悪いかって、けっこう人の要因に左右されると思います。
いい人に囲まれたら楽しいし、
悪い人が一人でもいたら、まあ、あまりいい気持ちはしません。

でも、良い悪いを言う前に。
意外と会社の人と話をしていないことって、多いと思います。
どんな人かわからない人と一緒にいるのは、そりゃ大変ですよ。
まずは話してみましょう。

なんだか苦手だな、と思い込んで距離をなんとなく保っている人でも、
話してみると実は楽しい人だった、ということはよくありますよね。
「話すまでは、嫌いだった」なんていう
コピーライターの岩崎俊一さんの名コピーもあります。
一緒にいる人たちとの距離が縮まったら、
会社に対する見方も変わるんじゃないかなと思います。

苦手な人でも、思い切って懐に飛び込んでみてはいかがでしょう。
相手にとっては不意打ちですからね。
きっと面白いことになるんじゃないでしょうか。
経験上、そんな気がしますよ。