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みなさまこんにちは、
いつもブログを読んで下さってどうもありがとうございます。
モラハラの特徴から見分ける
これもまた折に触れてこのブログではお伝えしている事ですが、
モラハラの二面性はすさまじいものがある為、
モラハラさんが「良い人」「外面」モードで接する間は、
コミュニケーションの中から相手のモラハラに気付くのは相当難しいと考えます。
ですので結婚前にモラハラを見抜けなかったとか、
そういう点で自分を責める必要は無い、それはとても難しいことだったから。
そう考えます。
しかしそんな中でも、数千に上るDVモラハラ夫に関連するご相談を受けて来た立場で、
少しでも何かお役に立てるような、”モラハラを見抜くヒント”の様なものは無いか。。
そういうことは、いつも考えています。
それが例えば先日書いた、
↑こちらの記事だったり、
↑こちらの記事するのですが、
本日はまた別の観点から、
「こう言うことがあったらモラハラの可能性が高いかも?」
と思われるポイントを記事にしたいと思います。
突発的なトラブルで”キレる”
生きていれば、時に思いがけないトラブルが生じることがあります。
自分のせいではない事でトラブルに巻き込まれてしまう事も、時にはあるでしょう。
例えばこれまで、些細なことから大きなことまで、
「モラハラ夫と共に行動していた時に起きたトラブル」
のエピソードも沢山お聞きして来ました。
例えば、
家族で出かけた時に、お目当てのお店が定休日だった。
ドライブ中に道を間違えた。
レストランで店員さんが注文を間違えた。
タクシーに乗ったら運転手さんが道を間違えた。
お友達家族とキャンプやBBQに行ったら、必要な道具や食材を妻が家に忘れてきてしまった。
子どもがお店やお友達の家の物を壊してしまった。
実家に帰省したら親族同士のもめごとが起きた。
学校とのトラブルが起きた。
外出先で事故に巻き込まれた。
などなど。。
上げればキリがないほど、アクシデントの事例も沢山お聞きして来ました。
確かに、お腹が空いている時に入ったレストランで注文を間違えられたり、
急いでいる時にタクシーが道を間違えたりしたら、
イラッとする気持ちは分かります。
外出先で事故などのトラブルに巻き込まれたら、パニックになってうまく対処できない可能性がある事も、分かります。
しかし、
これまでお聞きしてきたモラハラ夫のエピソードでは、
こういう突発的なトラブルがあった時、多くのケースでモラハラ夫は、
”すぐ(最初から)キレる”んですよね。。
キレても解決はしない
繰り返しですが、
自分に責任が無いトラブルで迷惑をこうむった時に苛立つのは普通の事ですし、
突発的なトラブルに巻き込まれてパニックになったり「もう嫌だ~」という気分になることは、
理解できるし共感もできます。
けれど”キレる”となると。。ちょっと違いますよね。
そもそもトラブルの時に必要なのは「対応」や「対処」で、
キレても何も解決しません。
これまで典型的にお聞きしてきた事例では、
道を間違えたタクシーの運転手さんに対してキレるモラ夫のエピソード。
道を間違えて焦って恐縮している運転手さんに対してモラ夫がキレて怒鳴ったり罵倒したり時に脅したりするから、
余計に運転手さんは慌ててしまって、ますます事態が悪化する。
その他では例えば、
友人家族とキャンプやBBQなどのアウトドアを楽しむ予定の時に、
妻が持ってくる予定だった食材を忘れてきたり、
必要なキャンプギアや遊び道具を家に忘れてきてしまった。。
恐縮して謝っている妻に、
周りの家族は妻を気遣って「気にしないで」という態度を取ってくれている。
子どもも参加しているので、
恐らく場の雰囲気を悪くしない配慮もあるのだと思う。
なのに。。
モラハラ夫だけがキレて
「お前のせいで台無しだ!」
「俺がせっかく用意したのに!」
「お前だけもう帰れ!」
等とはじまり、
いつまでも切り替えられずに妻をネチネチ責め続ける。。
そんなにキレる程大切な食材や用具ならば、
モラハラ夫が自分で準備したり、妻に丸投げせず一緒に確認してあげたらいいのに。
よほど目に余ったのか、お友達家族の旦那さんが、
「もういいでしょ」
「いい加減、もう楽しみましょうよ」
「誰だって忘れ物くらいしますよ」
などと言って止めに入ってくれた。
そういうエピソードも何度かお聞きした事があります。
怒るのは仕方ないにしても、”キレる”はない
迷惑を掛けられたり不快な思いをさせられたとき、
怒りや苛立ちは生じて当然と思います。
こういう話をするときに
「怒るなって言いたいの?」
「怒っちゃいけないのか!?」
と極端な意見を(特にモラハラさんから)言われることもありますが、
怒りは誰しもが持つ自然な感情で、かつとても大切な感情の一つです。
怒るな、とは決して言っていません。
時と場合によっては自分を守る為に「キチンと怒る」と言いますか、
”適切な方法”で怒りを表現する事は、むしろ大切なことだと考えています。
ただやはり、
適切に怒りを表現すること、適切な抗議や非難をすることと”キレる”ことは、
全く異なることです。
不快な思いをしたことや怒りを感じていること、どんな風にリカバリーして欲しいのか、などはむしろ伝えた方がトラブルを納める事に有効だと考えますが、
ただキレて怒鳴るだけでは、
「怒っている」ことは伝えられても、それ以上何も解決しません。
例え怒りを感じたとしても、それが相手を侮辱したり人格を貶めてもいい理由にはなりません。
また特に子どもが関わるトラブルの時に感じることですが、
まず必要なのは情報収集と現状把握、という場面で、
モラハラ夫は情報収集や現状把握の前にいきなりキレている。。そういうことも少なくないのですよね。
ただでさえ子どもの対応で大変な時に、キレるモラハラ夫の対応もしなくてはならないとなれば、
これは本当に大変だと思います。
突発的なトラブルの時に、適切な対処や情報収集の前にいきなりキレるタイプの人。
こういう人はそうでない人に比べてモラハラの可能性が高いと、
これまでの経験上考えています。
