パピヨンと9年暮らしてみて感じたこと…数が激減しているのが気になる。 | 今日も、犬とベッドシェア

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おじいちゃんのパピヨンさんと暮らす、ソロ活&おひとり様人生エンジョイ中な私の雑記帳
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柴犬飼いたいから始まり、実際に迎えたのは何故か「パピヨン」…愛玩犬には興味どころか眼中にすら無かった私がパピヨンと9年暮らしてみて思った事。

 

それは、パピヨンって「賢い系中大型犬飼いたいけど、諸般の事情で小型犬しか飼えない」…って人でも充分に満足できる犬種だなと。

 

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くつろぐ姿はまさに大型犬の風格を感じる(実際は3kgくらい)。

 

私は子供の頃から犬がいる生活だったけど中型犬ばかりだったので、そもそも「小型犬(パピヨンさんは超小型犬)」というのは未知の生物にすら感じる存在だった…小さい犬グッズを見るたびに「こんなサイズで犬が本当に使えるのか?」と思っていたほど。

 

実際に小さい犬グッズを買う立場になってみると大型犬用のグッズが「うわ、デカっ」と思うようになってしまった…そしてパピヨンさんサイズより更に小さい犬グッズ(主に服)を見ると「こんな小さい犬がいるのか…」と驚く、そしていつの間にか「5S」が追加されているじゃないか。

 

そしてコーギーサイズが消えている…確かにコーギー飼いは「裸族派」の人が多いからな。

 

店員さんによると小さいサイズはチワワの子犬を飼っている人に需要があるらしい…ちなみにパピヨンさんはSSサイズ。

 

かなり昔に書いたけど、パピヨンは見た目やサイズの割にかなりアクティブな犬種である…ショードッグになるには生まれ持った要素をかなり要求されるが、訓練競技会やアジリティの大会で活躍するパピヨンも少なくないそうだ。

 

ようは訓練次第で「大化けする可能性がある」犬種なのだ、パピヨンは頭がいいので物事はすぐに覚える(これが厄介なのだが)。

 

チワワとサイズはさほど変わりないが、パピヨンのルーツを辿るとその昔は「コンチネンタル・トイ・スパニエル」とか呼ばれていた時代もあるそうで…「スパニエル」と犬種名が付くのは一部の犬種を除いて基本的に猟犬種である。

 

パピヨンは実際に狩りをしていた記録は無いが、海外では「牧場で働いているパピヨン」もいるとか?

 

どこかのサイトに書かれていたがパピヨンは「小型犬の皮を被った賢い大型犬」と評されていた、小さいからって「かわいい、かわいい」ばかりだとあっという間に王子様・お姫様の誕生である。

 

でも、パピヨンは初心者でも充分に飼えると思う…しつけ教室に通って、程よい距離を保つ関係を築ければよき「相棒」になってくれると思う。

 

但し子供のいる家庭向きじゃないな…パピヨンは賢いけど神経質な面があるから子供を嫌う傾向がある気がする、うちのパピヨンさんは雷や花火の音は大丈夫だけど「子供の奇声や鳴き声」には特に敏感に反応するところがある。

 

特にパピヨンは脚の骨が菜箸くらいの太さしか無いので乱暴に扱うと骨折してしまう…基本的には体は丈夫なんだけどね。

 

2代目を飼うことがあったらまたパピヨンが良いと思っている、でも気になることが一つだけある。

 

それはパピヨンの登録頭数が激減していること…9年前は10000頭くらいいたはずなのに、2017年のパピヨンの登録頭数はなんと4000頭台。

 

ついに5000頭を割り込んだ、犬種で言うとパグよりも少なくなった…そう言えばここ数年パピヨンをペットショップで見かけなくなった。

 

散歩や病院で会うパピヨンもみんなパピヨンさん(9歳)よりも年上の10代前半~半ばのおじいちゃん・おばあちゃんパピヨンばかりだ。

 

パピヨンはこのままマイナー犬種と化してしまうのか?そう言えば、うちで迎えたブリーダーさんもここ数年は「パピヨン以外」の犬種の子犬情報ばかりアップしてる気がする。

 

個人的には流行って欲しくないという気持ちのほうが強いが、もしかしたら将来的に日本からパピヨンが消えてしまうのでは?とちょっと不安な気もする…ぶっちゃけ一般的に「飼いにくい」プードルやチワワよりも良い犬種だと思うんだけど、どうしてこの2種類が流行っているのか全く理解できない。

 

もっとパピヨンの良さをわかって欲しい…と思う今日この頃なのです。