夜間高速バスでのアロマ香料使用についての公開質問書2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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また、健康被害はなくても、香料自体が嫌な人もいます。
室内環境汚染
資料 I 、資料 J には天然成分のアロマであっても室内環境汚染の原因となることが報告
されています。
将来的に乗客の座席毎に香りを発生させる計画とのことですが、これはいっそうの空気
汚染を引き起こします。
危険性
香りが人の運動能力や作業効率に与える影響については、近年注目されている研究分野
です。

しかし、それらの報告では被験者の香りに対する好悪などは明記されてない場合が
ほとんどです。

被験者を募った場合、もっぱら香りに不耐のない人が応募してくる事も十分考えられます。そもそも香料が苦手な人では体調悪化をきたしますから、リラックス効果などプラスの影響を見込めるはずはありません。
また、運転手に香料不耐がある場合は、健康被害やそれによる運転手の安全運転や接客
態度への悪影響を及ぼします。

「『香り』の効果で夜行バスの快適性や安全性を高める」
という目的に反すると考えられます。
公共性
「アロマでのおもてなし」はホテルなどでも行われていますが、客室については宿泊客
の好みによって使用・不使用を決められます。

しかし、貴社の新型夜行車両の車内は、個人スペースをカーテンで仕切るだけなので完全な個室化は不可能です。

同じ車内の香りを完全に遮断することはできません。

香料でアレルギー反応や喘息症状を起こした場合の対処は原因物質から逃れることが第一ですが、高速バスは走行中に体調不良をきたしてもすぐにバスを降りることはできません。
なによりもホテルと異なり、貴社の深夜高速バスは公共の交通機関です。
公共施設でのアロマ噴霧の一例ですが、熊谷市役所と同市図書館でも 2016 年夏、「リ
ラクゼーション効果」「利用者の快適性の向上」などの目的で、「100 %天然アロマ」と
される香料が噴霧されていました。

しかし、市が行ったアンケートで「気分が悪くなる」
「気持悪い」等の意見もあり、こうした声に公共施設として配慮し、香料噴霧は中止され
ています。