・出典:ケミカルデイズ
http://www16.plala.or.jp/chemicaldays/index.html
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・ウ ェットティッシュ ハンカチかティッシュを濡らせばすむでしょ
ちょっと汚れたらウェットティッシュで一拭き、ずいぶん便利に使われています。
ウェットティッシュといったら、ティッシュペーパーを水で濡らしたものと思っていませんか。
ところが中身はぜんぜん違うものです。
ウェットティッシュというのは、「不織布(ふしょくふ)に、殺菌剤を染ませて、手、皮膚等を清潔にするもの」だそうで、濡れティッシュともいいます。
不織布(ふしょくふ)というのは、繊維を織らずに、くっつけ合わせて布のようにしたものです。
素材は、レーヨンか、レーヨンにポリエステル等の合成繊維を混合したものとなっています。
それに浸み込ませている成分としては、「水」が主成分ですが、それ以外に、かびや細菌などの微生物の繁殖を抑えるために「防腐剤」、手あれ防止のために「湿潤剤・保湿剤」、油脂除去のために「アルコール・洗浄剤」等を含んでいます。
成分表示例:
水、PGプロピレングリコール)、エタノール、エチルパラベン、プロピルパラベン、安息香酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム
このようにいろいろな化学物質が含まれています。
パラベンはアレルギーを引きおこす恐れがあり、環境ホルモンの疑いのある物質です。
プロピレングリコールは、他の様々な有害物質を皮膚に浸透しやすくさせる働きをするという説があります。
普通の汚れだったら、ただのティッシュかハンカチで、あるいはせいぜいそれを水で濡らしただけで十分拭き取れます。