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ファブリーズ殺菌成分が妊婦の流産や幼児へ与える悪影響

国内実験でわかった赤ちゃんマウス死亡率の上昇と体内異常

実験では製品名を隠して表現していますが、明らかにファブリーズの安全性実験をしています。

この実験を行う目的として

「厚生労働省が毒物、劇物の使用基準を規制しているし、ファブリーズもその規制対象だけど、そもそも一般の人がファブリーズに書いてある安全な使用方法や容量守ってるか、はっきりいってわかんないよね。だから、どれくらいで危険かをこっちで調べてみるね。」

といったことを掲げています(かなり話をかみ砕いています)。

実験は1回目2006年、2回目2010年に行われました。

1回目では、生後間もない赤ちゃんマウスに2mg/kg(体重1キロにつき2mg相当)のファブリーズ成分を飲ませると死亡率があがることがわかりました。

2回目では、P&Gが教えてくれなかったファブリーズに使われているQUAT(4級アンモニウム塩)の二種類の成分を突き止めて、赤ちゃんマウスと大人のマウスにその原液を飲ませたところ、

赤ちゃんマウスは、1.25mg/kgでオスとメスともに死亡率が35%程度増加、生き残った赤ちゃんマウスも肝臓重量の低下、乳酸量の低下と血糖上昇、萎縮性の肝機能障害が確認されました。

メスの場合は、さらに卵巣への影響も確認されました。

大人のマウスは、2.5mg/kgで尿酸値の低下、血糖値の上昇が確認されました。

 

引用した文献の内容は下記のとおり。

「消臭およびハウスダスト除去を目的とした、噴霧型家庭用品の安全性試験」

ファブリーズのトウモロコシ由来消臭成分、除菌成分(有機系)の原液を、数種類の濃度に分けて新生仔(生後すぐの赤ちゃん)マウスに飲ませる実験をしたところ、1日2mg/kg(1kgの 体重当たり、2㎎)の投与で、雄は27匹中5匹死亡(生後1-10日)、雌は29匹中6匹(生後1-10日)が死亡した。

また、体重増加が抑制されたり、臓器(肝臓、腎臓および脾臓)重量の低下、血中コレステロール値の上昇がみられた。

東京都健康安全研究センター研究年報 第57号(2006)和文要旨
(下記ページの一番下にpdfへのリンクあり)
http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/issue/journal/2006/abs-5.html

東京都健康安全研究センター研究年報 第57号 2006
http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/issue/journal/2006/pdf/57-65.pdf

 

「市販家庭用消臭除菌剤に配合される4級アンモニウム化合物のマウス新生仔および成獣における一般毒性指標に及ぼす影響」