カウンセリングサービスの池尾千里です。
いつもありがとうございます。
こどもが生まれ、
年中無休で奮闘する
子育て中のみなさんへ
日常に使える心理学を盛り込みつつ、
『子育て応援ブログ~ほのぼの~』
書かせていただいております。
本日もおつきあいいただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いします。
何かを育てるというのは、自分の限界に出会うことになると聞いたことがあります。
お花を枯らしてしまったり、野菜の収穫までたどり着かなかったり、後輩を育てようとしたけど、なかなか思いが伝わらず苦労したり、なんなら、すっかり嫌われてしまい・・取り付く島もないなんてことになったり。
植物でもうまくいかないのですから、人を育てるというのは、果てしなく大変なことなんですよね。
まさに、「思うようにならない」のが、自分ではない「人」というものなのかもしれません。
子育ても、まさにそうです。
生まれたばかりの赤ちゃんに、泣かれて泣かれて、どうしたら良いかわからなくなったり、体重が増えないとか、増えすぎだとか、よく寝るとか、寝ないとか、あれが出来る、出来ない・・・などなど、たくさん悩むんですよね。
赤ちゃんが寝ないと、ママも寝られないわけで、睡眠不足でフラフラで、24時間体制で、手探りしながら、小さな命を守るだけでも、本当に大変なんですよね。
1歳、2歳と少しずつ大きくなれば、本人にも意思が出てきますから、子どもなりに、大いに主張してきます。
思うようにならなければ、大泣きしたり、暴れたり、叩いてきたりと、手に負えないことも。
それに、時には、本人も理由がわからないけれど、ご機嫌が悪いなんてこともあります。
眠いのに、うまく寝られないとか、上手に、靴が履けないとか、おやつが、なんとなく気に入らないとかで、子ども自身が気持ちをコントロールできない時もあるでしょう。
それに、ママたちは、ずーっとつきあっていくんですよね。
よしよしってなだめたり、抱っこしたり、言い聞かせたり、時には叱ったり、黙って側にいることも。
子どもたちが、自分ではどうにもならないことを、ママたちは一手に引き受けています。
母親だから、あたりまえのことだからと、やっていますが、それを褒めてもらえるわけでもありません。
長時間労働、残業続き、やっと週末だわと、休日がやってくるわけでもありません。
唯一の助っ人、パパも、家族を守るために外で頑張っています。
社会から、家族を守るため、経済的に、家族を豊かにするため、男性は働くんですよね。
それが、彼らの「責任」だと確信しているのです。
女性が、子育てに「責任」を感じるのと同じです。
すると、女性たちは、男性に子育てのお願いを、加減するようになります。
逆も然りで、男性が、女性の収入をアテにしないのと同じです。
このバランスは、良い悪いではなく、得意ジャンルをやろうとすることであり、自分が子どもの頃に見た、両親のバランスでもあります。両親が、知らず知らず、モデルになっているんですね。
時代は移り変わっています。
女性たちも仕事を持っていたり、情報過多の中で生きることにも、エネルギーは取られているはずで、両親がやっていたようにやろうとしても、なかなかうまくいかなかったり、とてもしんどく感じてしまったりするんです。
子育ては、あたりまえのことではないんです。
あたりまえだと、つらいとか、嫌とか、もう無理だとか、言えなくなってしまうんです。
でも、そんなふうに我慢しすぎていたり、頑張りすぎていたりすると、一番大切にしているはずの人たちを、嫌いになってしまったりします。こんな感じです。
子どものこと、可愛いって思えない!
夫に、腹が立って、全然好きじゃない!
そして、そんなふうに思う自分のことを、誰よりも嫌いになってしまうんです。
どうか、そんなふうに思ってしまうところまで、ひとりで頑張らないようにしてくださいね。
時には、「もう、無理ーーーっ!!」
って、言ってもいいんです。
ちゃんと、しんどいことを感じて、
ちゃんと、しんどいって言ってみてください。
ご主人に聞いてもらうのも、とてもいいことです。
しんどいことを、知っておいてもらうだけでもいいのです。心に背負った「責任」という荷物を、一緒に持ってもらえます。
信頼できる誰でもいいので、話を聞いてもらってください。
子どもを、預かってもらう場所を調べてみるのもいいですね。
ご主人に預かってもらうお願いをしてみましょう。(少々、泣かれたりするのも、パパと子どもの関係を構築するのに役に立つものです。大丈夫ですよ。)
自分の時間を数時間でいいんです。作ってみましょう。
あなたのための時間です。
カフェで、美味しいお茶を一杯飲む。
スイーツをいただいたり、本を読んでみたり、窓の外の景色を眺めたり、ただぼーっとして、頭も心も空っぽにしてみたり、緑のある場所をお散歩するのもいいですね。
あなたのためだけの時間を、日常の中に作るように心がけてみてください。
おうちに帰った時に、子どもの顔が違って見えますよ。
とっても可愛くみえるはずです。余裕ができるんです。
余裕ができると、ちゃんと見えるようになるんです。
子どもを預かってくれた(大いに泣かれたかもしれませんし、お部屋は少々乱れているかもしれませんが)奮闘してくれた、ご主人のことも、なかなかだと思えるのではないでしょうか。
あなたのためだから、頑張ってくれるんです。
感謝は、しっかりと伝えておきましょう。感謝されて、嫌な気持ちになる人はいないですから、味をしめて、またきっと子どもを預かってくれたり、あなたの時間を作るお手伝いをしてくれると思いますよ。
夫に頼るのは、難しいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
そんな方は、信頼できる方なら、誰でもいいので頼ってみましょう。サポートしてもらいましょう。
「しんどいんです」
って発信した瞬間から、あなたの周りにはサポーターが集まってくるはずです。
もし、誰かが、そう言ったら、
「どうしたのかな?」
「手伝えることあるかな?」
って、あなたもきっと心配しますよね。
何か出来そうなこと、してあげたいって思いますよね。それと同じです。
弱音吐いてもいいんです。
ちゃんと吐いた方がいいくらいです。
我慢し続けているより、ずっと楽になれるはずです。
すると、また、子育てがんばれるんです。子どものこと、可愛いなって思えるんです。
カウンセラーもお役立ていただけたらと思います。
お子さん、ご一緒で大丈夫ですよ。
いつでも使ってくださいね。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
池尾千里
次週7/10(金)は、小川のりこカウンセラーーがお送りします。
どうぞ、お楽しみに。
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