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おじいちゃんのパピヨンさんと暮らす、ソロ活&おひとり様人生エンジョイ中な私の雑記帳
不定期更新&長い記事多めです

今年もあの大型番組の季節がやってまいりましたが…例のTシャツ、毎年販売されているらしいですが実際に売ってるのも出演者以外で来ている人もほとんど見かけた事がありません(学生の時に友人が着てるのを1度だけ見たような)。

 

この番組に対する賛否は他の人達が勝手に主張してるので私は何も言いませんが、毎年のように現れる

 

「精神障害者も出演させろ!!」

 

って騒ぎ立てる界隈…こういう人達、いわゆる発達界隈にも結構いる。

 

私はこんな主張をしてる人たちに一言いいたい。

 

「本気で言ってるの?見せ物になりたいの?」

 

個人的にはあの番組に出てる障害者がどう見ても「見せ物にしか見えない」…特に武道館のステージでパフォーマンスしてる(させられてる?)人達、総じて子供が多い気がする。

 

ここ数年は「感動ポルノ」なんて言われてるけど、あそこまで行くと「現代の見世物小屋」だよね…過去にはダウン症の子供にパーフェクトヒューマンを踊らせる

 

 

 

という企画が物議を醸した&炎上もした。

 

そもそもメディアが取り上げる障害者って「いかにも」みたいな人しか取り上げない気がする、障害種別問わず自活して社会生活営んでる人はほとんど取り上げないよね…特に発達障害に限るとどう見ても知的障害だろ?とか自閉系だと明らかにカナータイプ、もしくは重度のアスペルガーで顔つきや容姿でなんとなく察しがつくタイプ。

 

ADHD系は今はほとんど見なくなった。

 

結局、映像として「見てわかりやすい」方が受けるんでしょうね。

 

最近流行りの「障がい者アーティスト」なんてのも、作風が独特な知的障害者ばっかり持て囃してるし。

 

この世界、身体障害で口や足で描いてる人も居るし、精神障害だと草間彌生は前衛芸術家として世界的に評価されてるし、すでに亡くなった人なら作風が劇的に変化した猫の絵でおなじみのルイス・ウェインとか精神疾患を抱えていた芸術家は結構多い。

 

でも、前者の人たちは言われないと普通に手描きにしか見えないし後者は病気や障害が作風に影響を与えてるけど、障害云々抜きで実力と才能だけを評価されている。

 

芸術分野でも音楽や芸能界でも辻井伸行や精神疾患や発達障害を公表してる人は国内外問わず結構いるけど、障害とか抜きで実力や才能だけを評価されている…人によっては「障害を前面に出したくない」と言ってる人もいる。

 

ちょっと前にとある100円ショップで「障がい者アート」の商品なるものが売ってたり、どっかのコンビニのトイレの壁紙にしたり…というのがあるらしいけど、それらの作品は口や足で描かれた作品ではなく知的障害とか自閉症の描いた物がほとんどだ。

 

口や足で描かれた緻密で繊細な作品よりも、作者の素性を明かさなければ幼児のお絵描きにしか見えないような絵の方が良いらしい。

 

近年のパラリンピック出場選手を障害云々抜きにして「いちアスリート」として扱われるようにはなってきたけど…結局、障害者にも「ステレオタイプ」が存在していて「障害者たるものかくあるべし」と思ってる人が多いのだろう。

 

だから、メディアが取り上げるのは自分たちのステレオタイプ通りの障害者にしか興味が無いし、普通に自活して社会生活を送ってる人や突出した才能や実力を持つ人ばかり出すとおそらくですが…いわゆる「ステレオタイプの障害者」の保護者あたりから文句でも言われるのだろう。

 

最後に、どうしてもメディア露出したい精神障害・発達障害者へ一言

 

「今は、テレビだけでなくYou Tubeという方法もある…見せ物ではなく、発信者になればいい。」