柔軟剤などについての調査情報と提言 | 化学物質過敏症 runのブログ

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柔軟剤などについての調査情報と提言

柔軟剤の香料はイソシアネート等のマイクロ・カプセルに包まれている。
この写真には、国内で流通している柔軟剤で洗濯し乾燥した後、繊維に付着しているポリウレタンマイクロ・カプセルである。

乾いた後で布を揉んだらマイクロ・カプセルは破れて香料は飛散したがカプセルは布に付着したままである。

香りが失せてもまだ有害なイソシアネートのカプセルは残ってる。
イソシアネートは極薄い濃度の空気汚染でも、喘息発作や目や鼻や喉など粘膜が炎症を起こしたり皮膚も炎症を起こす。

また肺から血液に入って全身を回り、呼吸器、心臓、脳、に多く集まり、腎臓、泌尿器、肝臓、脾臓にも集まる。

中枢神経機能の変調も知られている。塗装作業や発泡断熱材吹付け作業で即死した例も知られている。
欧米諸国ではソシアネートは毒性化学物質に指定されており、輸入されるイソシアネートを含む製品からのイソシアネート検出は100万分の1重量%以下と規制されている。

分析方法も確立されており簡易分析器も普及している。

しかし、日本ではイソシアネート類の規制値は欧米より高く、全量分析用の試薬さえ輸入されてない。

簡易分析器もやっと輸入が始まったばかりであり、健康影響が始まる程度の濃度を分析で確認することも難しい。
イソシアネート類は非常に反応性が高くウレタンフォーム、塗料、断熱材、接着剤、柔軟剤、タイヤなど広範な製品の原材料として、ここ30年ほどの間に用途が急拡大し使用されている。

イソシアネートを使用するマイクロ・カプセル製品に関する特許出願件数でみるとこの図のようである。

香料や農薬にも扱いやすく長持ちさせるためなどの粒にするためにイソシアネート。.

カプセルが利用されることが多くなった。