・ここまでです。
記事中に出てきた植物をご紹介しておきます。
有害な揮発性有機化合物(VOC)を濾過することが確認された観葉植物
基本的には、下のすべての観葉植物に、大気中の有害な揮発性有機化合物(以下、VOC)に対しての除去能力があります。
・ドラセナ
・カクタス ツリー(サボテン)
・ブロメリア(アナナス / グズマニア)
・オリヅルラン
・カネノナルキ
そのうち、「一般的な VOC 8種類のうちの6種類を 80%除去した」 という強力な除去能力を持っていたのが、「ブロメリア」というもので、これはパイナップル科の植物のことで、「アナナス類」とか、あるいは具体的な名称ですと、「グズマニア」という名前でよく売られています。
ショップ系のサイトで検索する場合は「グズマニア」が最適かと思います。
グズマニア(VOC 8種類のうちの6種類を80%除去)
bromeliad-picture・horti.jp
このグズマニアは、街中の店などでは安く売っていることもあるのですが、ネットでは、豪華仕立てのかなり高い値段のものが多いです(このようなものとか)ので、安価なものは地道に探すしかないのかもしれません。
しかし、もうひとつの強力な除去作用能力(アセトンという VOC を 94%除去)を持つ「ドラセナ」は、ものすごく一般的なものです。
ドラセナというのは、熱帯アジア、熱帯アフリカにおよそ 50種類が分布する科で、様々な種類がありまして、「幸福の木」とかいう名前で売られているものもあります。下のはすべてドラセナです。
dracaena-pics・biz-hana.com 、bloom-s.co.jp 、 ris-gardening.com
これは、比較的安価に購入できるもので、「ドラセナ」で検索すれば、楽天でも Amazon でもヤフオクでも数多く表示されます。
100円ショップなどでも売っていて、私の家にも何年も前に 100円ショップで買って、今では大きく育ったドラセナがいくつかあります(置き場に困りつつあります)。
それにしても、現実として、病院やネイルサロンやパチンコ屋にまで置かれているような、こんなに一般的な観葉植物が、実際に「アセトンを 94%除去している」というのは、置いてあることが単に「観葉」だけではなく、「効能」もあるということになりそうです。
その他の、オリヅルラン、カネノナルキというのは、それぞれ下のようなもので、オリヅルランは、いろいろな庭で見かけるものですが、せっかくなら、屋内に置いたほうが良さそうです。
オリヅルラン
Spider-Plant・オリヅルラン
カネノナルキ
Jade-Plant・kamezo.cc
「カクタス・ツリー」というのは、私にはわからないものでしたが、カクタスはサボテンのことですので、サボテン類の観葉植物ではないかとは思います。あるいは、サボテン類全般に大気汚染の除去能力があるのかもしれません。
ちなみに、上に出てきた植物たちの特徴として、「育てるのがとても楽」ということです。
忘れた頃に水をやる程度で十分で、あまりにも暗いところではダメですけれど、ある程度日光が当たるところで、たまーにケアしていれば、枯れるということはまずないと思います。
これらの観葉植物が枯れる原因で最も多いのが「水のやり過ぎ」です。冬などは、「水をやることをすっかり忘れていた」くらいでも大丈夫な気がします。本当に強いです。
アレルギー関係の話ついでに「 OPC 」について
今回のような話題に興味を持ったのは、私は以前はアレルギーなどなかったのですが、今年の春に、おそらくはカビかダニ系のアレルギーになったことがあります。それで結構な症状に悩まされまして、それまで花粉症的なアレルギーを軽く見ていましたけれど、その時に初めて、
「アレルギーってつっらーい」
と知りまして、それ以来、アレルギー関係に興味を持つようになり、今回もこのような記事を書いた次第です。
ちなみに、以前も書きましたが、私自身は、このアレルギーに対して「 OPC 」というサプリメントを飲むことで(本当にそれだけが改善した原因だったかどうかはわからないですが)今はまったくアレルギーはありません。
もともとは、アメリカの栄養学ジャーナリストのジーン・カーパーさんという方の書いた『奇跡の食品』という本で OPC というものを知ったのですが、その時にちょうど、自分がアレルギーになっていたこともあり、そこに記されていたフランスの医師であるマスケリエ博士の「トゥルーOPC」というものを買って試してみたのでした。
