どんな本にも主人公は必ずいます。

この本(といいながら、漫画「ドラえもん」を見せる・・・)の主人公はだれか知ってる?

そうです。

22世紀という未来から来たドラえもんが主人公です。

これを読めばドラえもんのことがたくさんわかります。

でも22世紀は、ドラえもんに書かれているような未来になっているか

どうかはわかりません。

藤子・F・不二雄 という人が、こうなったらいいなという想像を膨らませて

書いたものだからです。



じゃあ、この本(聖書を見せる)の主人公は誰でしょう。

そうです。神様(もしくはイエス様)ですね。

聖書には、世界の始まる前の話から、まだ起きていない未来のことまで

書かれています。神様がこの主人公。

これを読めば神様の事がたくさんわかります。

イエス様が生まれる事は、何千年も前から預言されていました。

聖書にはイザヤ書という箇所がありますが、

このイザヤさんはイエス様の事をはっきりと預言した預言者でした。

イザヤ96にはこう書かれています。



ひとりのみどりご(Child)が、私たちのために生まれる。

ひとりの男の子(Son)が、私たちに与えられる。

主権(The governmentはその肩(Shouldersにあり、

その名は、

「不思議な助言者(Wonderful Counselor

力ある神(Mighty God

永遠の父(Everlasting Father

平和の君(Prince of Peace

と呼ばれる。

このように呼ばれる人は、イエス様の他にはだれもいません。

イザヤと同じ時期に預言者だったミカさんは、

この救い主がベツレヘムで生まれる事を預言しました。

それもイエス様が生まれる700年も前にです。

人間は嘘をつきたくなくても間違った事をはなしてしまいます。

未来を想像してみても、その通りにはなりません。



でも、神様は違います。絶対に間違ったことはいいません。

神様が言った未来のことは、必ずその通りになります。

今までの事もその通りになったことを見る時、

聖書は間違いなく神様が人間を通して描かれた本なのだな、

と思います。

今日から4週間はアドベントと言われます。

アドベントは神様の預言がそのとおりになったクリスマスを待ち望むとき。

私たちも神様の言葉が本当になったことを信じ、

イエス様のお誕生をこころから待ちましょう。


みんなはイエス様のために働きたい、と思ったことありますか?

ある人は手をあげてみてください。

私は子供の頃から教会に行っていましたけど、イエス様のために働きたい、

と考えたことはありませんでした。

でも、初めてイエス様のために働きたい、と思ったのは、

私が大学生の頃、20歳くらいの頃でした。

その時は、夏のバイブルキャンプに大学生のみんなと行ったときで、

そこでいろいろなことを学びました。

一番よく覚えているのは、杉の木のたとえでした。PP1:杉の写真)



日本には杉の木がたくさん植えられていて、この木を切って、家を建てたりします。

最初は小さな杉の木を植えます。それがだんだん成長していきます。

その時、下にある枝をどんどん切って行くそうです。

きっと木は痛い思いをすると思いますが、枝を切ることで、

まっすぐ、太く、大きく成長することが

できるのだそうです。



私たち人間も同じ。

時には痛く、つらい思いをするかもしれないけど、

それは私たちが天に向かってまっすぐ、たくましく、大きくなるために必要なことなんだよ。

そう教わり、つらいことがあっても、神様のために働きたい、と思いました。

この間、SちゃんのママがNickのことを教えてくれました。この人です。PP2:Nickの写真1)



みんなも家でみましたか? Nickは手も足もありません。

まるで、枝を切られた杉の木のように、手や足がなく、胴体しかないんです。

子供の頃、Nickは死にたいと思いました。

なんで自分が生きているのかわからなかったからです。

みんなと同じ体じゃないから、からかわれたりもしました。

みんなができる事は自分にはできません。

お風呂でおぼれて死のうと、何度かtryしました。でも死ねませんでした。

神様も、周りの人も嫌いになっていきました。

まるで真っ暗やみに一人ぼっちでいるようでした。

でも、ある日、聖書の中に生きる意味を発見しました。

希望をみつけました。PP3:Nickの写真2)



