2:行政指導で有機リン系農薬からBT剤に変えてもらえたお話:東さんの場合 | 化学物質過敏症 runのブログ

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有機リン系農薬は神経毒なので、絶対に避けなければならない薬剤の1つです。
私は曝露したらアナフィラキシー様ショックを起こします。
薬剤散布後は周辺一帯がガス化した有機リンに包まれます。
私と子どもの健康だけでなく、植木屋さん、施主さん、周辺住民、通学児童の健康にもかかわると低姿勢で何度も薬剤変更をお願いしました。
結局、施主との協議の結果、有機リン系農薬を2種類( ディプテレックスとスミチオン )使用するという残念な回答でした。
ディプテレックスは劇物指定されている薬剤です。

製品安全データシートには下記の注意書きが記されています。
 http://db.nichino.co.jp/msds/temp/20110713031243123.pdf
 
注意喚起語 危険
危険有害性情報 (極めて)引火性の高い液体及び蒸気
飲み込むと有害
軽度の皮膚刺激
重篤な眼への刺激
アレルギー性皮膚反応をおこす恐れ
生殖能または胎児への悪影響の恐れ
臓器(中枢神経系、視覚器、全身毒性)の障害
臓器(神経系)の障害の恐れ、呼吸器への刺激の恐れ、眠気やめまいの恐れ
長期にわたるまたは反復暴露による臓器 (中枢神経系、視覚器)の障害
長期にわたるまたは反復暴露による臓器 (肝臓、心血管系)の障害の恐れ
水生生物に非常に強い毒性
長期的影響により水生生物に非常に強い毒性 

 スミパインの成分はフェニトロチオン (MEP)だとFBFが教えてくれました。
 フェニトロチオン(MEP)
 https://ja.wikipedia.org/wiki/フェニトロチオン
 
毒性等
一日摂取許容量は体重1kgあたり0.005mg。
摂取した場合には、倦怠感、頭痛、吐き気、多量発汗、視力減衰、縮瞳など有機リン剤に共通な中毒症状がみられる。
過去には千葉県でフェニトロチオン複合剤散布直後に水田に入った農夫が死亡した事例や、茨城県で住宅のダニ駆除にフェニトロチオン製剤を使用 したところ一家全員に中毒症状が生じ、5歳の女児が死亡した事例がある。
可燃性(引火点157℃)であり、燃焼により窒素酸化物・リン酸化物・ 硫黄酸化物を含む有毒ガスを生じる。
甲殻類を中心に水生生物に対して強い毒性を示すほか、ミツバチなどに影響 を及ぼす。
養殖場や養蜂地の近辺では使用に注意を払う必要がある。
自動車の塗装面を侵すため、広域散布や駐車場近辺の散布時には風向きを 確認する必要がある。