2年前に書きそびれた入院の総評、今度こそ書くぞと決意して…今こうして書いています。
今回、転倒からの骨折→救急搬送からの不本意な入院をして色々思ったことがある。
当初は数日、長くても1~2週間程度で帰れると思っていたけど、なんだかんだで1ヶ月半になってしまった…これまで3回くらい入院してきたけど、最長記録を余裕で更新した。
そして、入院中はとにかく暇だったので色々なこと(だいたいはどうでもいいこと)を考えてそれをアウトプットの意味も兼ねてパンフレットのメモ欄とか裏紙に書き出していた。
ずっと個室にいたので、いつしか「ここはもはや第2の自宅」と感じるようになってきた…それと並行して、日にちが経つとともに徐々に「もしかしたらこのまま帰れないのでは?」と絶対に有り得ないことに対して不安感が増してくるようになった。
1ヶ月経過して、突然フロア移動を宣言された時は「住処を追われたような気持ち」になってなんだか悲しかった。
病院ご飯記事で書きましたが、入院してから2週間くらいはなぜかずっとお腹を空かせていました…思想が強いとかメシマズと酷評したご飯や普段だったら絶対食べない嫌いな食材まで全部完食してました。
しかし、3週目に突入した途端今までずっと感じていた空腹感がピタッと止まったのです…それだけでなく、食に対する興味関心が徐々に薄れ、最終的には消失しました。
他に消失したものは、入院してからしばらくは「早く帰りたい」と思っていたし、中の人にもしょっちゅう「いつになったら退院出来るの?」と聞いていたものですが、3週目あたりから帰りたい気持ちが薄れてきました…そして4週目に入ると、逆に家に帰るのが少し怖くなってきた。
ずっと外の世界から隔絶されていると、外に出るのが怖いと感じるようになるんですね…たとえそれが1ヶ月程度だとしても。
他に考えていた事は「2年前に入院した例の病院と今入院してるところは何が違うのか?どう違うのか?」と項目書き出して最終的に「どっちがいいのか?」と考えてみたけど…その時出した結論は
「どっちも一長一短がある」
という、どっちつかず白黒ハッキリしない私らしくない結論になってしまった…今回は歯を抜くのに入院したところは比較対象からは除外した。
ここは以前、薬局の人に「あそこは別格だから、あそこを基準にしちゃうと全部ダメになる」と注意されたことがあるので。
今回の比較は、建物がキレイだけど、職務放棄メニューのメシマズか?中の人は頑張ってるけど、ハード面がボロボロで市議会で袋叩きにされているとかそういうことではなく…あらゆる要素をひっくるめて総合的に判断した結果だということだけはお伝えしたい。
理想を言えば「キレイでご飯が美味しくて、中の人が優しい所(海が見えるとなお良し)」なんだろうけど…そんな全てを完璧に揃えたところ、早々ない訳で。
今回の入院で色々なことを学んだような気がします、それを考えると今回の入院生活…あながち悪くなかったかもしれない。