57:電波ばく露による生物学的影響に関する評価試験及び調査 | 化学物質過敏症 runのブログ

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8. 統計処理
各検査項目(一般状態を除く)について、対照群と各照射群との間の統計学的な有意差検定を行い、危険率5%(P<0.05)または1%(P<0.01)のレベルで判定した。

両側、片側の区別のある検定はいずれも片側で判定した。
8.1 0512A、0512B、0512Cおよび0512Dのロット間の比較
0512A、0512B、0512Cおよび0512D間におけるロットの違いによる差を確認する目的で、0512A、0512B、0512Cおよび0512Dロットそれぞれの第1群間における妊娠ラットの体重、摂餌量、妊娠黄体数、生存胎児数および生存胎児体重について、F検定を用い、等分散の場合はStudentのt-検定を行い、等分散でない場合にはWelchの方法による検定を行った。
以下の統計は0512A、0512B、0512Cおよび0512Dロットそれぞれについて行い、さらに全てを合わせたデータについても行った。

なお、胎児の項目については1腹を標本単位として処理した。
8.2 妊娠ラットの体重、摂餌量、妊娠黄体数、着床痕数、生存胎児数、生存胎児体重および生存胎児胎盤重量1、2群間の平均値の差の検定について、F検定(P<0.025)を用い、等分散の場合はStudentのt検定を用い、そうでない場合はAspin-Welch検定を行った。

2、3、4群間については、5%有意水準でBartlett法による等分散検定を行った。

等分散の場合は、一元配置分散分析を行い、群間に有意性が認められた場合は、パラメトリックのDunnett法による検定を行い、不等分散の場合は、Kruskal-Wallis順位検定を行い、群間に有意性が認められた場合、ノンパラメトリックのDunnett法による検定を行った。
8.3 妊娠ラットの肉眼的病理学検査結果
妊娠ラットの肉眼的病理学検査の発生頻度の差の検定については、Fisherの直接確率検定を行った。

程度のある病変はみられなかったためMann-Whitney検定は行わなかった。
8.4 胚・胎児死亡率、生存胎児外表異常率および生存胎児性比
1、2群間の平均値の差の検定について、F検定(P<0.025)を用い、等分散の場合はStudentのt検定を用い、そうでない場合はAspin-Welch検定を行った。

2、3、4群間については、Kruskal-Wallis順位検定を行い、群間に有意性が認められた場合、ノンパラメトリックのDunnett法による検定を行った。

8.5 内臓検査および骨格検査
頸椎椎体及びその椎弓の骨化数、尾椎椎体及びその椎弓の骨化数については、1、2群間の平均値の差の検定について、F検定(P<0.025)を用い、等分散の場合はStudentのt検定を用い、そうでない場合はAspin-Welch検定を行った。

2、3、4群間については、5%有意水準でBartlett法による等分散検定を行った。

等分散の場合は、一元配置分散分析を行い、群間に有意性が認められた場合は、パラメトリックのDunnett法による検定を行い、不等分散の場合は、Kruskal-Wallis順位検定を行い、群間に有意性が認められた場合、ノンパラメトリックのDunnett法による検定を行った。
内臓及び骨格異常(変異)率、骨化進行度については、1、2群間の平均値の差の検定について、F検定(P<0.025)を用い、等分散の場合はStudentのt検定を用い、そうでない場合はAspin-Welch検定を行った。

2、3、4群間については、Kruskal-Wallis順位検定を行い、群間に有意性が認められた場合、ノンパラメトリックのDunnett法による検定を行った。