白衣マジックって言葉を知ってますか?
簡単に説明すると
「白衣を着た男性はカッコ良さが増して見える」
という現象の事を指すんですが…この法則が発動するのって、個人的には一部の医療ドラマだけでリアルで白衣着て仕事してる人って…言うほどカッコ良いですかね?
あと、白衣マジックなんて呼ばれてますが…なぜか化学者や理科教師、研究者とか薬剤師は端から含まれない謎。
何故か医療従事者、それも臨床限定であまり表に出てこない病理とか教える側とか法医学の人達はスルーされがち。
自分にとって身近なポジションじゃないと想像が付かないのだろうか?
そもそも、この白衣マジックとやらは…現実世界に存在するのだろうか?
個人的な見解は「一部の医療ドラマ」には確かに存在すると思う。
具体例を上げると…個人的な好みで申し訳ないが「ナースのお仕事」に出演していた長塚京三とか(未出演のパート4と劇場版は見なかった)、人から聞いたケースだと坂口憲二あたりは確実に白衣マジック発動してる。
なんとなくのイメージですが、90年代あたりまでの医療ドラマって白衣マジック発動してた感が強い。
このあたりのドラマって勝手な想像で作られていた部分が多いから、それこそ白衣の着こなしは前をはだけて裾をヒラヒラさせるのが当たり前みたいなケースが多かった(たぶん、衣装をより見せる為と思われる)が、2000年代に入ってから特に白い巨塔みたいなリアリティ重視の作品だと白衣のボタンはちゃんと閉じるのが当たり前になって来た。
2000年代の白い巨塔は唐沢寿明派か江口洋介派かで二分しがちだけど、個人的にはああいう白衣の着方なら大河内教授が一番カッコ良いと思ってる(異論は認める)😳
聞いた話ですが、ドラマでも前をはだけて着ると現職の方々から「実際にはあんなだらしない着方しません🤨」って苦情が入る事があるとか?
何で前をはだけてヒラヒラさせてはいけないのか?今でもはだけて着てる人はなぜなのか?そもそもなぜ、白衣を着るのか?は検索すれば解説しているページやブログ等が出てきますので、気になる人は調べてください。
今回、なんでこんな記事を書いたのかというと…入院中にふと「白衣マジックって現実には無いよな」という事を考えてしまったから。
骨折からの入院で、ここの病院で私の担当の主治医を見ていたら…「この人は白衣の魔法がかかってない」と思えてきた。
オッサンとかおじいちゃんじゃなくて「お兄さん」という言葉がしっくり来る年齢の人でもしかしたら、私より年下かもしれないが…とにかくノリが軽い、しかし見た目がチャラい訳では無いので例えるなら
「高田純次を若くしたような感じ」
という表現がしっくり来る…息をするようにテキトーな冗談を言うタイプ。
それだけではない…なぜか「半袖の白衣」という、私が未だに存在する理由が解せない物を着ているのだ。
調剤メインの薬局行くと夏季限定でたまに着てる人いるけど、このお兄さんは通年だ。
そしてお兄さん…平日は必ず私の部屋にやって来る…フロア移動してからも絶対来る(放ったらかしであまり来ない人もいるらしい)。
来たところで何もする事は無いのでだいたい雑談するんだけど、ある日私が
「白衣マジックって、現実には起こらないんですね😞」
って言ったら…
「もっとカッコ良い人、担当に付けましょうか?」
なんて返してきたから
「別に特定の誰かの事を言ってる訳じゃない。でも、半袖の白衣って時点で理解に苦しむ…半袖着るならエプロンにでもしたら?」
と話したら
「半袖の方が処置とかしやすいんですよ~それに、白衣着てるとプロっぽいじゃないですか😏」
とのこと。
形から入るタイプなのか?それとも、舐められやすいタイプなのか?
これまで、幅広い年齢層の白衣を日常的に着てる男性に会った事があるけど…誰一人魔法にかかった人を見たことがない。
頭髪が消失したおじいちゃんだったり、オッサンだったり、サイズが合ってないのか?袖がやけに短かったり、どっかの自治体から借りパク(?)してきたやつだったり…とサンプルにかなりの偏りがあるのは否めないけど。
いわゆる白衣マジックという現象は
「ただし、イケメンに限る」
なのかもしれない…もしくは、中の服装もきちんとして、ちゃんと磨いた革靴履いてその上で最近増えてる1着数万円くらいのオシャレなやつを着ないとダメなのかも?
少なくとも、手術着着てスニーカーとかクロックス履いてるうちはよほどのイケメンでない限り…永久に魔法はかからない。