自律神経失調症の症状一例
慢性的な疲労、だるさ、めまい、偏頭痛、動悸、ほてり、不眠、便秘、 下痢、微熱、耳鳴り、手足のしびれ、口やのどの不快感、頻尿、残尿感、イライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、ゆううつになる、感情の起伏が激しい、あせりを感じる
入院なさっている方の多くが上記のいくつかの症状を訴えます。
これは合成香料だけでなく、身の回りにある様々な化学物質が作用しあって起こします。
しかし、合成香料もその役を担っているのです。
特に最近は柔軟剤だけでなく、更に香りを身にまとうために香料そのものを洗濯物に付ける商品まであります。
その香りが強ければ強いほど空気中に揮発させている化学物質の量が増えるのだということを覚えていてください。
さらに、合成香料の毒性についてまで知る医師はとても少数派です。
そして現在の医療は、対症療法が主となります。
それは原因はそのままに、症状だけを無くそうとする治療法です。
ガンも含め、生活習慣病と言われる病気の原因は必ず身の回りにあります。
そして原因をそのままにし、その症状をなくす為に薬剤を投与すれば、害×害となるわけですから、体がオーバーワークでパンクするのは当然です。
また、治療によって無事完治したとしても、同じ環境で過ごせばまた同じような病気にかかります。
合成香料による被害は体の機能が弱い方が先に受ける
現在最も合成香料による健康被害を受けていると言われますのが赤ちゃんや幼い子供です。
なぜなら、体の機能がまだ弱いため、体に入ってきたそれらの化学物質から害を受けないように防御したり、排出したりする力が弱いからです。
(私たちの体は、ある程度の有害物質が入ってきても尿や便によって排出することで健康を保つことができます)
ですから赤ちゃんや幼い子供は口に出して表現することはできませんが、気分の悪さや頭痛を感じ、またこれは親も気が付きますが、アトピーや喘息、鼻詰まり、便秘(化学物質は腸の動きも悪くします)などにも悩まされ、日中のぐずりや夜泣きの原因となっています。
そこで気を付けて頂きたいのが、病院で入院なさっている方についてです。
病院に入院なさっている方には健康な方はいません。皆何らかの健康的な問題を抱えて入院なさっています。
当然内臓の機能が落ちている方もおられます。
そしてそういった方は赤ちゃんと同じように、もしくはそれ以上に排出能力が低くなっていることがあり、結果的に有害物質を体に溜め込んでしまう=濃度が上がり影響を大きく受けることになるのです。
特に、危篤状態を抜けたばかりであったり、何年か先の未来を考えることが難しい重い病気で入院なさっている方への影響は大きいでしょう。
抗がん剤治療中のがん患者には合成香料はつらく感じている
がん患者がつらいと感じる合成香料
随分以前ですが、抗がん剤治療を受け体力が落ちているがん患者の方が、「シャンプーや柔軟剤などの香りがつらく感じる」と言っておられるのをTVで見たことがあります。
その時はなぜそうおっしゃるのか、香りがなぜ患者を苦しめてしまうのかが分かりませんでした。
ですが前述しましたとおり、合成香料として使用されている多くの刺激成分や発がん性物質などは、大人の健常者の場合はある程度体で処理し、排出することができるのですが、体力も免疫力も落ちている患者にとってそれは非常に難しいこととなります。
健常者にとってはあまり問題にならないレベルの有害性であっても、治療の為大量の、または副作用の強い薬剤を使用されている患者にとっては大問題となるのです。