答え・不可能…「記憶を抹消する方法は存在しない」そもそも「呪術的な物を操る職業」ではない。
この記事
、我ながらよく書けたと思うので第2弾です。
昨日、お話した時にこんな疑問を投げかけてみた。
私が昔、○○先生とお話しする事になった時…
「この人は私のこころの内を全て読み取って、嫌な経験や記憶を抹消してくれるかもしれない」
という変な幻想を持っていた(実話)、実際はただ「お話しするだけ」という作業を繰り返して行くだけだと知った時に、ちょっとだけ○○先生に失望した。
"先代の副院長"なら出来たんじゃないですかね?と聞いたら、そんな特殊能力は持っていないと言われた。
彼女も結局「ただの人」なんですね…と言ったら、あの先生は職業人としてとても立派な人だったと例によって擁護していた(しかし、この先生
に関してはダメ出しが容赦ない)。
そして、また「一度でもお話しをするべきだった」と言われてしまった…彼女の現実を知ることなく「私の中で”魔女的なイメージ”が固定されている」と注意されてしまった。
あの人は、あくまでも人のこころに寄り添うスペシャリストで
「白衣を着た魔女」ではない
と、そんな特殊能力を持っている人は誰もいないと。
なんか、先代の副院長に限らず「この職業に対するイメージが変な方向に向いている」と言われてしまった。
確かにこのサイトを見る限り では、呪術的な要素全く無い。
実際のカウンセリングってのは想像以上に現実的で、時々しんどい…「自分のこころの中身を読み取ってくれる」のではなく「自分でこころの中身を出さないといけない」のだ。
だから、多くても週1回で1回あたりの時間が40~60分と決められているのかもしれない。
結局のところ、私は「自分の過去をすべて自分で取り出しながら、それらと上手く折り合いをつけていく」という作業をしなければいけないようだ。
ものすごくシンプルに表現すると
「自分のこころと向き合う」
ということ…都合の悪いところだけを”昔の某クイズ番組 みたいに「ハイ、消えたー!!」とテーブルを叩くだけ”では済まないのだ(元ネタ古くてスミマセン)。
記事にはしていませんが、5月27日にお話してきた時に「過去の出来事は、自分で受け入れられるようになってから話すように」と言われました。
3日の診療記録としてこの記事 を書いたけど、実はこのような話をメインにしてきた。
かなり難しい内容でしたのでまとめませんでしたが、宗教というのは私が毎週病院にお話に来るように「こころの拠り所」として誕生したのかもしれないこと。
そして、日本では「信教の自由 が認められているから信仰を持ちたい人は持つ、それはTomokoさんの無宗教&無神論と同じことだから、それを他人に押し付けたり信仰を持つ人を全否定するのはいけないこと」だと言われた。
確かに「信教の自由」をよく読むと「宗教を信じる自由」と「信じない自由」の両方で解釈してもいいようだ。