仕事柄、私は多くの会社で新入社員に出逢います。
ゆとり世代と言われている世代でもありますが、世間で言うほど過去の世代と大差はないのが現実です。
ただ、いつの世代も同じですが今はとくに入社三年目までの離職率が非常に高い。
それは「根気がない」とか「諦めやすい」とか言われていますが実は違うのです。
夢や希望を持って就職活動を乗り越えて入社した会社。
そこでぶち当たるのは社会の理不尽さや大人との関係性。
だれもが通過する部分ですが、そこを乗り越える基礎力がついていないのです。
つまり、自分軸で物事を考えてしまう傾向にあるため、離職する人の大半は会社や上司や賃金に不満を持って離職しています。
しかし、まずは自分が社会で適応できる人になることが最も大事な部分。
そこを何かのせいにしていては離職して再就職をしても同じことを繰り返してしまいます。
真面目に素直に答えを求める若い世代。
でも、社会人になれば正しい答えなんてないことの方が多いですよね。
正解を教わってきた世代は考えて行動するのは苦手です。
それは彼らのせいではなく大人であるわたしたちが与えた環境です。
多くの若い世代のリアルな悩みと、彼らと日々仕事をする上司。
どちらからのリアルな悩みを知っているからこそ、上司が部下に本当は言いたいことを本に書きました。
そして入社三年目以内に社会のルールを知ってどこででも自分を活かすことができる社会人になってほしい。そんなルールを書いています。
同時に上司がこの世代の部下に指導するときのヒントも入っています。
いよいよ9月25日に発売です。

この表紙デザイン。
秀和システムさんでは珍しいポップなデザイン!
実際に同世代の方達にヒアリングをして決定しました。
上司であるおじさんの困惑した顔とこのセリフ。
実際によく見る光景と上司のお悩み。
そして誰もが言われたくないひとこと!
関わってくださった多くの方々に感謝します。