変わり続ける化学物質に向き合うために3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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5.2)化合物の相互作用・製品としての毒性試験の必要性
 さっきの加算の式は複合効果への単純な地被き方です。

有機化合物は金属や毒性元素と違って、どこにでもある炭素・水素・酸素・窒素の結びつき方によるものです。

そしてまた、有機化合物の結びつき方は、互いの化学反応でたやすく変化する脆弱なものです。
 ですから、別々にあった2種類以上の化合物が体の中で出会えば、化学反応でそれぞれのものとは違う毒性の強さと症状の別の化合物の働きにもなるでしょう。

加算の式よりも毒性が強くなる場合も弱くなる場合もあります。
 しかし化合物種類は何千万もあり新しい合成発明で増え続け、それぞれの毒性を明らかにすることさえ困難です。

まして、複数の化合物の組み合わせは数え切れなくて、組合せの場合の毒性を全部調べることは不可能です。

幾つかのレを参考に出来ればよい方です。
 では、どうすればよいか?
 製品としての毒性を、いろいろな使用条件で調べるのが確かでしょう。どんな方法で調べられるか? 生物実験しか方法はないでしょう。 

動物実験が無常だと思うなら、植物試験が出来ます。

それらが市民に分かるようになるのはまだ遠そうですが、微生物や細胞の養殖試験も、多種遺伝子反応試験もあります。

市民自身で確かめるには、昆虫を使うか、植物を使うかなどが出来そうです。卵から蚕を育てて飼育箱材質の影響を調べた人もいます。

杉並不燃ごみ中継所郊外ではコオロギが忽ち死ぬという実験もありました。

私のところでは、庭のコンテナに救っていたゴキブリが、杉並から届いた3冊の本で全滅しました。

近隣の工事では蟻迄行列を作って死に、ヤマユリは花つきが異常になりグラジオラスの花弁に奇形突起、赤シソが青シソに変異、曼珠沙華が白花に変異、笹が白化して枯死、風の通り道に沿って小灌木が集団枯死、ツツジと白蓮が返り花、などが観察されました。
 国立環境研究所で植物に対するNOxやオゾンの影響を調べていたこともありました。

排気ガス汚染時代に朝顔の葉の斑点を調べた市民もありました。