カウンセリングサービス池尾千里と申します。
名古屋地区でカウンセラーをしております。

こどもが生まれ、
年中無休で奮闘する
子育て中のみなさんへ

日常に使える心理学を盛り込みつつ、
『子育て応援ブログ~ほのぼの~』
書かせていただいております。

よろしくお願いします。

 

 

おねがい 照れ ニコニコ

 

 

5月の爽やかな空気はいいですね。

暑いのが苦手なので、こんな季節がずっと続くといいのにと毎年思います。

 

さて今回は、「ママブロガーさんにざわざわする時」というテーマでお贈りします。

「ママブロガーさん」に大いに反応していた時期が、私にあったというお話からさせていただこうと思います。

 

 

専業主婦?それとも無職?

 

38歳で、初めてママになった私は、初めて「無職」というものにもなりました。

「専業主婦」という名前で呼べば、それなりの悪くない響きがありますが、私にとって、社会での「仕事」を持たない、どの会社にも所属しない、出勤するところのない、生産性のない状態は、「無職」の他の何ものでもないと感じていました。

 

「子育て」の偉大さを、ちっとも評価できていない時期でもあったようです。

言い換えれば、自分のことを「たいしたものじゃない」と感じていたんですね。

 

一人目の子育ては、多くの方が感じるように、なかなか思うようにいきません。

私も例に漏れずでした。

 

 

全然寝てくれない。

おっぱいがうまく出ない。

ぐずぐず言うのにつきあうの大変。

腰が痛い。

眠い。

辛い。

 

 

もう大変なのです。

もちろん、この行間には、

 

 

なんて可愛いんだろう。

なんて愛おしいんだろう。

なんて大切なんだろう。

 

 

 

と、途方にくれるような「喜び」が挟まっているのは間違いないのです。

しかしながら、子育てというのは、しんどいものでもあるのですね。

 

こんなふうに、子どもに手がかかる状態で余裕がなく過ごしていると、どんどん「私は、たいしたものじゃない」というものが強化されやすくなります。

 

 

うまくあやせない私

おっぱいが出ない私

家事がこなせない私

笑顔じゃない私

朝からずっとジャージな私

今日もすっぴんな私

 

 

などなど、私への自己評価が、どんどん下がっていっておりました。

 

 

外の世界はネットで覗く日々

 

私自身が、一人目の子育てに苦戦していた時期、自由に外に出られず、その代わり、スマホでよくいろんなママさんのブログや、その頃は、ご自身でホームページを立ち上げてらしたママさんもいらして、よく覗いていました。

 

 

きれいに盛り付けて

きれいに撮られた

本当に美味しそうな

美しすぎるお料理。

 

 

手の込んだ

きらきらと輝く

可愛らしいお菓子。

 

 

手作りのパン。

手作りのニット帽。

手作りの・

手作りの・・

 

 

最初は、なんて可愛い~♪と感嘆しながら見ていたのですが、そのうちなんだか、いたたまれない気持ちになってきたのです。

終いにはもう、見るのがイヤになってきました。

 

ひと時の楽しみにしていた、このママさんたちの記事が、なんだか私を苦しめるものになっていました。

 

 

いたたまれない私を救った言葉

 

どうしてだろう??

もやもやしていた私に、ある日、救世主が現れました。

 

私より、ずっと早くにママになっていて、3人の子どもを育てている友人が遊びに来た時に、この話をしてみたのです。

 

彼女は、私の話を聞き終わると、さらりとこう言いました。

 

 

「あの人たちは、あれが趣味だから。」

 

 

(・Д・)趣味???

 

 

「マネできないから。」

 

 

(=゚ω゚;)ノマネできない?!

 

 

オウム返しな会話でしたが、彼女はとてもいいことを言ってくれました。

私はいろんなことに気づきました。

 

 

私も、あんなふうに出来ないといけない。

私も、あんなふうに出来るはずだ。

手間と時間を、捻出出来るはずだ。

ママとは、あんなふうにするものなのだ。

同じようにマネせねばならない。

 

 

どうやら私は、そんなふうに感じて、自分の首を絞めていたようだとわかりました。

 

 

出来るはずありません(; ̄ェ ̄)

 

 

でも、出来ない私は、最悪なママだと烙印を押し続けていたようでした。

ママブロガーさんたちが、楽しんでやっていることや、趣味として公開していることには、あまり意識が向いていませんでした。

 

いえ、それさえも、「楽しめない私」を使って責めていたのかもしれません。

 

 

「たいしたことない私」を批判する材料

 

「たいしたことない私」と思っている私が、「手の込んだ美しいお料理」を使って、知らず知らず自分を責めていたようです。そりゃ、見るのもイヤになるはずですね。

 

コンプレックスや、劣等感がちくちく刺激されるのです。

競争もあったにちがいありません。同じように子育てしているママさんと私を比べていたんですね。

 

そして、「すごいママさん」と「たいしたことない私」を比べてしまうわけですから、いつも私が、ぺしゃんこになってしまっていたようです。

 

友人が言ったように、ブログで見たものは、マネするものでも、自分と比べるものでもないものだという認識は、私をとても楽にしました。

それを使って、自分を責めなくなったからです。

 

ブログも、そういう視点で見るようになったら、また楽しめるようになりました。

今も、お気に入りのママブロガーさんの記事を楽しませてもらっています。

 

溢れる情報の中での子育ては、罠がいっぱいあります。

自分が、ちっぽけだと思ったり、たいしたものじゃないと感じてしまったりするものが目に付きやすいのですね。でも、それを使って、自分を責めているところがあるらしいという視点を持つことで、罠にすっかりはまってしまうのを防ぐことができるでしょう。

 

私の友人の言葉を思い出して、あれは趣味なんだーとか、マネできないわー、すごいよねーという視点で楽しんだらいいと思います。

 

もし楽しめないのに、つい見て、いつもイヤな気分に自分をさせているのなら、自分を責める材料に使っていないかな?とチェックしてみてくださいね。

 

そして、そもそも楽しめないのなら、その記事は、私に合わないと思えばいいと思います。

 

あなたが楽しめる場所は、他にもたくさんあるはずです。

 

いつも、子育ておつかれさまです。

お役に立てれば嬉しいです。

 

 

池尾千里

 

 

次週6/1(金)は、三枝みきがお送りします。

どうぞ、お楽しみに。


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