倒れても、もう一度起きあがる勇気をもらいました。

どんなときにもあきらめないことを教えられました。

今でも「足や手が与えられるように」祈ることもあるそうです。

でも与えられないからと言って、神様を恨んだり、失望することはないそうです。

なぜなら、神様の事を愛していて、信じているからです。

Nickの生きる目的は神様の事を世界の人に伝え、感動を与える事です。PP3:Nickの写真3

それは、手や足がなかったNickだから、与えられる感動です。

他の誰もNickの代わりはできません。

人間はみんな人それぞれ、神様から生きる目的を与えられています。

それを神様の中で見出す時、素晴らしい人生を歩むことができます。

ヨセフさんもたくさん苦しいことに会いました。お兄さんたちに嫌われたこと、

家族と離れ離れになった事、一人でエジプトに暮らしたこと、牢屋に入れられた事・・・

数えればきりがありません。

でも、エジプトにお兄さんが来て、お父さんも来て、もう一度会えた時、ヨセフはこう言いました。

わるいことも、よいことのための けいかくでした。(創世記5020

わたしが いかされたのは(くるしんだのは)、かぞくの いのちを すくうためでした。

(創世記455

いい事も悪いことも、神様の計画の中にあり、それには素晴らしい目的があります。

私たちも勇気を失わず、あきらめず、力いっぱい生きましょう。

おいのりしましょう。


創世記43-45章

今日のおはなしは「知恵」についてのお話しです。


人間にはみんなに「知恵」が与えられていると思います。


前、牧師先生がりんごのお話をしたんだけど、

みんなは聞いていないと思うのでもう一回話すね。


日本にはたくさんのりんごを育てている農家があります。

ある時とても大きな台風がヒットして、

たくさんのりんごが風や雨で落とされてしまいました。

落ちたりんごは売ることができません。

かろうじて木に残っていたりんごも傷がついてしまって、

売り物にはなりません。・・・


ある人はこう思いました。


「こんなにもたくさんのリンゴがだめになってしまった。

残ったリンゴも傷だらけで売れないし、安く売っても

そんなにもうからない。」


でも、ある人はこう考えました・・・


「あんなにすごい台風があったけれど、りんごが落ちずに残っていたぞ。

あー、よかった・・・さてこれをどうしましょうか。」


同じりんご農家の人でも全然考え方が違いますね。


「こんなことになったらもうだめだ」と思った人は本当にもう駄目でした。

でも、「悪いこと」もプラスに考えて

「あーよかった。不幸中の幸いだ。」と思った人は、

「根性リンゴ」として、受験生の人たちに傷だらけのリンゴを高く売って、

もうけを出すことができました。

(「しっかりつかまり、落ちない」つまり「大学にも合格する」)

