より多くの人と出会うために色々な交流会に参加している経営者は多くいますよね。
でもお名刺100枚を交換して、その後一体どうなっているのでしょうか。
多くの方は、そのまんま。
もちろん、Facebookでお友達になったりされているケースはありますが、その先のビジネスに繋がっているか、といえばそうじゃない。
Facebookの人数が増えたところで、お仕事に繋がっていなければ経営は成り立ちませんよね。
お名刺が1万枚あっても、お友達が5000人いても、経営に苦しむ人は多いのです。
交流会やセミナーに出逢いを求め多くのお金を使い、気を遣い、大切な時間も費やしているのに。出逢いはあるのに仕事に繋がらない。
そんな悩みはよく聞きます。
逆に、限られた人とばかり一緒にいて何かに参加するのもいつも誰かと一緒。
そんな女性起業家もよく見かけます。
名刺集めをしているのではなくビジネスに繋がるきっかけを人脈つくりの中でしている人は出逢ったその場でしっかりと自分は何者でなにをしているか、を明確に伝え相手の印象に残るようにしています。
単にお友達の輪を広げる目的で人脈つくりをされているなら、それはそれでとても良いこと。しかし起業家である以上、それだけでは事業の発展にはなりません。
起業家には交流会で多くの方と一期一会を楽しむより、なにか学べる場へ出向き、そこで毎回しっかりと同じメンバーを顔を合わせながら自分を知ってもらうことをおすすめしています。
私自身も2つの学びの場に参加しています。
どちらも経営者様が集まる学びの場です。
交流会の出逢いと大きく違う点は、互いに経営者であることと同時に同じ学びと言う目的が共通していて、年齢やキャリア、性別や業種に関係なく互いが平等に接することができることです。
そして学びの目的が共通しているので価値を共有することができます。
しかしそこに参加されている経営者が仕事の宣伝をしているか、といえばまったく逆です。私もしたことがありませんし、周りがされているのも見たことがありません。
でも不思議なことに、何かあると皆さん揃ってその会の中の誰かのところに仕事の依頼をしています。
そこには「常の姿を見ている」という点。
そして価値観の共有から信頼や安心ができることが根底にあるからこそ仕事の依頼をするのです。
私もよく依頼をしますが、逆に依頼されることも多いのです。
つまり、人脈つくりとは人数ではないのです。
まず自分を知ってもらうには継続的に同じ人と会える場所へ自分が出向き、続けることです。
その中で、新しい出逢いが生まれ、継続してお会いする中で互いに互いを知っていく。そして普段の行動や人柄から信頼を作っていくことが経営者がすべき人脈つくりです。
物やサービスは溢れています。
ネットで検索すればより良い物は毎日生まれているのがわかります。
その中で自分と言う価値。自社という価値を知っていただくには、まず経営者である自分自身が学びの場へ身を投じることができるかどうか。
そして忙しい中でもその時間を作り継続していくことができるかです。
成功している経営者は何かしら学びの場へ継続的に参加されています。
出逢いは多いけれどなぜか仕事に結びつかないという人は、人脈つくりの根底から見直すべきです。
また女性に多いのはお友達と参加する、というケースです。
こちらもぜひ「おひとりさま」で飛び込んでほしいと思います
誰かがいるから、ではなく。
ひとりで誰も知らない会へ身を投じることは勇気がいるかもしれません。
しかし経営者は「あなた」なのですから。
ひとりで行くからこそ、自分にも甘えがなくなり責任ある行動がとれるようになります。
出逢いは単なるきっかけ。
そのから先、自分自身を知ってもらうためにすべきことは、普段のあなたの姿を知ってもらうことです。
交流会より学びの場。
深い人脈をつくるために、ぜひやってみてほしいと思います。