〇電話・オンラインカウンセリング(全国対応)、事務所での面談カウンセリング
*どちらも初回は30分無料(初回30分無料は2024年3月31日で終了します)
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・当ブログは実際のDVやモラハラ事例を含む内容を紹介している記事が多いです。フラッシュバックの心配がおありの方はご注意下さい
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・ご紹介する事例はプライバシーに配慮し過去の複数の事例を再構成したフィクションです
‐‐お知らせ‐‐
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初回の方への30分無料サービスは
2024年3月31日をもって終了します
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詳しくはこちら↓
‐‐
みなさまこんにちは、
いつもブログにお立ち寄り下さって
どうもありがとうございます。
少し前(結構前?)に
カウンセリングにお越し頂いたAさん。
本日はこちらのAさんとの
カウンセリングの中で
Aさんが話された内容の一部を、
Aさんに許可を頂いた上で
ご紹介させて頂きます。
Aさんも
多くの私のクライアントさんと同様、
結婚後に夫から
酷いDVモラハラを受け続けてきました。
Aさんの夫は
ここ数日の記事で取り上げる頻度が
高くなっている、
「すぐに怒鳴る」
「ほぼ毎日怒鳴る」
というタイプで、
それにプラスして物を壊す事も
ある人でした。
子どもが生まれてからは、
その矛先が子どもにも
向くことがあって、
ある時モラ夫が
子どもの安全や健康までも
害しかねない言動をしたため、
やむを得ず別居をし、離婚に至りました。
Aさんの離婚が成立した時、
お子さんはまだ未就学の年齢。
Aさんは
「この子をひとり親の子に
してしまった」
「子どもから両親揃った家庭を
奪ってしまった」
と、
酷く自分を責めていた時期が
ありました。
そこで私とお話しに来て下さって、
それからカウンセリングでは
色々な、
本当に色々な対話を重ねてきました。
しんどいながらも
何とか日々暮らしていたある日、
Aさんがこんなお話をして
下さいました。
その一部をご紹介させて頂きます。
「この前子どもと一緒に
ごはん食べていて、
ふいに
子どもがすっごい笑ったんです」
「本当にすごく笑っていて、
その笑顔を見たら。。
”あぁ、子どもが笑ってる”って
思ったら、
なんだか泣けてきちゃって」
と。
別居前、
まだ夫からのDVモラハラの
渦中にいた頃、
Aさんの元モラ夫は
とにかく怒鳴る人だった為、
子どもの前でも頻繁に、
かつ理不尽にAさんを怒鳴りました。
リビングで父親に怒鳴られ
小さく委縮している母親を見て、
最初は泣いたお子さんが
少しずつ泣くことすらしなくなり、
ただただ硬い表情で、
凍り付いた目で親の様子を
見ていたこともあったそうです。
その恐怖に固まった子どもの表情を
忘れられずにいたAさんにとって、
”子どもが笑っている”
という事は。。
本当に、
かけがえのない事だったでしょうね。
「私、子どもを笑顔にできてる、
この子、ちゃんと幸せそうだ、って、
そう思えたら、
子どもの前なのに泣けてきちゃって」
とAさん。
Aさんが
離婚した事をお子さんに
申し訳なく思っていた時期、
ひとり親になったことで
自分を責めていた時期、
この頃のAさんは
「周りと比べる」
「”普通”に意識が向いている」
ここに重点が置かれてしまって
いた時期でした。
Aさん自身がどう生きていきたいのか
ではなくて、
「普通はこうだし」
「周りはこうだから」
と。
そもそも比べる必要が
無いのですが、
それでも人間ですから
もし”どうしても比べちゃう”
という事があるのだとしたら、
その比較対象は世間一般や
周囲ではなく、
過去の自分と、がいいと思います。
なぜなら、
周囲や世間一般と比べたところで、
それぞれ抱えている事情も
置かれている環境も違うからです。
過去の自分と比べて、
今お子さんと安全で信頼のおける
関係性が作れているなら、
それで良し、です。
家族が以前よりも楽しく過ごせて
笑顔が増えているなら、
それで良し、です。
子どもの笑顔は
その家庭の安全性のバロメーターだと、
この仕事をしていると
本当にこれを痛感します。
怒鳴られながら笑える子は
いません。
家の中に響く声を、
怒鳴り声から
子どもの笑い声に変えた。
そのAさんの勇気に
拍手を送りたいです。