でもこの誰もが持っている知恵には、ちょっと足りないことがあります。

それは「神様がいない」ということです。

聖書をみると、神様の事をよく知ることが知恵のはじまりだって書かれています。

だから「神様を知らない知恵」はパーフェクトな知恵ではないんですよー。

知恵」とは「知る」という字と「恵み」という字からなっていますね。

全てのことは神様からの恵みだと言うことを知る・・・

そのことが知恵なのです。

私は子供のころから教会にいっていて、

クリスチャンになってもう20年以上たつので、

聖書のことはいろいろと知っています。だから「恵み」も知っています。

でも「恵みを知る」ということは生きている間

ずーっと必要なことなんですよ。


私は聖書を読むとき、こういう聖書を読む表を使って読んでいます。

この間もこの表を使って聖書を読もうとしました。

「さて聖書を読もうかな。今日の箇所は・・・ルカ2章か・・・」


さて、私は「ルカ2章」と知ってどう思ったでしょう。

とっても恥ずかしいんですが「なんだ。イエス様がうまれるところか。」

と思ってしまいました。

正直、子供のころから何度も読んでいるから全部知ってるし、つまらないな、と思ってしまったの。


でも、読むことにしました。1節、2節・・・と読んでいきました。

すると、なんか心の感動がじわーっと湧いてきて、

そんな自分にびっくりしました。

なんだか「聖書は知っているからもういい、という書物ではないんだよ。

いつでもどの個所からもわたしはあなたに感動を与える事ができるんだよ。」と神様は教えてくれているようでした。

「知ってる箇所だしー」って思ってしまった心を

神様にごめんなさいってしたことがありました。

「聖書を読むこと」は「本当の知恵」を育てまです。

ただ「いろんなことを知るため、知識をたくわえるため」ではありません。

学校でする勉強は「知識」ためにあります。

でも聖書は「知恵」のためにあります。

「知識」は時代によってころころ変わってしまいます。

でも「知恵」はいつの時代でも変わることがありません。

私たちは「知恵」を大切にして、神様の中で「知恵」を育てていきましょう。


創世記41章

今日、教会学校でヨセフさんのお話を聞きましたね。


誤解を受けて、牢屋に入れられていたヨセフさんでしたが、

王様の夢を解き明かして、そのご褒美に牢屋から出られて、

王様の次に偉い人になった、というお話でした。


貧乏からお金持ちになったヨセフさんですが、

さて、ヨセフさんは不幸せから幸せになったのでしょうか?


たとえば、$100と、$5持っている子がいます。

みんなはどちらが幸せだと思う?

今日は、「幸せってなあに?」というテーマでお話します。



日本人に聞きました。今の世界を色に例えると何色ですか。

1998年のアンケートでは、100人中51人が「灰色」、第二位は「黒」で11人でした。


これからの21世紀は希望のある社会になると思いますかと高校生に質問しました。

中国や韓国やアメリカの人たちの半分以上は「Yes」と答えました。

日本はどうだったでしょうか?たった3割でした。

これをみると、日本の人はあまり幸せじゃないみたいだね。


でも、知ってる? 日本は世界の中でも豊かな国の一つです。


日本にいる人は、赤ちゃん以外全員を読むことができます。

けれども、アフガニスタンの人は7割の人が読めないそうです。

勉強したくてもできないからです。


日本人はお金持ちだと言われるけど、大人だけじゃなく、子供たちもお金持ちです。

平均で1年間に7万7千円もお小遣いをもらっているそうです。

でもエチオピアという国では、大人が一生懸命働いても、1年間で12千円しか稼げません。


あなたにとって一番大切なものはなにと聞きました。

日本でも世界でも「家族」と答えました。


では2番目に大切なものは何と聞いてみました。

どう答えたでしょう。

日本以外の国では「信仰」と答えました。

でも日本の人たちは、「近所づきあい」と答えました。

「神様」を恐れることよりも「近所の人」を恐れているようですね。


ただなんとなく不満と思っている日本人はどのくらいいると思いますか? 

なんと4割もいるそうです。


将来に悩みや不安を感じている日本人は65パーセントいるそうです。


日本のように何もかも整っている国が、どうして悩みや不安でいっぱいになるのかな?

勉強もできて、お金持ちなのに、なんで幸せだと思えないのかな?


このことから、お金や便利な生活が、私たちを幸せにするのではないということが

分かると思います。


じゃ本当の豊かさってなんだろう? 

