今日、教会学校でヨセフさんのお話を聞きましたね。
誤解を受けて、牢屋に入れられていたヨセフさんでしたが、
王様の夢を解き明かして、そのご褒美に牢屋から出られて、
王様の次に偉い人になった、というお話でした。
貧乏からお金持ちになったヨセフさんですが、
さて、ヨセフさんは不幸せから幸せになったのでしょうか?
たとえば、$100と、$5持っている子がいます。
みんなはどちらが幸せだと思う?
今日は、「幸せってなあに?」というテーマでお話します。
日本人に聞きました。「今の世界を色に例えると何色ですか。」
1998年のアンケートでは、100人中51人が「灰色」、第二位は「黒」で11人でした。
「これからの21世紀は希望のある社会になると思いますか」と高校生に質問しました。
中国や韓国やアメリカの人たちの半分以上は「Yes」と答えました。
日本はどうだったでしょうか?たった3割でした。
これをみると、日本の人はあまり幸せじゃないみたいだね。
でも、知ってる? 日本は世界の中でも豊かな国の一つです。
日本にいる人は、赤ちゃん以外全員字を読むことができます。
けれども、アフガニスタンの人は7割の人が読めないそうです。
勉強したくてもできないからです。
日本人はお金持ちだと言われるけど、大人だけじゃなく、子供たちもお金持ちです。
平均で1年間に7万7千円もお小遣いをもらっているそうです。
でもエチオピアという国では、大人が一生懸命働いても、1年間で1万2千円しか稼げません。
「あなたにとって一番大切なものはなに」と聞きました。
日本でも世界でも「家族」と答えました。
「では2番目に大切なものは何」と聞いてみました。
どう答えたでしょう。
日本以外の国では「信仰」と答えました。
でも日本の人たちは、「近所づきあい」と答えました。
「神様」を恐れることよりも「近所の人」を恐れているようですね。
「ただなんとなく不満」と思っている日本人はどのくらいいると思いますか?
なんと4割もいるそうです。
「将来に悩みや不安を感じている」日本人は65パーセントいるそうです。
日本のように何もかも整っている国が、どうして悩みや不安でいっぱいになるのかな?
勉強もできて、お金持ちなのに、なんで幸せだと思えないのかな?
このことから、お金や便利な生活が、私たちを幸せにするのではないということが
分かると思います。
じゃ本当の豊かさってなんだろう?
豊かさ、幸せの秘訣は「こころ」にあります。
どういうことかというと、木のように深く、深く根を張るように、
神様という地面の上にしっかりと心の根っこをはって、
神様の言葉から栄養をもらって生きる事です。
自分は神様の国のメンバーだと思って、ありのままの姿で
神様とともに行動することです。
私たちは「日本人」ですけど、同時に「神様の国民」です。
そのことが私たちのプライドとなり、アイデンティティとなって、
私たちは「豊かだ。幸せだ。」と感じる事ができます。
神様を信じている私たちはたとえ弱くても強いし、貧しくても豊かです。
お祈りしましょう。
参考文献)日本村100人の仲間たち(童話作家吉田浩著)
創世記41章