そんなにお安くはないですし、特にお勧めするわけではないですけれど、私自身はアレルギーに対して比較的即効性を感じたものです。その『奇跡の食品』の中で私が購入に至ったフレーズを抜粋しておきます。
ジーン・カーパー『奇跡の食品』 血管の修理人 ぶどうの種のOPCより
ヨーロッパで行われた複数の研究は、OPC がヒスタミンの放出を抑えることを明らかにしている。 OPC は抗ヒスタミン薬として作用するわけで、それは花粉症やアレルギー性鼻炎で苦しんでいる人にとっては朗報となるはずである。
実際、大きなサプリメント会社の新製品部門の長であるマリアン・ホルタン・ジャンセンは、13年続いてきた花粉症がわずか三日で止まったときにはびっくりしてしまった。彼女は OPC がアレルギーを和らげるということは聞いていたが、信じていなかったのだ。
「私はそれを無視しました。私は生まれながらの懐疑主義者なんです。」と、彼女はいう。しかし、フランスのオンドトゥロン(現在の製品名はジャック・マスケリエのトゥルーOPC)の科学的証明を詳しく調べ直して抗ヒスタミン物質としての効果を確かめた論文を読み、いいわ、試してみましょう、と思った。
「私はあらゆる種類の医師の処方する薬を摂っていました。テルフェナジン(抗アレルギー薬)を含めて。飲むと、ぼんやりしてきて、頭が半分も働かなくなる感じになるものばかりでした。」
彼女は、マスケリエ博士の OPC を、フランスで抗ヒスタミン薬として勧められている量である一日 300ミリグラム摂った。
「三日のうちに最悪のケースだった鼻づまり、涙目、ちくちくする咽喉の症状が消えて、私はただ驚いています。」彼女は現在も OPC を毎日 150ミリグラム摂っていて、「最悪のアレルギー・シーズンでも症状がぶり返すことはまったくありません」という。
というわけで、アレルギーつながりで、いろいろと書いてしまいましたが、今後も、環境も大気もそれほど良くなっていくとも思えないですし、部屋の空気が観葉植物を置くだけで良くなるなら、それに越したことはないかなとは思います。
http://getnews.jp/archives/359335
制汗剤や冷却スプレーに…クールビズの陰で問題になっている「化学物質過敏症」って?
DATE:2013.06.12 22:45 グリッティ
今年は初めて環境省が「女性向けクールビズ」を呼びかけましたよね。
空気を通しやすい涼しげな服装の推奨はわかるとして、「涼しげに見えるメイク術」のおすすめもあったりと、「えっ、そこは自由にやらせてよ」と思う箇所もありました(笑)。
また、制汗剤や冷却スプレー、香り付きの柔軟剤の推奨など、服装以外のアイテムを上手に利用して「清涼感を得ましょう」という提案でした。
ところが、化学物質による健康被害問題に取り組む3つの市民団体が、「制汗剤などの使用が増えると職場や通勤電車内で、化学物質過敏症などにより体調を崩す人が増える恐れがある」と、推奨撤回を求めたのです。
それを受け、環境省は6月11日までに、香料が含まれる制汗剤や柔軟剤の使用呼びかけを中止しました。
■「化学物質過敏症」って一体どんな症状?
症状は人により異なりますが、「化学物質」と称されるものに対して過敏に反応し、のどや鼻の粘膜への刺激、息切れ(呼吸困難)など、呼吸器系への悪影響が多く見られるのが特徴とのこと。
呼吸器系以外にも吐き気、動悸、頭痛なども起こるのだとか。なんと、これらが一度に出る場合もあるんですって!
■「化学物質過敏症」の人が気をつけるべき場所
じつは私、この症状が…あるんですよ! 煙草の煙をはじめ、百貨店やドラッグストア、DIYショップなどに入るだけで、途端に発作のような咳がでるんですよね~。
私の場合は、その場を離れてしばらく経てば、咳は治まるのですが、結構深刻な症状を引き起こしてしまう人も多いので、いくらクールビズとはいえ、制汗剤や冷却スプレーの多用はやはり問題視されて当然かもしれません。
清涼感を求めるならば、オーガニック系・天然素材系のデオドラント剤もたくさんありますので、それらを上手に利用するのをおすすめします☆
私が愛用しているのは「erbaviva(エルバビーバ)」のジャスミン&グレープフルーツのアロマ『JASボディスプレー』。
さわやかに香って、すっきりした気分になれますよ♪
photo by Thinkstock/Getty Images
(ガールズウォッチャー/福島はるみ)
runより:観葉植物は肥料農薬でダメ、アセトンは有機溶剤なのでこの方法にも欠点があります。