豊かさ、幸せの秘訣は「こころ」にあります。

どういうことかというと、木のように深く、深く根を張るように、

神様という地面の上にしっかりと心の根っこをはって、

神様の言葉から栄養をもらって生きる事です。


自分は神様の国のメンバーだと思って、ありのままの姿で

神様とともに行動することです。


私たちは「日本人」ですけど、同時に「神様の国民」です。

そのことが私たちのプライドとなり、アイデンティティとなって、

私たちは「豊かだ。幸せだ。」と感じる事ができます。


神様を信じている私たちはたとえ弱くても強いし、貧しくても豊かです。


お祈りしましょう。


参考文献)日本村100人の仲間たち(童話作家吉田浩著)



創世記41章

教会学校のゲームとして、

「肺活量バトル」

というゲームをしました星



用意するもの:よく転がる鉛筆(ペットボトルでも)、ビニールテープ



1テーブルに3本ビニールテープを平行に貼り付ける(それぞれの間隔は20~30cmくらい)


2真ん中にはったビニールテープの上に鉛筆をのせる。


3「よういどん」を掛け声に、両方から息で鉛筆を転がし、相手の側のビニールテープを越したら勝ち。




10人くらいいた子供たち。


その中の2,3人は「やだー」といっていましたが、

案外盛り上がりました(*^▽^*)


息のくさい子がいたら、要注意ですが・・・(笑)



最初は1対1、次に2対2のペアで・・・というふうにやって面白かったです。



準備が特にいらない点も高感度アップでした。

今まで、ヤコブの話をずっと聞いているね。


ヤコブはベエル・シェバからハラン(カラン)まで逃げました。

その道のりは800km
私たちの住んでるアデレードからメルボルンまで727km。

みんな、メルボルンまで歩いて行ける???

すごい距離だよね。この距離をヤコブさんは歩きました。


ベエル・シェバは今のイスラエル。

そしてハランは、今のトルコ。

なんと、ヤコブさんは外国まで逃げちゃったんだね。


じ・つ・はビックリマーク


私も逃げてはいないんだけど、外国の韓国に住んでいたことがありました。
1997年のことです。

最初の一年間はいつも泣いていました。

23歳だったので、ちょっとしたホームシックだったのかもしれません。

「なんでこんな早く結婚したんだろう」とか

「なんで私だけ一人ぼっちでこんなところにいるんだろう。」と

思っては悲しくなって泣いていました。

つらい思いをかみしめながら、韓国に3年もすみました。


その時はなんで自分が韓国にいるのか、わけわかりませんでした。

きっとヤコブもそうだったのかもしれません。


そのあと2000年から2年間は、主人の日本語の勉強のために、

日本で暮らしました。


そして、その後また韓国へ飛行機


次に日本に戻って来た時は、2003年になっていました。


日本に帰ってみると、2003年からヨン様ブームが

巻き起こり、韓国ブームになりました。

たくさんの人は羨ましがりました。


「韓国に住んでいたの!?韓国語が話せるの!?

ドラマを字幕なしで見れるの!?いいなーいいなーアップ


つらいなーと思っていた韓国生活、

なんで韓国にいるのかわからなかったけど、

全てに意味がありました


教会に韓国人のクリスチャンを呼んで、

神様の事を伝えるイベントを行なったり、

韓国語を教えたりできました。

韓国語で神様の事をたくさん伝える事ができました。


そして、そこで劇的な出会いがありました。

それはOさんたちとの出会いです。


私たちが韓国語を教え、Oさんたちが習いに来た。

そこで出会いました。

そしてOさんたちがアデレードへ行くことになり、

なんだかんだといいながら、

私たちもアデレードに来ちゃいました


私が韓国で苦しまなかったら、

こんなに韓国の事を知らずにいたかもしれません。


もし韓国語が話せなかったら、Oさんたちに出会うこともなく、

オーストラリアに来ることもなかったかもしれません。

人間はその時には意味がわからないこともたくさんあります。


みんなは学校で勉強してるけど、

なんで勉強してるのか、わからないかもしれないね。


でも、神様は一番素敵に私たちを作ってくださいました。

そして、神様のきちんとした計画の中で

私たちを成長させようとしてくださいます。


意味のよくわからないことがあっても、後になってみると、

必要なことだったんだなぁってわかります。


つらくても、意味がわからなくても、神様を信じて、神様を信頼して、

前を向いて、しっかり生きて行きましょう。無駄な事は何もありません。



・・・創世記29:1-30,31:3・・・