石油ファンヒーター 自動車の排気ガスを室内に!!  | 化学物質過敏症 runのブログ

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・石油ファンヒーター 自動車の排気ガスを室内に!!       
  
     
石油ファンヒーターというのは、灯油を燃やしてできた熱風をファンで送って室内の空気を温める暖房器具のことです。

最初はFF式(密閉式・強制給排気型)といって、室外から空気を取り込み、排気も室外へという形式でしたが、やがてもっと簡単なFE式(強制給排気型)という製品が出て現在では暖房の主力製品になって、石油ファンヒーターというとこのFE式のことを指すようになりました。

 FE式の石油ファンヒーターというのは、昔の石油ストーブにファンをつけたようなもので、開放式とも呼ばれ、空気を室内から取り込み、排気も室内にするものです。

燃焼の仕方が改良されているので、昔の石油ストーブほど臭いもしませんが、「煙突のないストーブ」であり、室内の空気を汚すことには変わりありません。

 製品は一定の時間で止まるようになっていて、窓を開けるなどの換気をするよう注意書きに書いてありますが、必ずしも守られていません。

これは毎年多くの人が死亡する不完全燃焼による一酸化炭素中毒を防ぐためですが、排気ガスの問題はそれだけではありません。

 石油ファンヒーターは、よく「自動車の排気ガスを室内に引き込むのと同じ」と表現されます。

石油ファンヒーターの排気ガスからどんな物質がどれくらい出ているかはよく調べられていません。

使われる灯油はガソリンよりは軽油に近いので、排気ガスもディーゼル車のそれに近いと思われます。

ディーゼル車の排気ガスには、大気を汚染し、喘息の原因となる窒素酸化物(NOx;ノックス)が含まれています。

また体内の循環器の障害を引き起こすニトロフェノール化合物が含まれているという研究もあります。

東京都の試験でも、短時間でNOxの一種である二酸化窒素の濃度が、健康の指針値よりも高くなることがわかりました。

ほかにも多様な微量不完全燃焼物質が含まれていると考えられます。

 健康を考えたら、暖房で石油ファンヒーターを使うことは最悪の選択です。

室内空気を汚さないエアコンや、パネルヒーター、床暖房、電気ストーブの方がベターです。

ただし省エネのため、設定温度は低めにしましょう。
http://www.anzen.metro.tokyo.jp/tocho/s_test/danbouki_press.html