上2つが、VOC研が輸入した毒性ガスのテープ式分析器です。
継続測定に使い、柔軟剤や農薬雰囲気からイソシアネートを検出したのも、世界的に定評ある毒性気体直読分析器の代表的なものです。 左上の昨年度購入した新機種は日本で輸入した1号機です。
VOC研で使った分析器は、この4種で全部です。
下2つが、揮発性有機物全体の分析器です。
左2つは昨年度に新たに購入したものです。
右下の1つ以外の3つは、いずれも輸入したものです。
この図は、イソシアネート対策に取り組んでいるアメリカの組織です。
北米の取り組みだけですが、こんなにいろいろな公的機関が、いろいろな観点でイソシアネートの健康被害を防ごうと躍起になって対策に努力している最中です。
政府機関の環境局・労働安全衛生局・保健福祉局・労働安全衛生研究所・各州の役所消費者安全委員会・防衛庁をはじめ、産業界の衛生専門家会議等も率先して対策を強めています。
1つだけカナダについて書いてありますが、カナダが1つだからと言ってイソシアネートに後れを取っているわけではありません。
カナダでは、揮発し難いMDIさえも、その毒性情報によって国内では製造されていない。
わずかに輸入されているのでその取扱い規制をしているということです。
ヨーロッパとオーストラリアでは、米国より先にイソシアネート対策に懸命に取り組み、分析方法に全種イソシアネート基合計濃度での分析評価で規制しています。