カウンセリングサービスの池尾千里です。
いつもありがとうございます。
こどもが生まれ、
年中無休で奮闘する
子育て中のみなさんへ
日常に使える心理学を盛り込みつつ、
『子育て応援ブログ~ほのぼの~』
書かせていただいております。
本日もおつきあいいただけたらと思います。
どうぞよろしくお願いします。
子どもがまだ赤ちゃんの頃、子育て支援センターに遊びに行ってみた時のお話を、今日は、させていただこうと思います。
ひとり目の子育てをしている時は、本当にわからないことだらけでした。
わからないだけなら、いろんな子育て情報を調べたら出てくるけれど、
「はたして、このやり方で大丈夫なの?」
だったり、
「どの情報も、この子には合わない気がする。」
って思ったり、
「思っていたのとちがう!」
って戸惑いの繰り返しだったり・・・
とにかく、手探りだし、迷うし、本当にプレッシャーだらけです。
でも、こうも思うわけです。
「そんなことしてる場合じゃない!
この子には最善のものを、最善の道を、最速で!」
って。
おそらくどの親も、そう思うに違いありません。
だから、それを突きつけられながらも、毎日がんばっている親たちは、すごいんです。がんばってるんですよね。
子どもを育てるということは、本当に大変で、親の方も、大きく育てられるものなのです。
さて、お話を子育て支援センターに戻しましょう。
子どもが赤ちゃんの頃は、赤ちゃん自体は、誰かと遊びたいとか、家にあるのと違う変わったおもちゃで遊びたいとかは、あんまりありません。
でも、生まれてすぐの大変さが、だんだんと落ち着いてくると、ママが社会との距離を感じ始めたり、まだ言葉を離さない赤ちゃんとの時間の長さに、なんだか寂しい、なんだかつまらない、なんて気持ちになったりします。
私もこの頃は、家にずっと居るのが嫌で、昼間は、買うものはないけど、赤ちゃんを連れて、ショッピングモールをぐるぐる歩き回ったりしたものでした。
子育て支援センターも、そんな調子でなんとなく行ってみたわけです。
当時、まだ出来たばかりで、利用する人もあまりいなくて、1組だけ、2歳くらいの子を連れてきていたママがいただけでした。
その子は、置いてあるおもちゃで遊んでいましたが、うちの娘は、まだおすわりもできないくらいでしたので、私は、なんとなく床に座って、部屋をながめていました。
すると、支援センターの方、50代半ばくらいの女性が、ふたりいらして、その方たちと、1組来ていたママと世間話が始まりました。
私も、なんとなく輪に入れてもらって、話を聞いていました。
娘を見て、支援センターの方は、明るく言いました。
「こんな頃もあったわねぇ。一番可愛い時よ~。」
今は、目の前のことに必死で、これから先の子育てが、どんなふうになっていくのかなんて、さっぱり見当もつかなかった私は、その言葉を、今思い出すと、非常に曖昧な笑顔で聞いていたように思います。
「そのうちに、一丁前のこと言うようになるから~」
男の子がいるとおっしゃった支援センターの方は、思春期の子どもについて話してくださいました。
「ある時、息子と喧嘩になってね。
『くそばばあっ!』って言われたのよ。」
「頭にきて、「こらっ!」って振り向いたら、
息子、もうどこかに逃げて居なかったわ(笑)」
あははは、と大笑いして、その方はこう仰っいました。
「それでいいの。
子育て成功したなって思えばいいのよ。」
「? ? ?」
くそばばぁって言われたのに?
叱ろうとしたら、逃げられたのに?
その時の私は、頭上にハテナマークが10個くらい浮かんでいたように思いますが、それでも、ふっと楽になった感覚がありました。
それは、私の中に漠然とあった不安。
とても大きくて怖れていたことだったようでした。
めちゃくちゃ反抗期が来たら、どうしよう。
不良になっちゃったら、どうしよう。
まさに、「くそばばぁ」案件です。(笑)
私が心のどこかで、一番怖れていたことを、支援センターのこの方は、笑い飛ばしている。
それどころか、「子育て成功」とか言っている。
ハテナマーク10個の冠を載せたままの私に気がついたのか、支援センターの方は、続けました。
もし、いつまでも、ママ、ママって甘えてたら困るでしょう。
くそばばぁって言えるようになったら、成長した証拠。
もし、こらっ!って、ゲンコツが飛んでくるかもしれないと思った時に、パッと逃げられるくらいの要領が身に付いたら、それも、うまいこと育てたなぁって、思えばいいの。
私は、聞きながら、思いました。
なるほど、それでいいのか。
それなら、大丈夫かもしれない。
そして、なんだか、心のどこかが楽になっていたのでした。
あの頃、赤ちゃんだった娘は、中学生になりました。その3年後に生まれた息子は、今、小学5年生。
ふたりとも、思春期に入り、まさに一丁前というやつになっています。(笑)
くそばばぁは、まだですが、どこかでそれを怖れているどころか、どちらかというと、楽しみにしているような私がいます。
実際言われたら、凹むか、逃げた子どもを、こらぁーーっ!って追いかけるかもですけれど。
100%、追いつけないでしょうね。(笑)
支援センターの先輩ママさんの言葉は、同じところを通ってきていて、迷ったり、悩んだりしてきた上で、私はこう言われていたのかもしれません。
あなたの不安、知ってるよ。
あなたの怖いのも、わかるよ。
でもね、大丈夫なんだよ。
心配は要らないんだよ。
支援センターですしね。(笑)
あの頃は、カウンセラーになるなんて、想像もしてなかったけれど、こうして、子育て中のみなさんに、あの方と同じことを、お伝えしている今、私も同じ気持ちで居ます。
あなたの不安、知ってるよ。
あなたの怖いのも、わかるよ。
でもね、大丈夫なんだよ。
心配は要らないんだよ。
支援センターも、カウンセラーも、いろんな方法で、みなさんのサポートができる人たちです。
いつもひとりじゃないんですよ。
子育て、ほんとに頑張ってらっしゃる!
毎日、ほんとにおつかれさまです。
いつもいつも、応援していますよ。
お役に立てれば嬉しいです。
お読みくださってありがとうございました。
池尾千里
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どうぞ、お楽しみに。
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